2017/06/18

2017.6.18 刈羽黒姫山(折居)

メンバー:KK
コース   :折居~
タイム   :折居4:20~鶏冠ノ嶺5:25~山頂6:10

冬の「折居尾根(仮称)」
朝食前に仕事をすることを「ちゃめえしごと」という。今朝はちゃめえに刈羽黒姫山に行ってきた。折居コースは2回目。諸事情により記録を作成しなくてはいけない。

冬、稜線から眺めるこの登山道は、雪稜と呼ぶにふさわしい、魅力にあふれる細尾根である。案の定、両側が切れている尾根は、木の枝葉がなければスリルに溢れる稜線なのである。手入れのされていない杉林を抜けて「鶏冠ノ嶺(とさかのつんね)」に到着。ここで行程の半分だそうだ。葉が生い茂り、展望が効かない。

登山道は細くなり、雪が付いていたらさぞかし緊張するだろう。幾度かのアップダウンを繰り返すと、辺りはブナの大木が多くなる。山頂が近いことを知らせる。石の階段を上るとポッと山頂に着いた。心なしかぼんやりした天気で、遠くまで見渡せないのが残念だ。せっかくなので鵜川神社まで行き参拝。安全登山を祈願。

山頂に戻り、一人ベンチに座り朝食を摂る。避難小屋に設置されている登山者名簿に目を通すと、4月から凄い数の登山者の名が記載されていた。坂戸山には負けるが、多くの人達に親しまれていることが窺えた。

下山後、農道の外れまで散策。地蔵峠への分岐にある古い石の道標に「まつだい」と彫られているような。田畑は荒れ、かつて人々が営みを紡いできた里に人影はなく、このような山村が日本全国にあると思うと、なんだかとても寂しくなった。




駐車場から10分
折居川を渡ってスタート






地元有志の方作成の道標






鶏冠ノ嶺の看板
辺りは葉で覆われ、展望なし







米山と綾子舞の里






山頂付近のブナ林






高柳の皆さん作成の山名表示板







朝の鵜川神社






山頂から我が里と苗場山
山の中だなあ~






はたして「まつだい」なのか







いつものアングル

2017/06/05

2017.6.4 頚城駒ヶ岳

メンバー:IH NI KK
コース   :根知谷
タイム   :根知谷登山口8:30~労山バンド10:00~山頂11:15~登山口14:30

登山口から仰ぎ見る頚城駒ヶ岳

もう何年経つだろう。まだ子供が小学校に入る前、県連登山祭典で仲間に連れてきてもらったのは。よくまあ、こんなところに連れてきたものだと思った。空は徐々に晴れ渡ってきた。あの時も晴れていたような気がする。

根知谷コースの登山道は、糸魚川労山の皆さんが37年も継続して開拓、整備してこられた思い入れ深い道。今日はその道を辿っての山開きにご一緒させてもらった。

到着が早すぎて、しばし近くの戸倉山の登山道を確認した後シーサイドバレー駐車場にて開会の挨拶を聞き、後登山口に移動。もくもくと怪しげな雲が湧いてくる。時折雨が降ってくるが、合羽を着るほどでもない。広葉樹の森に覆われた登山道を登っていくと、目の前に垂直に聳える壁。凄い迫力だ。コースはその付け根を這うように伸びていく。「労山バンド」と呼ばれるところだ。よくこの場所を見つけてたものだと感心する。

登山道は直登を繰り返していき、やがてブナの樹林帯に入る。淡い緑の葉が、早春の里山を思い出させる。残雪を踏みしめ、わずかで山頂に到着。山頂ではもう一方の登山口からの一行が寛いでいた。昼食をとっている間に雲が取れ始め、阿弥陀岳、鉢山、昼闇山方面が見えてきた。雨飾山は、山頂付近の雲がなかなか取れず。魚沼にはない独特の景観が新鮮である。

下山は転がり落ちないように、慎重に。予報通り天気は回復し、雨飾山もくっきりとその姿を現してくれた。ワイワイと話してしているうちに登山口に到着。ここで糸魚川の皆さんと別れ、私たちは梶山新湯を向かう。一度行きたいと思っていた雨飾山荘でお湯に浸かり、帰路に着いた。




元気よくスタート







テラスから海が見えた








壁を見上げるIH
いよいよ労山バンドへ







左は断崖







直登を繰り返し残雪の道へ








山頂から阿弥陀岳









山頂から鉢山方面







下山路途中から雨飾山









ザ、労山バンド







一度訪れてみたかった梶山新湯








よいお風呂でした

2017/06/04

2017.5.20-21 浅草岳

花間一壺酒  花間 一壺の酒
獨酌無相親  独り酌みて 相い親しむもの無し
舉杯邀明月  杯を挙げて明月を邀(むか)え
對影成三人  影に対して三人と成る
月既不解飲  月 既に 飲むを解せず
影徒隨我身  影 らに 我身に随(したが)う
暫伴月將影  暫く月と影とを伴って
行樂須及春  行楽 須(すべから)く春に及ぶべし
我歌月裴回  我歌へば 月 徘徊し
我舞影凌亂  我舞へば 影 凌乱す
醒時同交歡  醒むる時 同(とも)に交歓し
醉後各分散  酔いて後 各々分散す
永結無情遊  永く無情の遊を結び
相期邈雲漢  相ひ期す 邈(はる)かなる雲漢に

月下独酌 其の一  李白