2011/05/22

2011.05.18~19 鍋倉山ブナ林泊

メンバー:MU なおちゃん

コースタイム:《5/18》 7:20 十日町発  8:40 チェーン脱着場着  11:45 山頂
              13:00 幕営

        《5/19》 5:00 起床  8:00 下山開始  10:00 車着~野沢温泉
             入浴後帰宅


山に登ってみたいという友人、なおちゃんが東京から遊びにくることになり、新緑と残雪のブナ林を見てもらいたく、計画した。

今シーズンも何度も入った山であり、行程も短いことからテント泊も可能と思い、半日で行って来られる山に泊まるという贅沢な山行となった。

除雪は進んでいるものの、関田峠まで開通するのは5/27からとの看板表記。チェーン脱着場まで車が入る。850m付近からの登山開始となる。

1日目、天気は快晴。爽やかな空気で暑くなり過ぎることもなく快適に歩く。














沢沿いを歩き、適当な所で尾根に上がる。
峠から黒倉山へのスカイラインが青空にくっきりと境を作る。

緑色の濃淡の変化を感じながらゆっくりと歩き、山頂に到着。















 会員のTKさんから借りたソリで遊んだりしながら、テン場まで戻る。


ブナに囲まれた平らな場所が本日の寝床。こんな贅沢…。
































夕方4時位から焚き火も始め、9時過ぎまで外で過ごすことができた。
じきに満月が木々の間から登り始める。
月明かりに浮かぶ木立、雪面にできた木々の影。本当に美しかった。

言葉少なに火を見つめ、ずっとずっと昔から紡ぎ続けられている時間に思いを馳せる。
なんという詩的な時間!















翌朝は鳥のさえずりで目覚め、しばし散歩。

































朝食はサンドイッチとコーヒー、バナナ。















8時ころから下山を始める。心なしか、前日より少し緑が進んだ気がした。
2日目は気温もぐんぐん上がり、下山にも関わらず、汗だくになった。
ぴったり車の所に降りてきて無事山行終了。


















































下山後、野沢温泉に入り、その後は山菜採り…と1泊2日を思い切り遊びきった感じがした。
なおちゃんも、とても楽しんでくれた様子。
山装備を揃えると意気込んでおられます。
また行こうね。最高に気持ちいいことしに(^_^)

2011.05.15 浅草岳

メンバー:JYさん TU MU

コースタイム:4:50 十日町発  7:00 駐車スペース(入叶津登山口手前1km)
        9:10 沼ノ平  11:00 小三本沢渡り返し
        11:50 夏道尾根  13;20 1350m地点 引き返し
        14:45 平石山  16:50 駐車スペース着



残雪と新緑を期待して浅草岳へ。おだまきでの初山行となるJYさんも多忙な中を縫って参加される。
前夜、会員との飲み会がありTU/MUはアルコールの抜けない状態でのスタートとなった。
しかし、申し分ない天気と景色の素晴らしさに、だんだんと頭も体も目覚めてくる。

沼ノ平へは岩伝いに徒渉する。
新緑と残雪の山が澄んだ水面に映り、とても美しい。














テンションの上がってきたメンバー。




























上流の渡り返しは辛うじて残ったスノーブリッジ。 少し緊張しながら一人ずつ渡る。














沼ノ平付近のあまりの居心地のよさにのんびりし過ぎ、登頂への意欲は早々に失せ「行けるとこまでゆっくり行きましょう~」ということに。


時間切れにて1350m付近で引き返す。大の大人が大はしゃぎで競争しながら雪面を駆け降りる。
JYさんの身のこなしはまるで忍者の様だった…。














ちょっとお疲れですか?














JYさんは生物に非常に詳しく、鳥や植物などの解説をしてもらいつつの登山。
平石山から下る夏道は雪がつき所々ブロック雪崩の跡も。
JYさんのワンゲル部仕込みの雪山技術で急斜面を下る。

危険箇所を越え、ほっと一息。このブナ林、何時間でも留まりたい気持ち。

2011/05/10

2011.05.08 鍋倉山スキー

メンバー:TU・MU

コースタイム:3:30 十日町発  4:45 除雪終了点(チェーン脱着場)  
        8:20 山頂  9:30 除雪終了点着  10:30 十日町着




 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まだスキーができれば…と期待して向かう。
ヤブの出ている所はあるが、滑れそう。
始めはスキーを付けて歩いたが つぼ足の方が速そうなのでスキーを担いで登る。
沢から行こうとしたが、流れが出ていてすぐに尾根へ上がる。
 
標高900mくらいまでは新緑を楽しむことができ、写真を撮ったりしながら散歩気分でゆっくりと登る。
 


















8時前から空が暗くなり、小雨と雷。
下山しようかと準備していたら雲は通り過ぎ再度晴れる。

山頂でもゆっくりし、スキーで下る。
時間が早かったおかげで
雪も締まっておりこの時期にしては滑り易かった。車に着く頃にまた雨が降りだした。

2011/05/06

2011.05.03~05.05 清水~十字峡縦走

メンバー:KKさん(CL) SHさん(装備) HIさん NIさん(1日目日帰り) 
      IHさん(4~5日目) TU(記録) MU(食料・ブログ)

コースタイム:5/3 5:00 十日町発 ~ 6:20 清水 ~ 10:45 柄沢山稜線 ~ 
           12:05 米子ノ頭 ~ 14:20 牛ヶ岳東面稜線(幕営)

        5/4 5:50 行動開始 ~ 9:30 三ツ石山 ~ 12:25 小沢岳 ~ 
           13:40 下津川山 ~ 15:50 ネコブ山(幕営)

        5/5 7:15 行動開始 ~ 8:35 桑ノ木山 ~ 11:15 導水管上部
           12:40 林道融雪末端着(昼食) ~ 14:00 清水 ~ 
           15:00 十日町着

残雪の稜線歩きと、ネコブ・桑ノ木山からからの眺望を堪能すべく、この山行を計画する。
初日と2日目は雲が多く、風もあり、一時的にガスに包まれた時間もあった。
しかし、3日目には快晴となり、ネコブ~桑ノ木山の広い稜線と素晴らしい山並みに感動しきりのフィナーレとなった。

清水より柄沢川を行く。




   











柄沢川より稜線に上がり細尾根を歩く。
  













国境稜線に出て一息。この後、NIさんは巻機山井戸尾根を下山する。
とても腰痛持ちとは思えないNIさんの軽い足取りは、重荷に苦しむ泊まり組のペースメーカーとなってくれ、とても心強かった。

   













牛ヶ岳へは登頂せず、テン場へ向けて最後のトラバース。



   











初日のテン場の様子。後方が牛ヶ岳。
この日のメニューは水餃子・豚しゃぶ・酒・酒・酒。















2日目。この日は晴れ間が出たり雲が多くなったりガスに包まれたり・・・の天気。
アップダウンの多い行程でところどころヤブも出ておりペースが上がらず。
予想以上に遠く感じた小沢岳をようやく越え、気持ちのいい斜面を下る。

ネコブの稜線へ向かう。KKさんの膝の痛みもあり、ネコブまで届くか不安もあったが、この日単独で十字峡からネコブへ登ってきたIHさんとの無線交信で皆の気力復活。
幕営を終えたIHさんが迎えに来てくれる。しかも『ファイト一発』を人数分持参して!
救世主、IHさん。 
  
この日は6人で宴会。
チーズフォンデュとパスタと酒・酒・酒+懐メロ大合唱!
 3日目、快晴。
越後三山をバックに。
広々とした稜線からの眺望を堪能するメンバー。大変だったけど皆で来られてよかった。

遥か眼下に見えていたブナの芽吹きも下山につれて目の高さ、仰ぎ見る高さへと変わる。
ほっとする気持ちと名残惜しい気持ちと両方抱え、林道に降りる。
融雪終了点には、日帰りで下山したNIさんが迎えに来てくれている。「お疲れ様~。」と、雪で冷えたコーラを手渡してくれる。ここにも救世主が・・・。
どちらをみても山々が連なる山域。稜線に立ち、周囲を見回すと、本当に「山の懐に抱かれている」、そんな気持ちになる。
この山々に、この仲間と共に自分が含まれているという感覚に感動する。
助け合いながら苦労と喜びを共有する。何度でも何度でも味わいたいものである。




2011/05/01

2011.04.29-30 黒部北ノ俣岳 山スキー

メンバー:TU
コースタイム:
4/29 6:00 林道途中車止め 6:25 林道歩き4.2km 7:30 飛越トンネル
   10:35 寺地山 11:40 北ノ俣避難小屋 14:00 標高2420m付近 雪洞泊
4/30 3:30 起床・荷物デポ 5:00 登山開始 5:35 稜線 
   6:20 北ノ俣岳東面滑降・登り返し 8:00 稜線 8:05 雪洞・撤収
   8:50 避難小屋 11:20 寺地山 13:05 飛越トンネル

4/29
2泊3日で積雪期の黒部源流を眺める計画。
雪解けが遅いようで、飛越トンネルまで林道約4kmをスキーを背負って歩く。
トンネルから寺地山を経て北ノ俣避難小屋までの尾根歩きは、地形のアップダウンに加えて積雪の波打つような凸凹が多くなかなか疲れる。
登り始めは日が差したがやがて雲に覆われ、避難小屋から先はガスに包まれる。
風も強いため稜線裏でのテント泊は諦め、2400mを越えたあたりの雪庇に雪洞を掘る。
作業中、長野と名古屋から来たスプリットボードの二人組に声を掛けられ、3人用の雪洞を掘ることにする。
約2時間で雪洞完成、ビールとスコッチでお疲れ様。
疲れたのでそのまま晩飯。長野方面の雪山の話などを聞きつつ酒盛り。
夜中には星が出ていたらしい。

4/30
荷物をインナーにまとめ雪洞入口にデポし、北ノ俣岳を目指す。
クラストを心配していたが、新雪が積もっておりシールで登ることができた。
山頂はかなりの強風。黒部源流の山々を眺め、薬師沢源頭を滑る。
山頂に登り返すと一段と風が強く、西の空は黒い雲に覆われている。
この時点でこの日のうちの下山を決定。
デポ地点に戻ると山頂以上の強風が吹き荒れ、体が飛ばされそうな地吹雪。荷物もほとんど雪に埋まりかけ。
まずは避難小屋を目指して滑る。雪質も良く広大で素晴らしい斜面だが、テント泊装備、それに2泊目の食料と酒が重くてぐだぐだな滑り。
避難小屋にて水分・栄養補給と同時に軽量化を図り、飛越トンネルを目指す。
風は収まらず、寺地山付近では細引きでザックにつけたスキーが強風になびいた。
やがて雷が鳴り始め、トンネルに着く頃には雨がぱらつき、長い林道を車までたどり着くとすぐに土砂降りとなった。


飛越トンネル。


登りの最初、ほんのわずかな時間だけ快晴。


2日目の朝、稜線に出たところ。ぼんやりとした朝日。
風は強いが空気は冷たくない。



北ノ俣岳山頂に向かうスプリットボードの二人組。奥に黒部五郎岳。



黒部源流の山々の向こうに槍ヶ岳も。
7年前の源流周遊ルート、及び今夏の予定ルートを確認。
西側からは強風とともに黒々とした雲が流れて来る。


薬師沢源頭部の向こう側に雲ノ平。












北ノ俣岳から寺地山方面の斜面。

2011.04.24 昼闇山 山スキー

 メンバー:SH、MU、TU
コースタイム:6:00 焼山温泉 7:00 アケビ平 7:50 昼闇谷 9:00 尾根取付き
        10:40 西側尾根 スキーデポ 12:00 昼闇山山頂 13:10 デポ地点
        13:20 滑降開始 14:20 焼山温泉

頚城の山を開拓中のKKさん念願の昼闇山。
しかし本人の体調不良のため残念ながら首謀者抜きでの山行となってしまった。
焼山温泉へ向かう車中からも昼闇谷の独特の地形が目に入る。
スタート地点から昼闇谷まで、アケビ平のスギ林などがなかなか長い。
カール状の谷を進むほどに昼闇山が近づき谷も大きくなる。
適当な地点で西側の尾根に取付き、急斜面を登る。
新雪が薄く積もっており、下りの腐れ雪が予想される。

尾根に出てからはつぼ足で山頂を目指す。スキーと稜線歩きと両方楽しむ。
山頂からは焼山や火打山、金山に雨飾山、真っ白な頚城の山々。

尾根から滑り始める頃には、新雪が腐って重い湿雪。
スノーボードのパーティーが急斜面を滑ると、表層雪崩が発生。
相変わらず悪雪に対応できない滑りで、ふらふらになって谷へたどり着く。
昼闇谷は西面からのデブリが多く、東面をトラバース気味に下る。


昼闇山を正面に見ながら昼闇谷を登る。


尾根への取付き。


鉾ヶ岳を背に登る。
1000m付近の左岸台地に泊まるのも快適そうである。


昼闇山の馬蹄状地形。そこかしこから雪崩が発生していた。


尾根への登りの最中。


尾根に出てからはつぼ足で山頂へ。


新雪が積もり軽いラッセルとなる。













山頂からの焼山。