2012/12/30

2012.12.29 巻機山山スキー

メンバー:KK,TU,MU

コースタイム:清水集落 5:45~井戸の壁上部 8:00~6合目展望台 9:00~                                     7合目 10:00~ニセ巻機山 11:00~巻機山山頂 12:00~                                    清水集落 15:00


2012年もいよいよ暮れようとしている。大きな災害も無く、こうして暮らせる事に感謝したい。健康で毎日過ごせることは実にありがたいことだ。

前期はたくさん山に登る事が出来た。今期も雪山にいっぱい登り、滑りたい。その締めくくりと2013年に向かって私たちは巻機山に向かった。

清水に5時集合。路面に薄っすら雪が積もっている。TU、MUを待つ。今週で3週連続で埼玉から通っている。どこからくるのだろう、その情熱は。板を担いで集落の終点へ。そこからシールで歩きはじめる。踝くらいのラッセルだ。桜坂の駐車場までは遠い。初めて履く靴とドリフトがしっくりこない。

TUを先頭に井戸の壁に取りつく。凄い藪!登りより下りが心配。藪の隙間をぬいつつ、何とか登りきるとブナ林が迎えてくれた。いつ来ても癒される場所だ。緩い斜面に歩を進めると6合目の展望台。徐々に空が明るくなってくる。MTに先頭を代わりブナの林を抜けると雲の合間に青空が見える。すると間もなくガスはどんどん去り、真っ青な空が広がり、真っ白な山々が取り囲んできた。なんという景色だろう。

7合目山頂が目標だったが、TUに誘われるままニセ巻へ。滑沢の源頭を大きくトラバース。背後に谷川連峰、苗場山塊、上越国境の峰々がひかり輝いている。ニセ巻機山山頂に着くと米子沢源頭の向こうに山頂が聳えている。しかし、ここも終点とはならず、避難小屋までシールを滑らせる。小屋は顔を出している。山頂に登り返すと越後三山が見えてきた。来て良かった。ひっぱてくれたTUに感謝だ。

後は腐りはじめた雪を蹴散らせて下るだけ。久しぶりの滑りに大満足。最大の難関井戸の壁では足を取られたが、何とか清水まで滑って下る事が出来た。15時。長い、長い山行が終了した。そして開店17時の「こしじ」の駐車場で明かりのつくのを待つ我々でした。








毎度、毎度の辛い井戸の壁














そしていつも優しいブナの林













新雪が木々を美しく飾っている













青空がぐんぐん広がっていく













苗場山をバックにトレースが延びる













滑沢上部のトラバース













上越国境の峰々
私の大烏帽子も見えます













避難小屋から山頂へ













三山のお出迎え













山頂からの滑り












これだから山スキーはやめられません













ドリフトの威力か













楽しい一日が終わろうとしています








2013年も楽しく、安全な登山を心がけていきたいです。

2012/11/30

2012.11.28白毛門

メンバー:TU(単独)
コースタイム:6:50 駐車場発  9:40 松ノ木沢の頭  11:30 白毛門山頂
        13:00 山頂発  15:40 駐車場

しんどくもあり、だが同時に気力がみなぎりもする冬が近づいてきた。少し前に偵察したとき、上越国境の山々は思いのほか白くなっていた。
昨日にはそこそこの降雪があったらしい。まずは足慣らしということで白毛門へ。

登り口の駐車場は気温が氷点下5度、乾いた新雪が15cmほど。予想以上の雪の量に頬が緩む。行程を通して雪の中を歩けそうである。

下部は今回の降雪以前に積雪がなかったらしく、地面に直接、新雪が積もった状態。一歩一歩、雪に隠れた岩や根っこに乗るごとに滑ったりつまづいたり。上り下りともこの辺りが核心部か。
標高1200mを越えると以前の積雪が残っているようで、雪を踏みしめて歩く懐かしい感覚が蘇る。1300m辺りからはすねから時おり膝上のラッセルとなり、スノーシューを履く。
松ノ木沢の頭を過ぎ、山頂直下の急斜面手前で大休止するとともにアイゼンに履き替え。急斜面にも雪はしっかりついており、傾斜が緩んでからは白毛門ピークまでちょっとした雪稜歩き。

山頂付近の積雪は1m超か。天気はそこそこ。ときおり強い風が吹くが風裏でラーメンを作りつつ微速度撮影を試みる。
寒いような気もするが、のんびりビールを飲んでも十分味わえる、まだそういう時期である。とは言え、もう数回の降雪があればこのあたりの斜面も滑降可能となる。我々の山が現れる。
 
偵察時の状況。中央が朝日岳。右手前のとんがりが白毛門。
 
寝坊してモルゲンロートを逃す。


雪の季節。
 
芝倉沢か。

一ノ倉沢。

ジジ岩ババ岩の向こうに白毛門方面。


 
振り返る。

思ったより風の影響を受けぶれてしまった。

白毛門と左に朝日岳。

朝日岳へと続く稜線。

山頂付近では新雪が風に舞う。

中央がウツボギ沢、その向こうに布引尾根。右は湯桧曽川と宝川の分水嶺。

おまけ。

蓬平、名ヶ山、行くぞ。おだまきの季節は目前。
 

2012/11/27

2012.11.24-25 瑞牆山と金峰山

メンバー:SH、MO、TH 
コースタイム
11/24 瑞牆山荘P 7:45 富士見平9:30 同発10:00 瑞牆山12:15
    下山開始12:50 富士見平14:45 (テント泊)
11/25 富士見平6:00 大日岩7:30 金峰山9:30 下山開始10:10
    大日岩11:25 富士見平12:35 下山開始14:15 瑞牆山荘14:45

約4時間かかってはるばる山梨県までやってきた。さっそく、食料や装備をそれぞれのザックに詰めていざ、出発。久し振りのテント泊、しかもこの時季の山は初めてで寒さがどの程度なのか、冷え性の身にはとても気になることであった。幸い、風もなく、天気は曇りだが、徐々に回復しそうな空であった。

しばらく登るといきなり花崗岩で形成された岩峰の瑞牆山が目に飛び込んできた。がぜん、登る意欲が増してきた。富士見平でテントを張った後、瑞牆山へ向かう。登山者の多いことに驚いた。山頂手前には解けた雪が凍り付いていて、少し緊張しながら山頂にたどり着いた。


 木々の先にはおぉ!目指す瑞牆山が・・・。よ~し、登るぞ!
 富士見平のテント場は水も豊富で寝心地もよく快適だった。
 天鳥川を渡るとこのような巨石が現われた。この先にも奇岩や巨石が数多く見られた。山頂手前まで急登でした。
 大ヤスリ岩が目の前に立ちはだかるように聳えていた。
 瑞牆山山頂から明日登る金峰山を見た。どうやら、明日はアイゼンが活躍しそうな登山となりそうだ。楽しみなような、心配なような・・・。
 今日のメニューはキムチ鍋とうどん、ワインにビールで乾杯!しっかり食べました。
ちなみに翌朝は餅と野菜と肉入りラーメンを食べました。おかげで山頂まで何も食べなくても平気でした。
 まだ、夜が明けきらない朝6:00に出発。途中、朝日に輝く南アルプスの山々がとてもきれいだった。
 大日岩を過ぎるとしだいに凍りついた雪が登山道を覆い、アイゼンをつけて登る。
お蔭でアイゼンにもずいぶん慣れ、アイゼンの威力と素晴らしさを知った。
 砂払いノ頭からは富士山をはじめ、周囲の山々が見られた。新潟県の名だたる山々も遠くにはっきり見えた。
山頂が見えてからが思っていたより 遠かった。しかし、眺めは最高!金峰山山頂からの風景。滅多にない好天に恵まれ、風も弱く過ごしやすかった。
 山頂から砂払いノ頭に下る途中の景色です。
 昨日登った瑞牆山がずいぶん低く見えたのは意外でした。
 大日岩を眺めるSH。よくもまぁ、こんな巨大な岩があったものだ。
もうすぐ、富士見平に着く手前の広々とした登山道。富士見平でゆっくり昼食を食べて下山した。

2012/11/07

2012.11.04栗駒山(虚空蔵山まで)

メンバー:TU
 
 
たまたま機会を得て、栗駒山を目指してみた。
予定としては湯浜温泉より登り、虚空蔵山を経て山頂に至り、引き返して虚空蔵山から往路と異なる大地森・古道の森を経て出発点に戻るというルート。
だが当日は風がごーごーと唸り、樹林帯を抜けるとガスで視界は20m。加えて新雪が山肌を覆いルートもわかりにくい状況。積雪はくるぶしからすね程度まで。
山頂は諦め、キノコを探しながら栗駒山の裾野に広がる奥深いブナ林を歩いた。だがやはり、ここでもキノコの発生は例年よりかなり遅れているらしく、本命のナメコは一度見たきり。地元のおじさんもおかしいおかしいと言いつつ貧果を嘆いていた。
晩秋と初冬の山、両方を味わうことができた。
 
ガスの中のブナ林を登る。
 
紅葉も終わり間際。晩秋の山に浸る。
 
トラバースしてきた大地森を古道の森ルートより見返す。
 
1100m付近より積雪あり。
 
樹林帯を抜けるとガスと雪の世界。
 
GPSを頼りに大地森ルートを目指す。
 
(動画のテスト)
 
クリタケ。
 
ヌメリスギタケ。
 
ホコリタケ。
 
キヒラタケ。
 
ツキヨタケ。例年なら9月下旬くらいが盛期だろうが、今年はまさに今が盛り。目に入るキノコのほとんどがツキヨタケ。ナメコ等の発生の遅れも顕著なようである。