2018/07/29

梅雨明け十日の飛騨山脈

今年は異例の早さで梅雨明け発表となるも、しばらくは戻り梅雨と大雨。しかし大雨が過ぎると本格的な梅雨明けに。
近年は実感を伴わなかった梅雨明け十日という言葉も、今年はその意味を嫌というほど味わうことに。とにかく好天続き、そして酷暑。この世で最もうまい飲み物はビールではなく水だった。

山スキーの下見を兼ねて黒部源流周辺を歩き回る。薬師岳や水晶岳のカールは間近で見るほどに滑りたくなってくる。高天原での雪見露天風呂も必須。飛騨沢はラッセルの時期に喘ぎに来ねば。

双六小屋の奥に鷲羽岳

樅沢岳より槍方面


双六岳の稜線より

ワリモ岳から鷲羽岳を振り返る


水晶岳から赤牛岳へ

赤牛岳から読売新道を下る

奥黒部ヒュッテから平の渡し間


五色ヶ原から

越中沢岳あたりから


岩苔小谷

高天原温泉。
露天に浸かり熱くなったら目の前の温泉沢に飛び込む。
熱が冷めたら沢風に吹かれて自然乾燥。

高天原より

雲ノ平から薬師岳

黒部源流、鷲羽、ワリモ

黒部源流から鷲羽


槍ヶ岳山荘あたり。ここで会っても…




飛騨沢はラッセルしに来るべき

2018/07/21

2018.7.14~15 越後三山縦走

メンバー:CH ゲスト1名
コースタイム:越後三山森林公園4:20-十二平5:15-10:30駒ケ岳10:50
        -15:30中ノ岳避難小屋 泊
        中ノ岳避難小屋4:00-御月山5:50-五竜岳11:50
        -入道岳12:50-14:15千本檜小屋14:55-大倉口18:20

3年くらい前からずっとやってみたかった越後三山縦走に挑戦。感想を一言で言うと、
思ってたよりずっと辛かった…

まずは十二平からグシガハナ、駒ケ岳を目指す。
そこまでは先月KKさんと下見した道。迷ったりすることなく辿りついた。
途中通行止めの看板や残雪等もあるので初見だったらたぶんビビってただろう。下見に付き合ってくれたKKさんに感謝。

グシガハナまでの道のりはやはり険しかった。先月に比べ草木や笹が大分成長しており、かき分けながら進んだ。グシガハナに着いた頃には朝露で全身びちゃびちゃだった。


グシガハナ
駒ケ岳山頂で少し休憩し、中ノ岳を目指した。
KKさんいわく「駒から中ノ岳の道はグシガハナに比べればすっけ大したことねぇよ~」という感じらしいが、真っ赤なウソだった。
大小のアップダウンが続き、道も悪い。そして中ノ岳はでかい。超人の言葉を凡人が鵜呑みにしてはいけないと学んだ。
途中刈払いのおじさんに励まされ、なんとか中ノ岳避難小屋に到着。

小屋はほぼ満員状態。ゲストさんが事前に荷揚げしてくれた水6リットルが無事小屋に置かれていた。これがなかったらここまでこれなかっただろう。本当にありがとう。
夕方には中ノ岳名物(?)きれいな夕日を見ることができた。
いや~~本当にきれい!

八海山と夕日

駒ケ岳
2日目、行程が長いため日の出前に出発。まずは御月山を目指した。
進んでいくと徐々に「これは道なのか…?」という様相になっていく。藪はもちろんのこと、土砂崩れ跡らしきところやガリガリの雪渓もあり、なかなかスリリングだった。

御月山からはアップダウンを繰り返しながらオカメノゾキへ下って行く。とにかく藪がひどい。
オカメノゾキに着く頃には気温もグッと上がり、そこからは暑さと急登との戦いになった。
KKさんと私の父は若かりし頃、越後三山を1日で縦走したらしいが一体どうやったらそんなことができるのだろう。信じられない。そんなことを考えながら歩いた。

御月山~オカメノゾキ 辛い!
入道岳を越える頃には私はもうバテバテ。
一刻も早く千本檜小屋で冷た~い飲み物を!
その強い思いだけで私は動いていた。

やはり冷たい飲み物は偉大だった。
放っておくと何時間でも休憩してしまいそうなくらい居心地が良くて、そして疲れ果てていたが、なんとか立ちあがって大倉口に下山。
ようやく憧れの越後三山縦走ができて大満足の2日間だった。




2018/07/16

2018.7.15 毛猛 こったが山

メンバー:KK TM(みちぐさH)
コース:こったが沢~旧徒歩道~こったが山~こったが沢
タイム:駐車場5:15~こったが沢5:30~尾根取付6:30~廃墟10:30~
            沢出合13:20~駐車場15:30

こったが山山頂下の遺跡

君は「こったが山」を知っているか。かつて、この山から鉱石を掘り、鉄塔を立て、ケーブルで大白川の駅まで運んだという。人はここまでやれるものなのか。今は廃墟となった建築物が山頂直下にあり、国道からも見ることができる。行かねばらない、とTMさんの鼻息は荒い。超藪漕ぎ必至。果たして我々は辿り着くことができるのであろうか。

昨年は8月に挑戦。車から降りた途端にメジロアブの攻撃に遭い、更に沢を間違え、藪尾根を下降、敢え無く撤退した。今日こそは!と意気込んだものの、出だしからアクシデントにあい、時間が過ぎていった。やっと徒歩道のあった尾根に取り付く。出だしこそブナの林を快適に抜けたものの、毛猛山塊の恐るべき藪は、道など跡形もなく消し去り、あとはひたすら藪漕ぎとなった。

前日から気合入れまくりのTMさん、前夜祭がきき過ぎたか凄い汗。早くも脱水症状。しかし、藪は手を緩めることなく覆いかぶさってくる。とその時。お~!!!いきなり目の前に鉄塔の残骸。感激!こんなところに。感動した後は、またひたすら藪だ。土崩山からの尾根に乗り上げ、少し下り、ブナが広がる斜面で休憩。下山はここを下ることにした。

樹間から見え隠れする廃墟の壁を目指し、更に苦闘は続く。細い尾根を過ぎたその時、お~!!!「WC」が目の前に。到着したのだ。便器健在。まだ十分使用可能。ちょっと怖いけど。藪を掻き分けると、大きな建物の跡。国道から見える壁はこれだ。細尾根を登りきると、山を深く断ち割った谷が現われた。ここを掘ったに違いない。う~ん凄すぎる。こんなところで当時の人は働いていたのだ。働いていた人に、話をぜひ聞いてみたいと思った。

TMさん、念願が叶い、満足げだ。この時の為に背負ってきたお神酒を頂き、感慨に耽る。しかし、いつまでもそうもしていられない。下山しなくてはいけない。登ってきた藪尾根の下降は、疲れた体にじわじわと攻撃をかける。目安にしていたブナの尾根は下まで続いていて、トラバース気味に沢を目指す。沢音が近づいたと思ったら、本流に出た。TMさん、感動のあまり溜りに浸かる。

緩やかに流れる沢をおしゃべりをしながら下降。瀞やちょっと深い釜を、はしゃぎながら泳ぐTMさん。水が大好きなのだそうだ。楽しい時間は、あっという間に過ぎて吊橋へ。感動の連続だった夏の山行が終わった。





まずはこったが沢へ下降








メローな沢を進む








いよいよ藪へ突入








時に癒し系のブナ林







出た!
鉄塔の遭遇







鉄塔の上に登ったらもう2つ見つかった








こったが山全景
右中段辺りに建物あり







藪の中の休憩
汗が止まらない







きた~!
「WC」のペンキ







便器1








便器2








下から見える建物の壁








断ち割られた山






盛夏
浅草岳








沢下降








充実の一日だった

2018/07/02

2018.7.1 苗場山【清掃登山】

メンバー:会員9名、一般9名
コース:小赤沢往復13名、祓川往復5名

ついに清掃登山本番です。
昨年、一昨年と2年連続で雨天中止となっていましたが、今年はようやくの晴れ。よかったよかった。 

前日の雨で小赤沢の道はかなりドロドロになっているのではと心配されましたが、そこまで靴も汚れることなく歩けました。
坪場までは林道の日蔭の中を歩き、やはり下界と比べると山は涼しいなぁと実感。

八合目最後の登りをひと踏ん張りし、坪場に出たときの感動!
これがやはり小赤沢コースの醍醐味ですよね。
そこから山頂までは木道の上をおしゃべりしながら歩き、山頂ヒュッテに到着。
祓川チームも合流し、ご飯を食べて下山しました。

やっぱり苗場はいいなぁ~

坪場に到着!ここの達成感はんぱない

ザ!苗場


ザ!苗場②

チーム山ガールも参戦!

ワタスゲ~
残雪も少し
徐々に雲行きがあやしく。早く下山するぞー!