2014/04/29

2014.4.29 小松原湿原周遊

メンバー:SH、TU、KK、TM(ゲスト)
コース  :グリーンピア津南ゲレンデ~開拓地~小松原~小松山
タイム    :ゲレンデ7:10~登山道便所9:50~上ノ代11:15~小松原小屋11:30
      ~小松山12:20 ~ゲレンデ14:50

十日町市の最奥は霧ノ塔だ。その手前にべったりと雪のついた斜面が見える。我が集落や通勤途中から毎日眺めており、いつかあそこを滑りたいと思っていた。そんな時津南に転勤になったSHと同じ思いが通じ、今回の山行になった。

ゲレンデの林道は途中までで、誰もいないコースを歩き始める。リフトの最上部まで着くと広大な開拓地が広がっていた。う~ん、これは先が長いぞ。開拓地の一番奥まで行くとブナ林と杉の林になる。ブナの縁から沢へ。取るルートは自由だ。開放的なブナの中を話しながら進む。雪の詰まったヤド沢が見え始めると間もなく小松原の便所に到着した。

下ノ代、中ノ代。湿原は一面の雪原。夏の装いからは想像できない光景だ。少しの傾斜を越せば小松原湿原最大の上ノ代に到着。小松原小屋はすぐそこだ。小屋は冬季の入り口が出ていたが、1階はまだまだ雪の下。ビールを埋めて日陰山?に出発。

なだらかな沢をつめ、黒倉山とのコルに出ると苗場山の北面がドーンと目の前に。実に大きい山だ。コルを過ぎ次のピークに到着。小松山らしい。そして我々の本当の目的は、日陰山の斜面を滑ることだった。小松山から日陰山まではまだ距離がある。時間も迫り、断腸の思いで本日はここまでとする。シールを剥がし、ちょっと小ぶりの斜面を滑り、尾根を巻いて小屋に戻る。

小屋ではお待ちかねのビールタイム。アル中気味の二人はごくごくを喉を鳴らす。特にTUはちょっと危ない症状か。帰路も時間がかかるかと思ったが、スキーの起動力は素晴らしく、なんとか3時には車に着くことができた。

いやいや、久し振りに疲れた山行であったが、みな満足の一日になったようだ。







リフト最上部から霧ノ塔、日陰山を望む
その隣に小松山











気持ちのよい沢を進む











林道の脇に佇む便所











上ノ代湿原














さ小松原小屋に到着










コルに出れば苗場山が一望










小松山にようやく着いた














束の間の快楽










誰もいない斜面に我々だけ










また来年来ましょう



2014/04/27

2014.4.27 鍋倉山

メンバー:NI、KK、Iさん(ゲスト)
タイム:西の沢出合9:20~信越国境稜線10:20~黒倉山10:40~鍋倉山11:35~出合12:00

あっという間の1ケ月であった。父親の状態もだんだん良くなり、少し時間に余裕が出た。今日はこのところ調子のよいNIさんとその同僚のIさんで馴染みの鍋倉山に行ってきた。十日町を8時出発という余裕の山行になった。

さあ、温井の道路にはどの位の車が止まっているだろうと思ったら、なんと関田峠への道が除雪されていた。あれよあれよという間に西の沢の出合まで来てしまった。工事看板を見ると毎年4月25日には開けるのだそうだ。駐車スペースには10台くらいの車。意外と少ない。この時期になると遠くの山域に出かけるのだろうか。

本日のコースは、西の沢の左岸尾根から登り、国境稜線に出て、黒倉山~鍋倉山を辿る。少しの急登を頑張るとなだらかな尾根になる。対岸に見える鍋倉山が新鮮である。右手に立派なブナ林を見て登れば、あっという間に稜線。春霞の中頚城の山がお出迎えだ。残雪期の山は初めてのIさんも感激の様子。良かった、良かった。

黒倉山で大休止。山スキーの魅力をIさんに伝えるため熱弁を振るう。稜線上にはたくさんの登山者。みなさん春の陽気に誘われたようだ。鍋倉山からはいつもの右岸尾根を下降。子供に戻って斜面を滑ってあっという間に車に到着した。今年の桜は当たり年。帰路の117号線はどこも満開であった。













眼下に鍋倉高原が広がる














やっぱりブナはいいですね














稜線に上がれば新潟県側に光ガ原高原が見える










鍋倉山は雪がまだまだたくさんあります












NIさん、超久しぶりの山頂












ゆったりと下降する













子供に戻って雪と戯れる












この時期は立派な駐車場になる

2014/04/22

2014.4.20 火打山山スキー&つぼ足(中退)

メンバー:SH、TU、TM、TH
コースタイム:7:35 笹ヶ峰発  8:35 黒沢  11:15 高谷池ヒュッテ  12:05天狗ノ庭 13:05 高谷池ヒュッテ発  14:15 黒沢  14:50笹ヶ峰


この時期になると県内のたっぷり残雪の残る山も限られてくる。今回はちょっと足を延ばして火打山に行くことにしたが、思ったより登山口まで時間がかかり、早くも山頂までは無理だろう・・・とあきらめムード。まぁ、天気もよいので行けるところまで行ってみよう、と思い直し残雪の林の中を出発。
駐車場には16台ほどの車しかなく、思ったより少なかった。ゴールデンウィークとなれば、かなり込むのだろうが、、、。
黒沢を越えたところでTUはクトーを、ほかのメンバーはアイゼンをつけて十二曲がりの急登を一歩一歩進んでいく。2ヶ月以上のブランクに早くも弱気のSH。しかし、購入したばかりのカメラで写真を撮る楽しみもあるのかなんとか頑張って登る。

急登が終われば、あとは緩やかなオオシラビソの林の中を気持ちよく進む。樹林帯を抜けると視界が開け、雄大な景色が広がって「ここまで来ただけでも価値がある!」と思ってしまう。火打山から焼山、天狗原山等の真っ白な山々を見ながらトラバース。

高谷池ヒュッテで一休み。時間的に山頂は無理なので、空身で天狗ノ庭あたりまで行く。先行していた大人数のパーティーが影火打付近から次々と気持ちよさそうに真っ白な斜面を滑っていくのを見ていると羨ましい限り。(私は山スキーヤーではないが)
TUのみタイムリミットの1時まで行けるところまで行ってきた。高谷池ヒュッテで従業員の方の参考になるお話が聞けたのはよかった。

1時過ぎにヒュッテを後に来たルートを戻る。かなり雪も腐ってきて十二曲がりの急な下りはかなり腐っていてずぼっと埋まったが、樹林帯に入るとさほどでもなく、先に滑っていった仲間を追いかけ、登山口へ。

                
 雪が硬くしまっていて快適に歩く

 黒沢橋周辺の様子

 いやぁ、きついねぇ、この急坂

風もなく穏やか。富士見平まであともう少しか

山頂がお目見え。ここまででも価値あり!

 この景色、何十年か振りに見た

  ヒュッテ前のこの辺でのんびりひと休み

 この次はヒュッテに泊まって山頂まで行きましょう
 
高妻山乙妻山方面
 
 
 天狗ノ庭あたりから山頂を見てためいき・・・か?

 高谷池ヒュッテと妙高山

名残惜しいが、往路を戻る

十二曲がりでの滑り 

 初めての火打山を楽しんだTM

2014.4.19 浅草岳 山スキー(早坂尾根)

メンバー:TU
コース :6:30大自然館 10:00浅草岳(天候待ち)
     11:30北東側尾根滑降 標高1150mまで 12:20登り返し 13:30山頂
     13:50早坂尾根滑降 15:00林道合流 16:05大自然館

前々から滑ってみたかった早坂尾根へ。ヤヂマナ沢とムジナ沢の間の尾根を登高。次第にガスに覆われ始め、やがて雪が降りだす。急斜面はヤブが出始めておりルートを見極めながら。
山頂もガス。燃料を舐めつつ回復待ち。燃料1合が切れる頃視界が開けてくる。入叶津側の小三本沢と大三本沢に挟まれた広い斜面へ滑り込む。広くて緩くて木がなくてへたくそテレマークにはちょうどよい条件。何度か泊まったブナ林まで。芽吹きは1月ほど先か。沼ノ平まで行きたくなるのを抑え山頂へ登り返し。
早坂尾根も広々とした緩斜面で快適に。途中から一段と緩くなり真っ直ぐ進むのみ。尾根からの降り口を選ぶのが難しい。どこも急斜面で雪が切れているところが多い。ところどころ滝の音も聞こえてくる。雪がつながっていそうなヤブっぽい沢を無理矢理下る。あとは緩い雪原を林道沿いに。右沢も春の気配。





登りはガスの中

沼ノ平方面




入叶津側のブナ林


早坂尾根


2014/04/16

2014.4.13 県連山スキー交流会 守門大岳・中津又岳

メンバー:KM、NI、TH、MO(つぼ足・スノーシュー)、TM、TU、KS(外)
コース :7:00 二分除雪終了点  9:00 保久礼小屋  10:00 キビタキ小屋
      11:35 大岳  11:55 中津又岳  14:00 二分
 
労山新潟県連の山スキー交流会。スキー、スノーシュー、スプリットボード、つぼ足、様々な登山形態で雪山交流会といった趣。総勢23名。当会からは7名。当会が主管ながらも幹事のKK、SH両名が無念の不参加。他会のベテランの方々の協力により無事決行。場所は経験者も多く危険も少ない守門大岳。北アルプスから新潟の山に来ると、登山者の年齢層が確実に上昇した。
二人の不在によりおだまきの特徴が弱まると思われたのも全くの杞憂。KM会長の参加はいつにない力強さを与え、写真の話を振ろうものなら一段と勢いづく。過去の写真で拝見していたNIさんの雪山メイク、徐々に完成していく過程を間近に見ることができてみな感激。
県連一行も大人数だったが、雪庇見学のガイドツアーも30人程度の団体、他にも多くのパーティーが入山しており、この日の大岳には100名近くが入った模様。
快晴のもと緩んだ雪面を進む。当会が最後尾を努める。頭上をパラグライダーが飛んで行く。山頂手前まで来ると、先に到着した人たちがしびれを切らしたのか空荷で滑ってくる。力強く華麗な滑りを見せる若者が一人、と思ったら実はTMさん。KKさん、SHさん不在でも当会の滑りの質を保持してくれている。
滑り組は大岳から雪庇を見つつ中津又岳へ。歩き組は登路を戻る。中津又の尾根は滑り頃の雪質、適度な斜度、こうした企画では調度良いルート。中部よりやや立木が密に。登路への合流は、登高時に確認した沢の雪崩箇所を避けた適切なルートどり。その後も確実に下り、全員が無事下山。
 
県連パーティー。
 
渋滞。やぶっぽい北アルプスか。
 
 
向こうに荒沢岳、越後駒ガ岳。
 
 
パラグライダー。
 
魚沼の低山。
 
中津又岳方面。
 
大岳山頂。
 
(※どなたか写真追加してください)