2016/05/31

2016.5.28-29 八ケ岳 編笠山~権現岳

メンバー:SH TT CH MW(記)

5/28 8:30 観音平登山口発  9:30 雲海展望台
10:20 押手川分岐  11:45 編笠山  12:40 青年小屋
その後西岳往復

5/29 7:00 行動開始  8:30 権現岳  9:30 三つ頭
10:45 木戸口公園  12:35 観音平登山口着

おだまき山の会36期初の会山行。
近くていい山がたくさんある我が会としては珍しい、八ケ岳へ。
超ベテラン、中堅に片足を突っ込んだレベル、そして「ぴちぴち」の混合パーティーが観音平で落ち合う。
駐車場に停めきらない車が車道脇にずらりと並んでおり、人気のほどがうかがえる。
そして驚くべきは、登山者の年齢層。
普段の山行では、人に出会うことも少なく、出会ってもベテラン層の年代の方がほとんどだが、今回は20~30代の姿がとても多かった。
さすが八ケ岳。

重いザックに足取りも怪しくなりそうだったが、ぴちぴちの二人は楽々登っていく。
 
 歩き始めて3時間とちょっと、編笠山の山頂。28日は雲優勢で、なかなか展望はパーフェクトとはいかず、ガスの切れ間から中央アルプスを望む。ここまでくれば、青年小屋まで下るだけ!
 
 編笠からの下り、樹林帯を抜けて小屋が見えてくる。長い行程ではないにしても今日の寝る所が近づいてくるのは嬉しい。・・・到着のビールが飲めるし。
 
 青年小屋テント場には色とりどりの少人数用テントがたくさん。おだまきのテントは2番目に大きかった。アライのテントがダントツの人気のよう。
幕営が終わり、ひとまず乾杯。1日冷凍庫に入れ、タオルに包んで担いできたビールはちょうどいい温度♪
さてここで今日は終わりかなと思ったけれど、計画書通り西岳の往復に出かけることになる。空身でおしゃべりしながら、苔の話やジブリの話、他の会員の話などで盛り上がりながらお散歩気分を満喫する。
 
 4時半くらいにテントに戻り、本格的に飲み食いが始まった、その時。
この日誕生日だった私のためにと、山行部長がフルボトルのスパークリングワインを出してくれた!!重いザックはテントのせいだけではなかったのね…と、涙が出そうになるのを何とか堪える。
「マドンナにマドンナ(銘柄)を。」と言われ、その気になりそうになるのも何とか堪える。
食糧を担当してくれたTちゃんCちゃんのザックからもおいしそうな、そして重そうな食べ物がどんどん出てくる。背負ってくるの、大変だったねー💦💦
どうもありがとうございます!
 
 いろんなトッピングを考えてくれた、カレーバイキング。
 
 山行部長、酔っ払いに襲われる!ではありません。
Tちゃんの椅子にしようと持ち上げた石を運んでいるところ。カメラを向けられ、瞬時にこのパフォーマンスができる部長は、あらゆる面でベテランです。
 ビール、ワイン、上善如水、モヒート、ウイスキー。みんなそれぞれに飲み、気持ちのいい夕暮れ。「ほとんどオヤジ。」と言われながら、誕生日を至福の中で過ごす。眠くなれば残照を求めて移動し、夢を見て、日が陰り目が覚めてテントに潜り込む。

寒くてあまり眠れなかったというTちゃん、Cちゃんには申し訳ないくらいに熟睡し5時に起床。快晴の朝を迎え、夜間一度でも星空を眺めることのなかったことを悔やんだ。

7時行動開始し、権現岳へと向かう。途中の鎖場、変化があって楽しい。

遠くから見ると、十日町ではお馴染みの「ネージュ君」の頭のような山容の権現岳山頂部。

ネージュ君の頭に到達したTちゃん。

ヤマケイの特集になりそうな雰囲気のCちゃん。

権現を下り、背後に赤岳。
 
 最高のお天気で、駆け出したくなるような気持ちのいいカラマツ林を抜けるとじきに登山口に帰ってくる。
毎度のことながら(?)山行記録というより宴会記録のようになってしまいました。
初めて一緒に泊まり山行をする中で、たくさんおしゃべりしてたくさん笑って、ずいぶん仲良くなれたような気がします。
山も仲間も最高!

2016/05/29

2016.5.29 大源太山周回

メンバー:TH KK TM(ゲスト)
コース   :大源太山~七ツ小屋山~シシゴヤノ頭
タイム   :登山口5:40~7:30大源太山8:00~七ツ小屋山9:00~分岐9:30~9:30蓬ヒュッテ10:40~シシゴヤノ頭11:20~分岐12:40~登山口12:50

巡る季節は早い。雪の季節は遠くに去り、草いきれの越後の夏がやって来た。やっと田植えも終わり、畔も刈ったので今日は山だ。

TMさんの計画で大源太山から七ツ小屋山~シシゴヤノ頭~謙信ゆかりの道の周回に向かう。登山口には思った以上の車。結局下山時には20台になっていたはずだ。朝の空気は澄み、快適に歩いたが、北沢の渡渉地点から始まる急登で汗だくに。あれやこれやの世間話をしていると視界が徐々に開けてきた。思っていたほど気温は上がらず、気持ちのいい風が体を通り過ぎていく。

森林限界を過ぎた辺りで展望全開。大気は澄み渡り、越後、上越の峰がくっきりと見える。今日はいい日だ。山頂でゆっくりと休憩。虫もいなくて快適だ。重い腰を上げ、山頂直下の急傾斜を下る。鎖、ロープを頼りに降りる。下りると登らなくてはいけない。登山道の脇の花々。イワカガミ、シラネアオイ、THさんの代名詞ツバメオモトが疲れた体を癒してくれる。

七ツ小屋山のピークを踏み、謙信ゆかりの道の分岐を一旦通り過ぎ、蓬ヒュッテまで足を延ばして大休止。TMさん持参の「もつ煮」をいただく。大勢で囲む「豆腐入りもつ煮」は最高だ。しょっぱめの残り汁にラーメンをいれてお腹を膨らませた。血流が悪くなり、超重い足を引きずって分岐へ。後は下るだけだ。シシゴヤノ頭から振り返ると蓬ヒュッテの屋根が垣間見えた。そして頭の稜線下には冬スキーで訪れる斜面が深い緑に覆われていた。

九十九折れの登山道を下っていけば気温は上がり、風も弱くなって汗がだらだらだ。途中「名水」を口に含み、最後の頑張りだ。沢の音が大きくなる頃登山道に合流。深い森の中、キツツキのドラミングを聞きながら登山口に着いた。大満足の一日になった。






登山道から万太郎山が顔を出す












山並みの向こうに妙高、火打が。
火打山はまだ白い











大源太山山頂
虫もいなく快適だった












山頂からの急な下り
慎重に行こう











鞍部から振り返る
立派な山だ










ツバメオモト
そっと登山道脇に咲いていた











TMさんの青春時代がぎっしり詰まった清水峠
一体どんな物語が













ちょっと蓬峠に寄り道











TMさん定番
今日は谷川岳のもつ煮











シシゴヤノ頭へ向かう













まさにマッターホルンである











蓬峠遠景
手前は冬のゲレンデ











今日の限定麺
「冷やしラーメン」
熱をもった身体が心地よく冷えていく
レモンが良いアクセント
旨い!

2016/05/22

2016.5.21 未丈ケ岳

メンバー:TT、TH、TM(元会員)

コースタイム: 6:50 泣沢登山口P 8:00 三ツ又口  9:05 974m地点  11:15 山頂 12:40下山開始 14:00 974m地点 15:00三ツ又口 16:00泣沢登山口着


TTさんに誘われて、思いがけず私ととっては15年以上振りの未丈ケ岳登山となった。ただ、気がかりなのはいくら小雪だったとはいえ、尾根道にたどり着くまでに3つある沢の状態がどの程度なのかわからず、行く気満々のTMさんとは違い、まぁ、無理そうだったらさっさと引き返そうと行く前から何度か口にしていた自分。

天気は今日も晴れ。泣沢の登山口には私たちのみ。TMさんと私はゴム長靴で出発。すぐに1番目の小さい沢を渡渉。しだいに沢沿いをへつるように細い登山道となったり、雑木林の中を進んだり。心配した残り2つの沢はここ数日天気が安定していたこともあり、流れは穏やかで水量もそれほど多くはなく、特に3つ目の一番大きな沢は緊張したが、何とかみんなで無事に渡渉。あとは尾根道を進み、高度を上げていくのみ。途中から荒沢岳、越後三山の頭が見え始め、励まされて登る。

松ノ木ダオからの長い登りはちょっと辛いが、1204メートル地点であろうと思われる場所から山頂が見えるともう少しだ!と元気が出てくる。このあたりから残雪もちらほら見られ、カタクリ、キクザキイチゲ、タムシバなどの花を多く見ることができた。

最後の急な登りを終えると山頂手前の草原は一面たっぷりの雪に覆われていた。山頂からの眺めは360度の眺望。ここで久し振りに1時間以上もゆっくりと過ごし、来た道を戻る。沢の水量も朝と変わらず。一番難所の沢はをTTさんはサンダルに履き替えて渡渉。私はここに置いていったゴム長靴に履き替えての渡渉。こうして無事、登山口に到着。

昨秋、刈り払いしたらしく、登山道は非常に歩きやすく、作業の方々に感謝です!三ツ又口から974メートルまでの登山道の雰囲気がよく、どこを写真に撮ってもいい感じです。周辺の名だたる山々を一望するにはとてもロケーションのいいいい山です。


 シャッターを開けてこの広場に駐車する。周囲は新緑。


 数メートル降りて最初の小さな沢を渡る。


 2つ目の沢はこの丸太を渡った。


 下は沢。細い登山道をへつりながら進む。トラロープのあるところも。


 3つ目の沢。ここが一番川幅が広く、濡れないように、滑らないように、と緊張!
ちなみにこの沢の両側には鎖がついていて安心。


 4つ目の沢にはこのような橋が架かっていて安心でした。これで沢は終了。


 眺めのよい歩きやすい尾根道を進み、高度を上げていきます。


 山つつじが丁度見ごろでたくさん咲いていました。


 974メートルのピーク。荒沢岳などがよく見え、気分がいい。


 たぶん、ここらへんが1204メートル地点でしょう。
山頂もここからはよく見えます。


 登ってきた道を振り返ってみたところです。けっこう険しい感じ。


 山頂です。標高がそれほど高いない割に時間はかかりました。


 山頂直下の広い雪原。気持ちがいいです。


下山途中から遠くになった山頂を見る。

2016/05/18

2016.5.15 丹沢 河内川水系 ボウズクリの沢

メンバー:MW 他5名

標高差:約600m 
登攀可能な滝は少なく、巻きのルートファインディングや緊張を強いられるトラバースが核心。

9:00 棚沢山荘キャンプ場跡地発
14:00 番ケ平東の稜線
16:00 下山

「ボウズクリの沢」。その昔、お坊さんたちが滝に打たれてここで修行した、
「坊主作り」から変化した沢名である、とか。
久し振りのメンバーさん達と集まり、総勢6名での沢登り。

車から降り、すぐに河内川に架かる吊り橋を渡る。

キャンプ場跡地を歩き、10分ほどでボウズクリの滝に着く。前衛5mは水流左を登り、20mは左のリッジ状部から巻きに入る。灌木の根を手掛かりにするが、足元が崩れやすく、傾斜も強いので念のためにロープを使用。

ボウズクリの滝の上部。

ボウズクリの滝の後にも登れない滝が連続し、右岸からまとめて巻く。落ち葉と柔らかい土の急斜面トラバースが怖い。フィックスしてくれたロープにセルフを取りながら行くが、絶対滑りたくない!
貴重な登れる滝は、なるべく濡れないようにしたかったが、水流中にいいホールドがないか探してるうちに結局全身濡れる。ちょっと寒い(>_<)

動物の骨やヘビ、カワガラスに出会いながらゴーロ帯を歩くと、垂直に近い滝が現れ、その度にえっちらおっちら高巻きを。



11m滝 右岸側、灌木の中に水流へ向けてバンドがあったが、水流近くで不明瞭になっており、ホールドも見当たらないのでトポ通りガレ場を巻く。
最後はゴーロを詰め、番ケ平東側の稜線に出る。GPSに頼りながら不動山の登山道を探し、車に戻る。
よく晴れた、沢日和の一日で木漏れ日が本当に気持ちよかった。
雪とはしばらく離ればなれになるけれど、気力体力の維持に努めて、沢のシーズンも楽しみたいと思う。

2016/05/11

2016.5.8 巻機山

メンバー:SH、CH、TH

コースタイム:6:45桜坂登山口発  10:40山頂  11:20下山開始 
        14:30登山口


いつも通勤途中から眺めている巻機山は私にとっては地元の山。ほぼ毎年のように登っている山に今日は山仲間女性3人で行ってきた。遠くから眺めても雪はまだらであるが、果たして実際はどうなのだろうか。


桜坂駐車場駐車場には県外ナンバーが多い。ざっと15台くらい。早速、支度をして新緑の登山口を出発する。高度が上がるにつれて周囲の山々が見えてくる。今日は春霞もなくっきりとよく見える。5合目周辺まで芽吹きが始まっていたが、6合目手前からは登山道に残雪もたまに出始め、このあたりは木々の芽吹きもまだであった。残雪はニセ巻から避難小屋までと山頂までにあるのみ。

ちょうど雲がかかっていて山頂はちょっと肌寒かったが、昼食タイムをゆっくりとって、あとは暑くもなく寒くもない天候の中、ずっとおしゃべりしながらくだってきた。

 桜坂登山口

5合目から山頂方面を見るが雪はとても少ない


6合目に向かう途中に時々雪あり。
下山時には登山道は雪解け水で小さな川となった。


6合目から見た天狗岩と割引岳

青空に白いタムシバが映える

ニセ巻からみた山頂

避難小屋。周囲は雪に覆われているが、例年よりかなり少ない雪。

山頂からの牛ケ岳

5合目に向かう

5合目付近のブナの芽吹き