コースタイム: 6:30 登山口発 7:30 4合目 8:10 5合目
9:25 7合目 10:40 千本檜小屋 同発11:30 12:15 女人堂
八海山ロープウェイ駅着13:15 14:00登山口
この週末も天気予報通りまた、良い天気となった。それではと台風の影響で行けなかった屏風道コースから八海山へ行くことにした。幸い、同じくこのコースを是非行ってみたいと思ってチャンスを待っていた仲間がいて同行させてもらうことにした。今回はちょっと異色?のメンバーでの山行となった。
もう30年も前に一度、屏風道から八ツ峰を越えて新開道を下ったことがあったが、遥か昔のことでほとんど覚えていない。ただ、多くの鎖があって急登だったことと小屋が見えた時の感動だけは今でも覚えている。
さて、今回は無事小屋まで行けるのだろうか、このコースは下山禁止なので途中で引き返す訳にはいかないのだ。一抹の不安はあるが、心強いメンバーとなら大丈夫!のはず。
まずは、川を渡る。次に杉林の中の緩やかな道を行く。4合目まではどこにでもあるような登山道だ。しかし、確実に八海山の懐深くに入っていく感じがする。1時間ほどで第1のポイント、清滝に到着。いよいよこの先からがこのコースの核心部である。少し行くと最初の長めの鎖がお出迎え。ここからは本当に鎖、鎖、岩稜、鎖という具合で息を切らしながらの急坂。高度もぐんぐん上がり、周囲の岩稜も迫ってくるようで、秋の彩りを楽しみながら登る面白さがあり、ほどよい緊張感のため、、飽きることもない。目の前の紅葉に彩られた岩稜を見る度に、この先はどこをどう登っていくのか、という好奇心のみ。
鎖のプレートには「大正14年」と明記されているものもあり、大丈夫なのか?と心配になり、思わず、三点確保状態で登り始める。登るにつれて周囲の岩稜はますます近くに見え、7合目まで来ると目の前に八ツ峰の岩稜が姿を現す。あと、もう一息か。ちょっと疲れも出てきたが、前方の岩場の鎖場を越えれば、小屋が見えてくるはず。ファイト~、いっぱ~つ!頑張るしかない。
約4時間の登りの末、小屋に着くと、そこには人、人、人であふれていた。見れば、薬師岳を越えてまだまだ、やってくる登山者が数珠繋ぎのようであった。帰りは楽してロープウェイで降り、ちょうど迎えに来てくれたMHの妻に感謝である。
登山口。このすぐ下の沢を渡るところから始まる。
これが、その沢。
杉林の中を行く。
途中、極小さな沢を4つほど渡る。
清滝に到着。左下にちょっと見えるのが小屋。
最初の鎖場。鎖は30~40本くらいあっただろうか。
日も射し始め、明るくなってきて、紅葉も映える。
途中から見た六日町方面の景色。
ようやく、5合目に到着。
おぉ!岩稜が迫って迫力あり。このコースはいいねぇ。難儀だが。
長い鎖も多かった。中にはまるで垂直だったところも。
こんな所もありました。この先はまた、鎖あり。
前に行く登山者。あの岩稜を私たちも行くのだ。
岩稜と紅葉がマッチしてどこを見てもきれい!
手も足も使って頑張ってます!
ここは7合目ノゾキの松。摩利支天が祀られています。
ここから八ツ峰が見えます。
ここの景色もいいねぇ。秋です。
迫り来るような岩稜が魅力的。このコースの良さです。
どんどん、八ツ峰が近くになります。今日は日差しも強い。
8合目の先の最後の鎖。もうこれを越えれば小屋は近い。
見えました、千本檜小屋が。あとは一歩一歩進むのみ。
巻機山です。
千本檜小屋前からの越後駒ケ岳。
中身の濃い山行でした。登りはじめは「もうこのコースはこれが最後だな。」と言っていたのに、途中からは「また、来年も来たい!」なんて言うように変わってしまった魅力あふれるコースでした。
念願の屏風道を登れて良かったですね。私も記憶にないくらい前に行き、写真を見て少し思い出しました。小屋の下に出たときの感動は特別ですね。H夫人のお出迎えも会ならではですね。
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