2014/10/28

2014.10.26 浅草岳から鬼ケ面山

メンバー: SH、TH、T絵(ゲスト)、T子(ゲスト)

コースタイム: 6:40田子倉只見沢登山口   8:40剣ケ峰   10:15浅草岳
         山頂 11:30ムジナ沢カッチ 12:30鬼ケ面山 13:20南岳  
         14:50六十里登山口  

今回は女性だけのパーティー、しかもおばさんふたりと若い娘ふたり。車2台で出発し、六十里登山口に1台を駐車し、中先尾根コース登山口から歩き始めた。朝日に輝く浅草岳がまぶしい。紅葉は登山口付近から少し上までが今、一番の見ごろである。この時季にしては今日は朝から気温も高く、日中はずいぶん暑くなりそうだ。始めの1時間ほどまでは4人一緒の歩みであったが、やはり若い娘たちの歩くペースは速く、徐々にその距離が広がっていく。おばさんふたりは、口のほうだけは急登でも元気なのだが、彼女たちにはついて行けず。

進むにつれてより急登となるが、田子倉湖、周囲の山々が晩秋の彩りに包まれてこの時季ならではの風景が広がっていてどこを見てもきれいだ。また、眼の前の鬼ケ面山の切り立った岸壁はとても見ごたえがあった。その沢にはいまだに雪がたっぷり残っている。

約3時間半かかってようやく浅草岳山頂に到着。あれ?彼女たちがいない、と心配したが、山頂下の木道脇の広場で合流できた。守門岳を眺めながらしばらく休憩。これから向かう鬼ケ面山は過去に一度行ったことがあるが、ほとんど覚えていない。楽しみである。

鬼ケ面山への登山道は思ったより歩きやすく、足に優しい道だった。アップダウンがあり、北岳への登りが一番きつかった。しかし、こちらから見る浅草岳は大きくて新潟県側から見る山とはずいぶん印象が違う。登山道の東側はスパッと切れ落ちていて谷底まで見える。そんな緊張感のある登山道が南岳まで続く。場所によっては田子倉湖もよく見え、高度感を味わえた。

南岳からは行く手にマイクロ中継局が見え、緩やかに下っていくのみだった。車の通る音が近くなり、ようやく登山口に着いた。今日はかなり歩いたなぁ。でも充実した登山となった。

登山口付近から見る 朝日に輝く浅草岳

 仮設の橋を渡り、始めはブナ林の中を行く

途中から見えてきた山頂

 こちらは鬼ケ面山

 だんだん浅草岳が大きく見えてきました



 沢にはまだ雪がけっこう残っています

 5月にも来たっけなぁ、山頂です

 守門岳

 浅草岳から鬼ケ面山に向かう




すぐ、左側は切れ落ちた崖



 眼下に田子倉湖や山並みがきれいです

鬼ケ面山方面から見る浅草岳



ようやく着いた六十里登山口

2014/10/25

2014.10.25 湯檜曽川東黒沢

メンバー:NI、SI、YT、KK

来冬、土樽~蓬峠~笠ヶ岳~ウツボギ沢~東黒沢の山スキーをやりたいと思い、初見の東黒沢に行ってきた。危ない箇所もそれほどなく、癒しの滑が続くと評判だ。朝早く出ればウツボギ沢経由白毛門で帰ってこれるが、今日は往復とした。

朝、今日も空は満天の星。やっぱり山は天気がいいに越したことはない。Iさんのフィットは快調に土合に向かった。白毛門の駐車場に着くと、やはりたくさんの車。しかし、沢に入るのは我々だけのようだ。10年位前来た時の記憶は全くない。

堰堤脇から入渓。沢風が冷たい。谷川岳の山頂周辺は既に朝日に照らされているが、谷に日が差すのはまだまだだ。飛び石伝いに歩を進め、ハナゲの滝に到着。目の前を大きなスケールで水が流れ落ちる。圧巻である。水流伝いに登り、最後は小さく巻いて落ち口に立つ。白毛門沢の出合に着くといよいよ東黒沢に入る。

小さめの滝、ゴルジュを登ったりへつったりするが、岩が滑る。日も差さないからなのか、ひやひやである。この時期水には浸かりたくない。途中ロープで確保や懸垂下降の練習をしながら登って行く。先週の米子沢のように開放的ではないが、頭上をブナをはじめとする今盛りと色づいた広葉樹のトンネルをくぐっていくのは、何とも気持ちがいい。見上げれば快晴の青と紅葉がまさに共演しているようだ。

水も細くなり、落ち葉の詰まった谷を離れ、ブナの台地でお昼とした。若いIさんと、Tさんは時代劇が好きらしく、Tさんなどは好きになった俳優の一番目が「西郷輝彦」という昭和30年台生まれの私たちにはなんともうれしい限りである。

さあ、今度は渓の下降である。登る以上に慎重に下りなくてはいけない。各自足元を確かめつつ下降する。途中しりもちをついたり、流木に挟まったりしたが怪我もなく下山できた。駐車場のおばさんの話によれば、今日の谷川岳はものすごい人だったらしい。山は静かな方がいい。








朝の水、風が冷たい












出ました
ハナゲの滝












ハナゲの滝の先は
穏やか











白毛門沢との出合
来年はぜひ










小さな滝ですが、
滑って怖い












NIさん、ここでスリップ
危ない、危ない












谷を登り、森で憩う













日向は暖かくて気持ちいい

2014/10/20

2014.10.19 屏風道から八海山

メンバー  :MH、TH、CH(ゲスト)

コースタイム: 6:30 登山口発   7:30 4合目   8:10 5合目  
 9:25 7合目   10:40 千本檜小屋  同発11:30   12:15 女人堂 
  八海山ロープウェイ駅着13:15  14:00登山口

この週末も天気予報通りまた、良い天気となった。それではと台風の影響で行けなかった屏風道コースから八海山へ行くことにした。幸い、同じくこのコースを是非行ってみたいと思ってチャンスを待っていた仲間がいて同行させてもらうことにした。今回はちょっと異色?のメンバーでの山行となった。

もう30年も前に一度、屏風道から八ツ峰を越えて新開道を下ったことがあったが、遥か昔のことでほとんど覚えていない。ただ、多くの鎖があって急登だったことと小屋が見えた時の感動だけは今でも覚えている。
さて、今回は無事小屋まで行けるのだろうか、このコースは下山禁止なので途中で引き返す訳にはいかないのだ。一抹の不安はあるが、心強いメンバーとなら大丈夫!のはず。

まずは、川を渡る。次に杉林の中の緩やかな道を行く。4合目まではどこにでもあるような登山道だ。しかし、確実に八海山の懐深くに入っていく感じがする。1時間ほどで第1のポイント、清滝に到着。いよいよこの先からがこのコースの核心部である。少し行くと最初の長めの鎖がお出迎え。ここからは本当に鎖、鎖、岩稜、鎖という具合で息を切らしながらの急坂。高度もぐんぐん上がり、周囲の岩稜も迫ってくるようで、秋の彩りを楽しみながら登る面白さがあり、ほどよい緊張感のため、、飽きることもない。目の前の紅葉に彩られた岩稜を見る度に、この先はどこをどう登っていくのか、という好奇心のみ。

鎖のプレートには「大正14年」と明記されているものもあり、大丈夫なのか?と心配になり、思わず、三点確保状態で登り始める。登るにつれて周囲の岩稜はますます近くに見え、7合目まで来ると目の前に八ツ峰の岩稜が姿を現す。あと、もう一息か。ちょっと疲れも出てきたが、前方の岩場の鎖場を越えれば、小屋が見えてくるはず。ファイト~、いっぱ~つ!頑張るしかない。

約4時間の登りの末、小屋に着くと、そこには人、人、人であふれていた。見れば、薬師岳を越えてまだまだ、やってくる登山者が数珠繋ぎのようであった。帰りは楽してロープウェイで降り、ちょうど迎えに来てくれたMHの妻に感謝である。

 登山口。このすぐ下の沢を渡るところから始まる。

 これが、その沢。

 杉林の中を行く。

 途中、極小さな沢を4つほど渡る。

 清滝に到着。左下にちょっと見えるのが小屋。

 最初の鎖場。鎖は30~40本くらいあっただろうか。

 日も射し始め、明るくなってきて、紅葉も映える。

 途中から見た六日町方面の景色。

ようやく、5合目に到着。

おぉ!岩稜が迫って迫力あり。このコースはいいねぇ。難儀だが。

 長い鎖も多かった。中にはまるで垂直だったところも。

 こんな所もありました。この先はまた、鎖あり。

前に行く登山者。あの岩稜を私たちも行くのだ。

 岩稜と紅葉がマッチしてどこを見てもきれい!

 手も足も使って頑張ってます!

 ここは7合目ノゾキの松。摩利支天が祀られています。
ここから八ツ峰が見えます。

ここの景色もいいねぇ。秋です。

 迫り来るような岩稜が魅力的。このコースの良さです。

 どんどん、八ツ峰が近くになります。今日は日差しも強い。

 8合目の先の最後の鎖。もうこれを越えれば小屋は近い。

 見えました、千本檜小屋が。あとは一歩一歩進むのみ。

 巻機山です。

 千本檜小屋前からの越後駒ケ岳。

中身の濃い山行でした。登りはじめは「もうこのコースはこれが最後だな。」と言っていたのに、途中からは「また、来年も来たい!」なんて言うように変わってしまった魅力あふれるコースでした。