2020/07/29

2020.7.26 越後白山

メンバー:KK TM(みちぐさH)
コース:慈光寺~尾根線~田村線

川内の門番に出会う旅

川内デビュー

どのガイド本にも、梅雨時は山ビルに注意と掲載されており、山行ブログにもヒルにあった話が出ている。今日は、今梅雨真っ盛りの川内の前衛「越後白山」。どんなドラマが待ち受けているだろうか。不安。

今日の天気予報では、雨もそんなに当たらず、何とか一日もちそうな予報である。小千谷で待ち合わせ、TMさんの車でまたしても国道290線を突っ走ることになった。徐々に見覚えにある景色が増える。当初は、下田の山に登る予定であったが、山行時間と草薮を考慮して白山に変更した。どちらにしても初めての山だ。白山というと、どうしても加賀の白山をイメージしてしまうが、此処新潟にも立派な白山はある。歴史ある慈光寺の杉並木を見ながらいよいよ登山開始だ。

よく整備された登山道を登っていると、ふと足元に尺取虫?と思ったら、何と早くもヒルのお出迎え。これか。よく動く首?が不気味だ。急登の後は気持ちの良いブナ林。沢の向こうに下山ルートの田村線が見えた。長そうだ。樹林に囲まれ、景色は見えないのが残念。

喘ぎ喘ぎ足を動かしているうちに避難小屋に着いた。先客がいるらしく賑やかだ。山頂を踏み、良い景色が見られるかと宝蔵山方面に行ってみるが、緑のトンネルが続くので引き返す。山頂で昼食を摂ろうとしたが、小屋の先客が下山するというので、入れ替わりに使用させてもらった。矢筈山岳会の方が整備されているらしく綺麗で、気持ち良く休むことができた。と、首筋がもぞもぞするので払いのけると、ヒルだった。唸る!

まるちゃんのおいしい塩ラーメンで腹を膨らませて下山。出だしからいきなりの急坂。木々の切れ間から川内山塊を窺う。山が深い。私はどこら辺まで登ることができるのだろう。道は時折ブナの中を進んだり、急坂を下ったりを繰り返し、最後は転がり落ちそうな坂を下りていく。地元の方だろうか、80歳近い山口さんという方は、このコースを毎週のように登っているらしい。凄い!

夏はあまり展望が得られないので、川内のさわりを味わったに過ぎなかったが、この次に期待しよう。駐車場で着替えていると、おお!TMさんのズボンのポケットからヒル。2匹。動かないので息を吹きかけると、いきなり首を振り始めた。唸る。
こちらにも同業の方が山で働いているが、毎日ヒルと戦っているのだろうか。はたして、私にそんな根性があるだろうか。

帰路車から振り返ると、白山は堂々としており、地元の信仰の山になるに相応しい山容をしていた。今度は冬に来てみた。安心して。

さあ、今日も元気に出発だ

立派な杉並木を抜けていく

2次林のようなブナの林

避難小屋に到着
新潟県の避難小屋はいい。

景色が見えないが、山頂に到着

川内山塊

どれがどれだかさっぱり

いい感じの登山道

急坂をどんどん下る

鉄塔の肩から白山

慈光寺

御土産付


2020/07/21

2020.7.19 袴腰山

メンバー:TM(みちぐさH) KK
コース:八木鼻~森町登山口

ヒメサユリの小径に銀座

夏よ!早く来い!
先日の粟ヶ岳から我が愛読書は「越後の山旅 上」になった。日本でも珍しい山域。1000mにも満たない峰が連なる「川内下田」に魅せられそうだ。

今日も下田に来た。テレビなどではよく見る八木鼻を見上げ、周回に出発。森を進む。手入れの行き届いた登山道から、地元の方のこの地に対する熱意がビンビンと伝わってきた。八木神社の後ろから急登が始まる。一気に尾根まで上がり、右手に舵を切ると八木鼻だ。ガスが取れず、すっきりとした展望は望めなかった。

一旦分岐に戻り先へ進む。アップダウンと繰り返し、三角山に着く。気温の上昇とともに汗が噴き出る。粟ヶ岳は白いベールを脱がない。最後の急登を頑張ると袴腰山に到着。そこから急坂を下り、高城へ。避難小屋もあり、中越版八国山と言ったところだろうか。何組かの登山者の方が上がってきた。昼食には早かったが、午後のスケジュールがあるのでとることにした。本日はラーメン。一味を効かせたみそラーメンは旨かったが、その分汗も出た。

緩やかなヒメサユリの小径を下る。花の最盛期は、登山者でごった返すらしい。下から汗を拭き拭き登山者が上がってきていた。道中至る所に俳句の碑が立ち、更に至る所に場所を示す道標有。道標があまりに多すぎで、通過した場所を覚えきれなかった。

下山後は、古本屋で「越後の山旅 上下」を購入すべく車を走らせるが、全くの空振りであった。時代はネットなのだろうか。

なるほど、こうなっているのか

スタート

立派な登山道だ

八木鼻から袴腰山を望む

三角山

粟ヶ岳はなかなか姿を現さず

山頂

これまた立派な小屋だ

ヒメサユリの小径

周回 猿出没

歴史を感じた八木神社
名水有

遂に出た


2020/07/13

2020.7.12 風谷山

メンバー:TM(みちぐさH) KK

里山の参道を辿る心旅

神様、仏様に祈るばかりだ
新潟県でも、まだまだ訪れたことがない場所がたくさんある。梅雨空が続く今でこそ、いろんな場所に赴いてみたらいい。なにか新しい発見があるかもしれない。そんなわけで今日も、TMさんご推薦の夏草茂る里山に来てみた。

雨である。九州地方や岐阜、そして若かりし頃お世話になった上高地でも大きな災害が発生しており、住民皆さんの苦労を思うとやり切れない面もある。日本全国いつどこで災害がやって来るか分からない時代になった。

雨の中、長岡市栖吉の国道のぶっとめまで車を走らせる。東山山系登山の起点だった。そこから少し戻り、風谷山登山口へ。当初藪尾根を回って鋸山周回を目論んでいたのである。草薮に覆われた道を傘をさして進む。まずは不動滝を見に行く。いろんな経緯で、現在は荒れてしまった社を通り過ぎ、不動滝落ち口へ。雨の為だろう水量が多い。岩を削って足場がある。晴天時は滝を下から拝むのであろう。大岩に不動明王様が鎮座していた。

感激に浸って登山口に戻り、いよいよ登山開始。あくまでも登山道ではなく「参道」なのである。大きなスギ林の中を登っていく。目安となる箇所に石仏があり、こちらを見ていた。思わず手を合わせたくなる。草丈はどんどん高くなり、足元が見えない。明瞭な尾根に辿り着き、トラバース気味に巻くと、数段の石の階段の向こうに小屋が見えた。地元山岳会の小屋らしい。個人的な小屋なのか、中に入れない。残念!

山頂の石仏は草に覆われていたので、周りを綺麗にしてきた。鋸山方面の偵察に少し下ってみたが、道は藪の中に消えていた。降りしきる雨の中で、練習を兼ねてツェルトをはってみる。よもやま話をしながら、ちょっと早い昼食を摂る。

下山も危ない。見えない足元と滑る参道に足を取られ、尻餅をつく。終始降っている雨のなか登山口に到着。駐車場で天狗の清水を飲み英気を養う。

その後郷土資料館を探すも、行きあたらず、時間も早いので「献血」に行った。コロナの影響か人は少なかった。

スタートである

登山口

かつて賑わった社

不動滝に降りてみる

大岩に鎮座するお不動様

参道を行く

小屋

山頂

気持ちの良い杉林を下る


2020/07/06

2020.7.5 粟ヶ岳

メンバー:TM(みちぐさH) KK
コース:加茂水源地~

雨にこだまする粟ヶ岳賛歌


90年の歴史 加茂山岳会
今週もTMさんのご案内で、初粟ヶ岳に登ってきた。いつも守門方面から見ていたが、遂に登頂することができた。終始雨とガスに遮られ、川内・下田山塊を見ることはできなかったが、次回以降の楽しみとしてとっておこう。

小千谷の駐車場に着いても、雨は勢いを増すばかりだが、9時以降は曇りという予報を信じて出発。初めての山で、アプローチ、土地勘も良くわからないので、どこをどう曲がっているのかさっぱりである。今日の登山口は、加茂水源地中央登山道だ。立派な杉林を通り、ダムを渡れば登山口だった。

視界がないので分からないが、登山道は尾根をずっと一直線に山頂へと延びているのだろう。稜線を外すことなく、ひたすら登り一辺倒だ。途中途中に道標が立ち、次の合までの距離と時間が書いてあるが、間隔毎が長いのが気になる。

いくつかの梯子、何本かの鎖、ロープ。まるで荒沢岳だなあ、とTMさん。そんなことを思っていると、ガスの中から小屋が現われた。立派!小屋での休憩は帰りとして先へ進む。北峰を過ぎた辺りでヒメサユリ発見。ちょっと旬は過ぎている感じ。後で聞いた話では、10日前くらいは登山道脇にたくさん咲いていたらしい。

まだかなあ、と嘆いていたら山頂に着いた。当然何も見えない。と、下からトレランの方が上がってきた。寒そうだ。水分を補給したら下山。ヒュッテで大休止。我が家にしたいくらい頼もしい小屋である。しばしコーヒーなど飲みながら川内・下田界隈の山の話をする。再訪を心に下山。徐々に下界が見えてきたが、山の上はガスだ。まあ、新しい山域への一歩ということで満足して帰路につく。

今日も雨の中を出発

いかにも水源地という感じだ

地元の森林組合さんの看板

立派な道標

ひたすら登り小屋に到着

縦走路との分岐
チャレンジしてみたい

やりました!初粟ヶ岳

振り返るもガス

街並みが見えてきたものの

鎖場通過

最終コーナー

よく手入れされた杉林

2020/07/05

2020.7.5 鬼ケ面山

メンバー:MM SH TH
コース :浅草岳六十里登山口から往復

鬼ケ面山へヒメサユリを見に行きたかったが、先週は雨の予報で延期した。今日も天気予報では雨の確率が高かったが、雨のやむ時間帯もあるということとヒメサユリが咲き終わらないうちに行かなければ、という思いで出かけた。

雨は止まないまま、登山口に到着。自分たちだけかと思いきや、なんと!すでに車6台あり。みんなヒメサユリがお目立てか・・・。小雨の中、歩き出す。スタートから雨具を着て歩くのはいったい何年振りだろう?

 まずは、マイクロ中継局を目指していく

 マイクロ中継局に到着

 緩やかな登りが続く南岳への道


 南岳に到着です。周囲はガスで何も見えません。
この手前で一番目のヒメサユリに出会いました。


 良かった!まだ、咲いていた!

ここまでたくさんの花をつけるのに
どのくらいの年月がかかっているのだろうか。



 多くのヒメサユリが見られる場所とそうでない場所がある。
厳しい自然の中で可憐に咲くヒメサユリ。大事にしたいものです。


 なんと、蕾のものもありました!

 両側に咲くヒメサユリ

 霧雨の中、鬼ケ面山に到着。

 帰路。左側は切れ落ちていて危険。

登山口に到着。下山途中から雨は上がりました。