2020/04/20

2020.4.17 中ノ岳山スキー

メンバー:KK
コース:十字峡~
タイム:十字峡4:50~日向山7:40~山頂10:10~
             祓川10:40~山頂11:40~十字峡14:25

魚沼版  試練と憧れ
今年も何とかやれそうだ
2,011年の大震災の時も虚しさ、自分の不甲斐なさをいやというほど感じたが、今年は違った意味で、自分ではどうにもならないもどかしさを感じる年になってしまった。一日も早く普段の生活に戻ってほしい。ただそれだけだ。

なるべく人との接触を避けていこうと思い、平日に休暇を取り、この時期誰も行はしないだろう三山の盟主中ノ岳に行ってきた。案の定行も帰りも1人にも逢わなかった。

朝4時。三国ダム管理所の駐車場に着いてみると、通行止めのゲートはなく、十字峡まで車で行くことができた。1時間半儲かった。準備を整え、出発。この時期、登山道の下部は雪がなく、兼用靴での登りは辛い。そこで今日は、履きなれた足袋を履いていくことにした。足元は軽く、いいペースで進む。鎖場を過ぎ、稜線が平らになるところで雪が出てくる。放射冷却で雪面が硬いので、そのまま旅で登り上げ、結局日向山までスキーを担いだ。

日向山からスキーで急登が始まる基部まで進む。ガチガチではないが、単独であり慎重を期してアイゼンに替える。頑張ればスキーで山頂まで行けただろう。周りの景色を見ながら、此処が頑張りどころと自分に言い聞かせる。稜線に辿り着くと、幾分風があり肌寒い。そして山頂。今年もここまでやってくることができた。だが、もう一つ今日の目標は、祓川を滑ることにある。ピークを越し、避難小屋に向かう。小屋は雪にすっぽりと埋まり、どこにあるのかわからなかった。

祓川の斜面も雪がべったりで、手招きしている。しかし、雪は思ったほど緩まず、硬めの斜面だ。そしていざ行かん。大きなターンを描きながら水無渓谷を正面に落ちてゆく。夢にまで見た光景である。鞍部まで行こうかとも思ったが、弱気な心が待ったをかけ、3分の1弱を残し、登り返すことにした。越後駒ケ岳がドーンと聳えている。

登り返して、そのまま再び山頂へ。シールを剥ぎ、緊張の下山となる。
硬めの斜面で転ばぬように、ジャンプターンで高度を落とす。7合目辺りからやっと滑りやすくなり、その後は一気に。平らになったところで、シールを張り直し日向山へ。今度は暑い!山頂で休憩をとり、4合目に向かって大きな斜面を滑る。尾根は細くなるが、スキーで行けるところまで行こう。繋ぎ、繋ぎで鎖場上までやってくる。満足だ。

後向き体勢が続く尾根をどんどん下る。所々残る雪で、私の足袋はびしょびしょ。徐々に三国川の川音は近くなり、ゴール。達成感でいっぱい。

人との接触をなるべく避け、静かな里山めぐりをしよう。

頑張ったつもりが、まだ1合目
鎖場までこんな感じ
朝日が当たる八海山
遥か日向山
振り返ると
ネコブ山~下津川山
日向山下の快適斜面
日向山山頂 やりました!
八海山がど~ん
御月山
いざ急登
登り上げて稜線へ
中ノ岳山頂 よくやった!
祓川を滑って
振り返る
越後駒ヶ岳
張り出した雪庇
今日の足回り
早くコロナが終息しますように
奥が滑った斜面



2020/04/18

2020.4.17 鳥海山(中島台)

メンバー RK、TU
3:35中島台P 5:20標高700mブナ林 7:30標高1300m
9:25千蛇谷1850m 11:15新山 12:25下山開始 15:05中島台P

また来てしまった中島台ルート。しかし何度来ても素晴らしい。昨年の今頃来たときにはつるつるカチカチの雪に苦労したが、今回は硬くはあるもののシールもクトーも利いて登りやすい。雪の鳥海初のRK氏も着実に快調にシール登高。今回もまたクトー関係で問題発生も、頭をひねって対応。トラブルも今後の糧に。
天気は快晴、風も穏やか。山頂直下でのんびり雪が緩むのを待ってから滑走開始。雪はまだ硬めだが丁寧で堅実な滑りのRK氏には問題なし。変化のあるコースを満喫して下山。
落とし物を拾って届けてくれたスキーヤーに感謝。

ブナ林を抜ける

雪原を行く

てかてか

山頂より


たまらん

千蛇谷を行く


2020/04/16

2020.4.12 越後駒ヶ岳 山スキー

メンバー :TU、IH、RK(NCC)、MK(NCC)   レポート :IH   写真 :TU、MK、IH
コース :銀山平~柳沢~道行山~小倉山(巻き)~百草の池付近~前駒(TU)~滑降~銀山平

白銀の駒ヶ岳を目指して

おだまき&NCCの山スキー交流登山。
朝6時の開門を待ち、いざ銀山平へ。
石抱橋の手前には4~5台の車。積雪は1mくらい。車道から北ノ又川沿いの林道へ。しっかりついたトレースに従う。

途中雪切れ2ヶ所ありスキーを外して通過。柳沢から道行山へ続く尾根に取り付く。 
徐々にガスは上がり左手に荒沢岳の鋭鋒を垣間見ながら尾根を突き上げれば、今度は正面に駒ヶ岳から中ノ岳の真白き雄姿の登場だ。
皆喜びを隠さず笑顔になる。素晴らしい眺めだ。

急で狭い尾根を避け、左のブナ林の斜面から道行山へ這い上がる。
道行山からのシール滑降。踵フリーで思うように曲がれない。こういう練習も必要だ。
小倉山は巻いて通過。巻きは下りのことを考え適確なルート設定するTU。
山頂を目指す先行者も見えるが、帰りのことを考え、TUは前駒、他3名は百草の池までと目標を変更。

百草の池付近で足場を作りランチしながらTUの滑りを見守る。前駒ピークの黒い点が動き始めると、雪煙をあげながら左に右にターンを決めながらノンストップでTUが降りて来た。
 
ランチタイムを終え滑降準備に入る頃、ツボ足の女性クライマーが登ってくる。
TUが「みちぐさのNAさんかなぁ」と言うが、遠くて分からない。どんどん近付いてきてやっぱりNAさんだった。再会を喜び合いNAさんは前駒目指して登って行った。
さあ、我々はいよいよ滑降!
 
緩やかな広い稜線を滑るのは楽しい。しかし楽しいことは長続きしないのはこの世の常。
小倉山を巻いて再びシールを貼り道行山を登り返す。
道行山からは途中狭い尾根もあり、時間をかけて安全に滑り降りる。
 
柳沢からは片脚シールを試行。滑りも登りもこなせる熟練の技だ。
シールが付いた片方の足が攣り始めた頃、ようやく石抱橋に到着。
こうして穏やかな春の一日は終わった。

北ノ又川沿いにトレースが延びる

雪切れは2回
快適なブナ林の登り
ガスが上がりはじめた
駒ヶ岳
中の岳
遥かなる目標へ
展望を楽しみながら
一歩ずつ
振り返れば未丈ヶ岳
ランチタイム
そして…大斜面へ
さらば駒ヶ岳
ハイ、ポーズ!
苦しい登り返しを笑顔でこなす
ブッシュもなんのその!
沢まで降りて一安心!
河●は眠れない?!
 
 

 



 

 

 
 

2020/04/13

2020.4.11 刈羽黒姫山 

メンバー:KK
コース:坪野~黒姫川右岸~左岸県道

18ヶ月連続登山
いつもの磯之辺を対岸から

朝集落の用事を足し、18ヶ月目となるホームマウンテンに出かけた。なまりかけた体を鍛える為、坪野から周回することにした。車だと気が付かない景色も、歩いてみると新たな発見を見いだせる。緑一色になる前にいろんなところを歩いてみたいものだ。

どんよりとした天気の中車を走らせる。今日はワンパターンを脱し、体力づくりを兼ねて坪野から周回だ。集落の外れに車を停め、県道を外れて左岸の農道を行く。くねくねの道を登ると整備された水田地帯に出る。黒姫川から取水しているらしく、大きなため池があった。しかし、水田の多くは荒れ果てており、かつて農業に夢を馳せていたであろう田んぼの跡は柳が成長していた。全国の中山間地でよく見られる光景であろう。

農道はどんどん磯之辺集落に近づき、集落センターの脇に出る。そこからいつもの道をてくてくと。棚田百選にも選ばれた梨ノ木田も畑や原野になっている箇所も見受けられる。便所下の駐車スペースに車3台。夏道が出ている。

イタヤカエデの林から上は、雪が付いている。ブナの芽吹きも未だのようだ。鵜川神社でコロナの終息を祈願し、山頂へ。避難小屋に2人の方が休憩していた。これで18ヶ月連続登頂。継続していこう。

下山していると、清水谷コースから6~7人のPが登ってきた。皆さん元気だ。神社からどんどん下り駐車場へ。いつもはここで終わるが、今日はここから長い。帰りは左岸の県道を下る。普段はゆっくり見ることのない景色を堪能して車に着いた。その後は、いつものように山行報告を麦麦にして帰路につく。

いざスタート
ここを左へ
ため池からの導水管?
いつもの県道
水芭蕉が咲いていた
黒姫川を横断する集落
随分と寒そうな景色だ
ああ、帆柱山
雪道になる
コロナ終息祈願
目まぐるしく変わる天候
朝の道を対岸から