2016/02/28

2016.2.28 中津又山山スキー 交流山行

メンバー:SH(W) SH(M) TU TH MO MW IH KK 他県連メンバー
コース   :保久礼小屋~母川右岸尾根

年に一度の県連山スキー交流会。雪不足の為当初の平標山から中津又山に変更した。守門~浅草近辺は、他の山域より雪は多く、ある程度安心して訪れることができる。この山域に詳しい「みちぐさ山の会」の皆さんに導かれて山頂に向かった。

車のフロントガラスに大粒の雨が、叩きつけるように当たっている。天気予報は回復傾向。午後からは必ず晴れる。そう信じて二分に向かった。車止めに着くと曇り空が割れはじめ、気持ちも徐々に上昇気味になってきた。仲間たちが集まり始め、出発の準備にかかる。今日の行程を確認後、みちぐささんを先頭に出発。

長峰に差し掛かると大岳方面のガスが切れ始め、中津又山もはっきり認められた。一旦保久礼小屋に集合し、尾根へ取り付く。私が目標にするITさんがトレースを延ばす。尾根に乗り上げると、たおやかな雪原が延びていた。大岳の登山道コースに比べ、このルートは登山者も少なく、静かに楽しむことができる好ルートである。

高度が上がるにつれ、山容がくっきり。対岸の尾根には多くの登山者が認められる。段々と雪面は硬くなり、一部風に吹かれクラストしている。メンバーの隊列が長くなったので、先発隊が先に滑走する。大きな尾根を飛ぶように滑っていく。風の当たらない台地に集合し、少し遅い昼食を摂る。青空が一面に広がり、真っ白な岳とのコントラストが素晴らしい。

超重くなった雪をやり過ごし、保久礼小屋に舞い戻った。集合写真を撮ってもらい、今日はここで解散。会毎に車まで戻る。振り返ると守門山塊が全て見渡せた。今日も大満足の山行になった。






向かう先に雲がたなびく












保久礼小屋を過ぎ、急な尾根に取り付く











さあ皆さん頑張りましょう













ゆったりとした尾根












尾根の下方には魚沼の峰が広がった












山頂まであと少し













山頂に到着
バックは大岳










滑降開始












中津又山山頂を振り返る













台地で憩う










今日もおしゃべり絶好調













来年もお会いしましょう













中津又山と大岳










楽しかった一日が終わろうとしている










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2016/02/27

2016.2.27 昼闇山山スキー

メンバー:TU KK
コース   :昼闇谷
タイム   :焼山温泉5:20~稜線11:10~山頂12:40~焼山温泉15:30

数年来の夢であった頚城の昼闇山に行ってきた。日蔭山を一人で向かおうとしていたら、TUから嬉しい誘いがありすぐ計画にのった。朝2時半に自宅を出発。一路焼山温泉へ車をぶっとばす。

月が出ている。午前中は良い天気だそうだ。準備を済ませ、今は営業をしていないスキー場を進む。ゲレンデ跡は何かイベントがあるのだろうか、キャタピラーの痕が続いている。仲良く並んで、おしゃべりをしながらスキーを滑らせる。このままどこまでいくのだろうか。うれしいような、ちょっと不安のような。痕はそのまま新田山方面へと続き、代わってトレースの跡が我々を誘った。これは楽チン。だが、上手い話はそう長くは続かないのが常だ。いきなり膝ラッセルが始まった。ラッセルはこの後も続き、結局山頂まで重雪、深雪に苦しめられた。

アケビ平のスギ林を抜けると、少しずつ昼闇谷が開けてきた。谷は完全に埋まり切っておらず、所々穴が開いている。沢を詰めるのを諦め、左岸の尾根に這い上がる。後はこの尾根を稜線までハイクアップ!雪は思いのほか多く、今までの山行で感じていたストレスが無い。周りの景色は、まさに頚城である。稜線直下の急壁を凌ぐと絶景が待っていた。雨飾山、金山、大毛無方面。頑張った甲斐があった。

稜線から見上げる山頂は、険しく、遠くに見えた。一旦下り、風に荒らされた雪面を登る。大きな斜面をトラバース。緊張が走る。幾分雪面がクラストしてきたのでクトーを装着。尾根を巻くように回り込み、最後は風雪の強くなった山頂に着いた。今度は焼山と火打山が迫って来た。焼山からはモクモクと煙が上がっていた。大丈夫なのだろうか。

大きく張り出した雪庇に遮られ、下から目標にしていたドロップポイントが見つからない。安全を考え、帰路は元来たコースを取ることにした。絶え間なく変化する雪質に翻弄されて下降を繰り返す。深く、少し重い雪であるが、気持ち良く下ることができた。途中からはスノーモービル、圧雪車の痕を思いっきり滑らせて山行を終えた。





アケビ平に月が残る













阿弥陀岳や烏帽子岳が浮かび上がって来た











昼闇谷は埋まっていない












おお!
この景色を待っていた











振り返ると権現岳と鉾ケ岳













この尾根を登り、下って来た












昼闇山山頂直下











苦しいラッセルが続く













雨飾山










更に山頂へ
奥は金山














山頂から焼山、火打山












快感!











落ちていきます













今日も試練は続く










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2016/02/18

2016.2.18 松手山山スキー

メンバー:KK
コース   :二居~松手尾根~ユウガイヒト沢下降
タイム   :二居9:50~案内板10:05~松手山12:15~稜線13:40~二居15:00

気持ち良く山に行くためには、いろんなことを片付けながら向かわなければならない。そうしないと満足のいく山行は出来ないのである。全国的な晴れ。前日の夕方、こっそり休暇願を上司の机の上に置いておいた。早朝除雪を勤め、家に帰って長男を学校に送り、その後湯沢に向かう。車止めに着いたら、10時近くになっていた。これも仕方ないことなのである。

今日は敢えてセンノ沢の登りを避け、松手尾根から稜線を目指した。出発するとトレースは日白山に向かったものと、平標山に向かうものと分れていた。トレースに従いセンノ沢出合まで行き、そこから尾根に取り付く。かなり藪が密だが、クトーを利かしてどんどん登る。この尾根は昨年夏下降し、ブナ林に囲まれたのが印象に残り、今回辿ってみようと思った。尾根は強風に晒されたのだろう、吹き溜まりあり、地面が出ているところありでなかなか捗らない。

松手山山頂に着くと素晴らしい景色が広がる。降り続いた雪で峰は真っ白にリメイクされ、青空にくっきりと浮かび上がっていた。久し振りに晴天の中の山行である。元橋からのトレースがあったが、ここで引き返したようだ。今期初の平標山が大きく見える。雪庇の張り出した稜線は、吹き溜まりになっており、膝ラッセルである。相変わらずこの山域は風が強く、雪煙が舞う。

一ノ肩の登りは、左寄りにコースを取る。クラストした斜面や隠れきれない笹藪にはまったりで、どんどん日白山の尾根に追いやられる。回り込むような形になり、一ノ肩の下に出た。正面に巻機山から万太郎山方面まで一望である。素晴らしい!平標山山頂へ行くには時間切れとなり、本日はここで終了とする。

下降はユウガイヒト沢を選ぶ。新井先生のブログに記録があり、もしかして快適に下まで下れるのでは、と淡い期待を込めて滑り出す。上部は昨年でさえ滑りずらかった。まあ、こんなものかと。しかし下っても、下っても藪は途切れることはなく、ひたすらの苦行と化してしまった。雪は今季一番の条件だったが、滑りは最悪だった。一瞬ではあるが、パウダーに酔いしれたのが救いである。





登り始め
今年はこれが普通











松手山山頂直下
きれいなブナたち











松手山から平標山











ヤカイ沢
今年は訪れることはないのか











東谷山~日白山












平標沢源頭
ここは滑り可能














万太郎山












巻機山から柄沢山
ワクワクですね










今季一番の雪質














気温が低いのかパウダーが続く











雪が重くなってきた












国道からユウガイヒト沢