コース :駒の湯~小倉山~小倉尾根
タイム :入渓点6:50~明神尾根14:35~小倉山15:15~駒の湯17:00
年一度の県連沢登り交流会。前日の雨で中止かと思われたが、前夜の親睦会の効果か空は晴れ渡り沢登り日和となった。いつか行ってみたいと思っていた小倉沢。「上信越の谷100」には初心者向き、登れる滝が少ないと書かれていたが増水と高巻にはまり苦行の山行となった。さらに別コースのハイク部隊も途中で引き返し、SIパーテイーは下山口で待ち続けるはめになった。
大湯の駐車場には、前夜泊の諸先輩方が既に準備を始めていた。県連の要職を降ろしてもらったので参加も気が楽である。みちぐさのMさんの挨拶の後駒の湯に移動。藪っぽい林道を進み、入渓地点に。水が多い。普段は沢をそのまま歩けるらしいが、先日の雨の影響か、かなりの増水。渡渉を繰り返すこと数え切れず、やっとで道行沢との二又に到着。
ゴルジュ帯に入り、登れないと言われる滝に出会う。いよいよ高巻である。高度はどんどん上がり、藪を漕ぐ。いったいどの位巻いたかと思われる地点で細尾根に。潅木を掴みながら下降すると滝の落ち口に着いた。地図で照らし合わせてみると、一気に核心部を巻いたことになっていた。
その後はまた大石を越えるような渓相へ。次に出会った滝は普段直接登れるらしいが、水圧が強く、我々5人が巻に入る。しかし、下降点を見いだせず、どんどん深見はまってしまう。シャワークライミングした仲間は下で応援を送るが、こちらは必死。MWさんの絶叫がこだまする。
イタドリが覆いかぶさる沢を詰めていけば、ようやく登山道に到着。計画から遅れること3時間。疲れました。下山は小倉尾根。3月単独で登ったお蔭で、地形をよく覚えており、またWさんと募る話しで盛り上がったのか、遠いと感じないまま駒の湯に着いた。何かと教訓が多い山行であった。
カヤを掻き分けて
心配するくらいある水量
渡渉を繰り返すこと数え切れず
ゴルジュ帯に入り登れない滝
藪トラバース
私は一向に気になりません
大高巻きを終え、下方を見るとみちぐさ隊が見えて喜ぶ面々
高度上ると守門や檜が見えた
登山道にやっと出た
急な小倉尾根