2012/05/27

更新情報

当会について」、「新人募集」を更新しました。

お知らせ」に清掃登山のご案内を掲載しました。

2012/05/21

2012.5.20 県連登山祭典-下権現堂山

メンバー:KK,TH,TM,TY,KI (ゲスト)KN,YI


大雪だったのが嘘のように雪国にもやっぱり春がやってきた。道端に生えている草にも愛しい気持ちがめばえる。春はやっぱりいいですね。なんて感傷的になっている傍から厳冬期のラッセルが頭をよぎる。早く雪が降らないかなあ、なんて人には言えませんよね。

下権現堂山行は一昨年に計画されたが、台風の直撃が予想され今年に延期。主管の「みちぐさ山の会」の皆さんには御苦労をおかけしました。ありがとうございました。それにつけても今日の天気はどうだろう。澄みきった青空に魚沼の山々が映えわたる。

県内から40数名の仲間が集まり、下権現堂山から上権現堂山を目指す。気温が上がり、汗が滴る。道々話題に上るのは山菜。登山道脇に生えているぜんまい、こしあぶら、あれやこれや。弥三郎清水はこんこんと涌き、皆の喉を潤してくれる。残雪が出始めると山頂だ。守門、浅草、毛猛山塊、越後三山…。故郷の山が一望だ。

アップダウンが続く尾根を進む。若葉が放つ柔らかな香りが気持ちいい。笑い声が絶えることなく上権現堂山に到着。山頂は雪に覆われ、思い思いに昼食をとる。岳遊塾Nさんのいれるコーヒーが風に漂い、我々の鼻腔を擽る。

昼食を終えるとセレモニー。再来年の担当山岳会に横断幕を渡すのだ。渡されるのは私たち。会のみなさん、次の登山祭典を成功させましょう。越後の山を背に薫風に揺れる幕を握りしめた。








農業を愛するYさんを先頭に坂を登る














弥三郎清水は大きな岩の下からコンコンと涌いていた











ブナの緑、田んぼにはられた水は鏡のごとく













今冬も訪れた守門岳
来年も新雪を滑りたい













下権現堂山頂にて












下権現堂山から上権現堂山へ














残雪が多く残る稜線














下権現堂山で憩う

2012/05/07

2012.5.5 白馬岳金山沢山スキー

メンバー:KK,TU,MU,SH


山では大変なことになっていた。そんなこととは知らずに北アルプス白馬岳に行ってきました。

大型連休前半は晴天が続き、蓬峠、苗場山を滑り、後半は巻機山から奥利根に行こうと計画したが…。天気予報は悪化の一途をたどり、二転三転するなか何時しか名ケ山山荘はすっかり居酒屋と化してしまった。次々と開いていくビールの缶を横目に金山沢への期待が膨らんでいった。

1時起床。4人の乗った軽の箱バンが信州へ。時よりフロントガラスに雨粒が当たる。おいおい待ってくれよ。晴れるって約束だろう。相変わらずの馬鹿話をしているうちに猿倉の駐車場に到着。さすがゴールデンウイーク。既にたくさんの車。しかし、軽自動車はない。おらだけか。

支度をし、猿倉山荘のトイレを借りて外に出てみると、何やら知った風体の2人組。なんと清津山の会のS会長、Z君。今日は主稜に行くのであった。安全登山を誓い別れた。わさわさと準備をして出発。一昨年より雪の量は少ない。1時間弱、金山沢出合に到着。まだ上空にはガスがかかるが、流れは速い。いい天気になりそうだ。途中ブロックの落ちた箇所を過ぎると、後は稜線に向かって一直線。高度を上げるにしたがい北アルプスの雄大な景色が広がっていく。越後にはない景色だ。

またしても久しぶりになってしまったS山行部長はなかなかペースが上がらない。更にこのところ夫婦仲の悪さ?が露呈してきたM子夫人もゆっくりマイペースだ。焦ることはない、楽しんでいこう。急登をやり過ごすと広い大地に着く。ここで雪の壁を築き、二人を待つ。なんだかんだといってもM子夫人を心配する夫である。あ~。

主稜線までをやり過ごすと日本海へ落ちて行くアルプスが一望である。下からは栂池からの登山者が迫ってくる。さあ、恥をかかないうちに下りましょう。重い雪を蹴散らして滑る。まだ山スキー経験の浅いU夫婦であるが、このところめきめきを腕あげ、我々の出る幕もなくなりそうだ。おらたちを置いていかいないでくれ。中高年を見捨てるな!ブロックの落ちたところは尾根を巻き、後は林道を滑って無事駐車場に到着。後部座席でイチャイチャする二人を睨みつけ、菜の花の咲き乱れる信州路を走って故郷に向かった。







金山沢の取りつき。
雪で埋まっている。














ブロックが落ちている。
流れも口を開け、とても怖かった。














のどを過ぎれば、後は稜線まで開けている














後方に雄大な北アルプスが姿を現す














台地に上がると主稜線がすぐそこに















雪倉、朝日方面














さあ、行きましょう。
今期の修行の成果を見せてください。












S部長を先頭に金山沢を滑って行く














急な斜面もうまくこなしていく














完全復活を待っていますよ!














金山沢全景。
無事終わることができました。



↓アルバムに写真追加しました
20120505金山沢(追加)

2012/05/01

2012.4.30 上八石山と中八石山

メンバー:SH(W)、SH(M)、TH 
コースタイム 7:30不動滝登山口 8:30上八石山 9:40中八石山
        11:35上八石山 不動滝登山口12:40

この時季に柏崎市の里山、上八石山に行けば、コゴメ摘みと城跡に咲き乱れるカタクリの群落が見られるはず!ということで、昨年以来の登山のSH(W)と何とか体調が戻りつつあるSH(M)に声を掛けて出掛けた低山の春山。

やはり、あるある!春の味覚コゴメ。そして春を彩る花々、スミレ、ツバキ、イカリソウ、もちろんあのカタクリも。越後の低山はまさに新緑と春の可憐な花々で私達の心を癒してくれた。
           
カタクリの咲く坂道を登る













上八石山の城跡の見事なカタクリの群落













中八石山からの刈羽黒姫山
登山道の両脇に咲くカタクリ

下る途中でおいしそうなコゴメを夢中で摘むSH(W)。今日のメニューは胡麻和えかからしマヨネーズ和えか?いずれにしても楽しみな山菜料理である。

2012.4.29苗場山山スキー

メンバー:TU KK MU
コースタイム:5:40 林道(1000m) 7:10 三合目 7:45 四合目
         8:50 17000m台地状 9:50 大赤沢ルート合流
         10:35 苗場山山頂 11:30 下山開始
         12:05 坪場より滑降開始 12:55 三合目 13:40 スタート地点

前日に今期20回の山スキーを達成したMr.KK、目標到達の満足感により気が抜けるかと思いきや、気力体力とも更にみなぎっている。早速次の一歩を苗場山へと向ける。雪消えが遅いこの春、仕事も田んぼも手を付けられない様子。これを好機として30回を目論むのだろうか。

小赤沢の林道除雪は1050m付近まで。夏道のある沢沿いに歩き始める。カイデ沢(日陰沢)は完全に流れが出ており、支沢とあわせて2度の渡渉。

三合目から夏道はすぐにヤセ尾根に上がるが、しばらく斜面下部を進む。最後につぼ足で一気に高度を上げ四合目に出る。これより下部はブナ林、上部はオオシラビソとダケカンバの混交林。起伏の多い斜面を進む。山頂台地周縁の急崖直下に広がる台地状に出るとダケカンバの明るい林。

ここから東へ進み大赤沢新道の尾根に出て、山頂直下を急登。山頂台地の広大な雪原を眺めつつ大休止。

シールをはがし緩傾斜の台地を進み、地形図2036mとの鞍部状、坪場付近より滑降。かなりの急傾斜に感じるが、十分についた雪がほどよく腐り、そこそこ安全な滑り。一旦傾斜が緩み、もう一度急斜面を下ると、登高した小赤沢ルートの尾根に出る。

渡渉を避けるため、沢沿いを迂回して林道を下る。多少のアップダウンあり。1230mあたりの林道分岐からは道形をショートカット。快適な傾斜のブナ林を滑りスタート地点直上。



カイデ沢(日陰沢)を渡る。

三合目手前のブナ林。

つぼ足で直登し四合目を目指す。


苗場山に来たと感じる樹林帯。

オオシラビソがなくなるとダケカンバの明るい林。

山頂に向けた急登。


広大な雪原。

2036m小ピークの向こうに鳥甲山。

ここから滑りこむ。

正面のダケカンバ斜面を滑り小赤沢ルートに出る。

↓その他の写真

2012.4.28 蓬沢山スキー+つぼ足登山

メンバー:KK(L) TM TH TU MU(記録)

コースタイム:5:45 蓬沢林道除雪終了地点出発
        9:10 シシゴヤノ頭
        10:20 七ツ小屋・蓬峠分岐
        13:20 除雪終了地点着

ゴールデンウィーク前半、メンバー5人が集まり360°の展望を期待し晴れた朝に集合した。
THさんはつぼ足登山。

KKさんは本日目標達成、シーズン山スキー20回目!おめでとうございます。
今年の降雪は凄まじく、不休の除雪作業に追われた冬だったにもかかわらず、モチベーションを保ってこの目標を達成したこと、感服いたします。

毎年恒例の蓬峠山スキー。
まずは蓬新道を東俣沢出合まで。
一昨年の3月のテント泊では大雪に見舞われて、夜間も交代でテントの除雪作業に追われたけれどパウダーにまみれて大笑いした。

その次は悪天候で引き返したなあ。
武能西尾根はKKさんと二人、ザイルワークを教わりながらちょっとスリリングな雪山経験をした。

…と、ここを歩いた時の記憶を思い出しながらゆっくりと歩く。














東俣沢左岸の林の中を進み、稜線に上がる。














ここからは越後三山の方面の景色が広がる。














シシゴヤノ頭まで稜線沿いを行くと、大きな熊の足跡がくっきり。
山スキー中に熊に追いかけられたという最近のブログ記事もあってちょっとドキドキしたけれど、熊の存在を近くに感じられた喜びの方が大きい。














シシゴヤノ頭からはスキーを背負い、分岐までつぼ足歩行。
ドロップポイントのコルからは空身で登る。















分岐に着くと、湯檜曽川の流れを眼下に見、期待通りの大展望が広がる。
振り返れば、翌日登ることとなる苗場山も。

熊笹の上に寝転がり真っ青な空を眺める、至福の時間。
TMさんの話になり、返答を求めるがTMさんからは言葉はない。
背筋を伸ばし、皆の方に顔を向けてはいるが、サングラスの奥の目はどうやら開いてはいないようだった。
うたた寝するくらい気持ちのいい、麗らかな春の山。














デポした所まで戻り、広々とした斜面を滑降。
一度だけではもったいない、とスキーの4人は登り返してもう一回。

年齢を感じさせないTMさんの登りの体力も凄いが、スキーの腕前にもまたびっくり。
下半身のしなやかさと安定した上半身。美しい。






























下りではおニューのスノーシューを着けたTHさんだが、雪国育ちの雪慣れした足ではつぼ足の方がよっぽど歩きやすいようで、じきに外す。自由を取り戻したかのような軽快な足運びでスキーでの下山と大差ない。

堰堤より下部は雪も途切れ、スキーを外して車に到着する。

KKさんの20回記念を「こしじ」で祝った後、THさんSHさん夫妻の家へおじゃまする。
毎度毎度、お世話になっております。

夜は会員のHさん夫妻もいらして、大勢でお酒を飲めて最高の一日だった。
山行部長のSHさん、体調不良が続いて今は山に行けないでいますが、復活の日をみんな待ちわびています!