メンバー:NI KK
コース:土樽~長釣尾根~日白山~タカマタギ~棒立山
レポート:KK
思い出を探る山旅
|
時を経て |
今回と同じ周回コースをNIさんと残雪期に歩いた。私の記憶は定かでないが、NIさんはよく覚えていた。あの頃は何を考えながら雪を踏みしめていたのだろう。
毛渡沢林道入り口は賑わっていた。西ゼンを滑る登山者が、車を回している様子。仕方なく橋の向こうに車を駐車させた。出発の準備をしている間に、周りは明るくなってきていた。夜明けが早くなった。
平坦に近い道は杉林に囲まれ、枝から落ちた雪がアップダウンを作っていて歩きづらい。沢がいったん開ける場所で、仙ノ倉山に朝日が当たっているのが見えた。今日も頑張ろう。群大ヒュッテまで1時間半。小屋裏から長釣尾根に取りつく。日白山へ続く尾根は長く、くねるように延びている。仙ノ倉山北尾根、西ゼン、万太郎山などを左手に、小松沢を挟んで右手にはタカマタギの稜線。疲れを癒してくれる。休み休み尾根に飛び出る
先週同様無風快晴。一路日白山へ。山頂に一番乗り。東谷山から登山者がこちらに向かっている。我々はシールを着けたまま山頂を後にする。やはり下りは早く、日白山がどんどん離れていく。スキーの機動力のなせる業だ。三俣側の斜面は緩やかで、いつかブナの根元に泊まりたいものだと思う。タカマタギのピークは遠く、なかなか到着しなかった。
ようやく辿り着いた山頂、昨年夏TM師匠と鉱山を探しに藪を漕いだことが蘇る。殆ど病気でしたね。山頂からの下りは急で、慎重に滑った。毛渡沢の向こうに谷川連峰が連なっている。そして、前方には巻機山を始めとする上越国境の山。ありきたりだが、素晴らしい景色である。
下り気味尾根を降りていくと、最終ピークの棒立山だ。ここからシールを剥がして滑りに入る。出だしは急斜面だが、軽い雪が残っていて滑りやすかった。尾根左側を滑って標高を下げる。途中から緩やかな沢に入り、送電線をくぐって林道に合流した。西ゼン組が続々を降りてきていた。
十数年前の思い出は、彼方に行ってしまったが、新たな思い出が胸に残った。
|
出発 |
|
朝日に輝く仙ノ倉山 |
|
万太郎山 |
|
群大ヒュッテ |
|
長釣尾根に上がる |
|
西ゼンは賑わっているようだ |
|
登ってきました |
|
長釣尾根は気持ち良い |
|
しかし長い |
|
仙ノ倉山北尾根 |
|
雪庇を越えて |
|
日白山を後に |
|
一部ガリ |
|
タカマタギを後に |
|
棒立山 |
|
辛さが刺激的 |
0 件のコメント:
コメントを投稿