2015/07/21

2015.7.20 湯檜曽川白毛門沢


メンバー:TU SI KK MW(ゲスト)
タイム   :駐車場6:20~ハナゲの滝6:50~東黒沢出合7:20~
             タラタラのセン8:50~山頂

今季初の沢は、超久しぶりの白毛門沢だった。前日の悪天予報は良い方に変わっていき、青空の下の遡行となった。前回の重太郎新道もそうだが、尾根の下りが一番つらい。

沢に行きたい気持ちと、雨ならばそのまま寝ていられる、何て少なくなってきた我が脳みそは葛藤を続ける。でも、帰りの道中では登って来てよかった、ということになるのである。本日も同様、あれやこれやと言い訳がましいことを考えつつ駐車場に着く。既にU達は準備をしていた。他にも数人が沢に仕度をしており、やる気満々というところである。

一般登山道を離れて入渓。しばらく行くとハナゲの滝。水量が多いようだが、右岸を登るとそのまま巻き道に導かれる。いくつかの小さな滝を越せば東黒沢出合に到着。休んでいると、下流からいきなり、長靴っぽいものを履いた方が勢いよく登ってきた。この地で催しているキャニオリングのスタッフの方であろうか。

小滝の連続や滑を楽しみながら登れば、やがてタラタラのセンに到着。迫力満点。忠実?に右岸を巻く。小さな支流を渡り、トラバースすれば落ち口に出る。後続のSIは勘違いで、ちょっとはぐれる。笛を吹いたり、呼んだりしたらしいが、沢の中では聞こえない。教訓である。

足元がなんだか冷たくなって来たなあ、と思ったら雪渓が出てきた。かなり危うい感で沢にかかっている。左岸を慎重に巻く。かつて、ここでブロックで事故があったことを思い出す。危険地帯を過ぎれば、後はスラブを登りつめるだけだ。山頂は見える。

喘ぎ、喘ぎでやっとこさ白毛門の頂上に到着。空はちょっと重たげだが、周りはよく見えて満足である。谷川方面の沢々に雪がたくさんついている様子が伺える。それでは辛い下りに入りますかと、鉛の付いたかのような腰を上げ、溜息をひとつ。頂上から少し下ったところで、誰か倒れこんでいる様子。高校生が熱中症にかかったそうだ。看護師のWさんが先生と共に付き添う。ヘリを要請し、事なきを得たが、その機動力には唖然である。

長い尾根に、愚痴ともつかぬ言葉を吐きつつ下った。あと少しというところで夕立に襲われる。少し濡れはしたものの、ずぶ濡れになる前に車に到着。さあ帰ろうとしたら土砂降り。まだ下山途中であろう方々が心配であった。山行も終わってみれば、今度はどこに行きたいかなど、出るのは次回のことばかり。病気ですね。







ハナゲの滝
幾分水が濁っているような










東黒沢出合
白毛門沢(左)が始まる











登れる滝が多い
楽しい












タラタラのセン
右岸を巻く









次の滑滝
左岸を登る
快適











水が冷たいと思ったら雪渓が出てきた











笹を掴み、雪渓の脇を巻く













緊張の先にじじ岩、ばば岩











水量がぐっと減るとスラブの始まり
耐えるしかない












予定より少し遅くなったが、感動の山頂を踏む
疲れた











一ノ倉沢













蓬峠方面











長い、長い下りの始まり

2015/07/12

2015.7.11 前穂高岳

メンバー:MO HO TH KK
コース   :上高地~岳沢~重太郎新道
タイム   :岳沢登山口5:45~岳沢小屋7:35~紀美子平10:40~山頂11:30

初北アルプスO君に、上高地から見える穂高を見せてあげたくて、久々にガヤガヤと行ってきた。

上高地は第3の故郷である。かつて、4シーズンほどこの地で過ごさせてもらったのである。隅から隅まで?知っているので、いろいろ講釈してあげた。上高地時代にお世話になった西糸屋さんに寄り、おみやげを置いて登山口に向かった。

天気は快晴。朝日が穂高を染め上げていく。オオシラビソから発せられる香りに、体の芯が何とも言えない落ち着きをもたらす。幾度か通った登山道は、その当時と少しも変わらず、徐々に高度を上げていく。景色が開け、岳沢小屋が見える頃、我々は穂高連峰にすっぽりと囲まれているのを感じる。

小屋のテラスで重太郎新道の様子を伺い、いざ出発。九十九折れの坂道を過ぎると、梯子、鎖などが出現。登山道も狭く、急で少しも気を抜けない。喘ぎ喘ぎ1時間。少し広くなったところで休憩。焼岳の背と同じくなってきたようだ。明神、西穂高などの峰が大きく見える。更に1時間、岳沢のパノラマと呼ばれるところに到着。さすがメジャーな山域。多くの登山者が登っていく。

そして1時間経過。紀美子平に到着。吊り尾根の向こうの奥穂高は目の前である。道標の脇にザックをデポし、山頂を目指す。山頂は意外に遠く、ガレた足元に気をつけながら頑張れば、懐かしいピークに着く。穂高連峰から続く彼方には槍ヶ岳、後立山連峰、常念岳、更には富士山、そして白い煙を上げる御岳山など素晴らしい景色が広がった。思い思いに寛いだ後重い腰を上げる。

紀美子平でTHさんと別れ、また長い長い道を戻ることになる。遥か上高地は眼下の果てのようなところにある。MOさんの溜息と後悔と満足を混ぜ混ぜにした独り言を後ろに、ひたすら下る。小屋で少し休憩をとり、更に下る。最後はへろへろになりながらゴールした。

越後の山もいいが、穂高もやっぱりいいなあ、と実感した一日だった。






河童橋から朝日の焼岳













登山道脇から西穂の稜線












小屋から先
試練が待ち受ける










慎重に登る












初穂高のO君
次は西穂か!











ジャンダルム
最近は多くの方が行っているようだ











前穂高からの眺め
最高の景色です











奥穂をバックに













紀美子平と岳沢










慎重に下って行きましょう










「穂高よさらば」という歌があったなあ
山ガール、ボーイがたくさんいた
涸沢方面はもっとたくさんいただろう
たまにはメジャーな山もいい

2015/07/08

2015.7.7 平標山刈払い奮戦記

メンバー:TM、HO、KK
コース   :元橋登山口~松手山~看板~松手山~二居登山口

今日は七夕。良い巡りあいができて、幸せになれる人がたくさんいますように。心ときめく年頃は、とうに過ぎ去ったおじさんは、ただ祈るばかりです。

登山道整備の仕事をもらい、職場の同僚であり、かつ会の仲間である3人で平標山にきた。朝4時、除雪なみの時間に集合。若手一押しのO君、早くもスタンバイOK。車2台でまずは二居の林道口へ。そして元橋の駐車場へ。駐車場には既に車1台。更に続いてもう1台。超人気の山は、冬、夏問わず多くの登山者で賑わっている。

天候は曇りがち。仕事をするにはちょうどいい天気である。刈進むうちに、後ろから登山者の方。清津峡、稲包山などメジャーからは程遠い山を実施しているが、登山者に遭遇したのは蓬峠以来何年振りだろう。妙にうれしい。「ご苦労様」なんて言われると舞い上がってしまいます。

松手尾根に荷物をデポし、指定された看板まで頑張る。山頂が大きく迫る。この冬訪れたもセンノ沢の源頭が大きく開けている。更に、眼下に眼をやれば、いつものヤカイ沢、左岸尾根などルートを確かめることができる。早く雪が降らないかなあ。

昼食を摂っている間にもどんどんと登山者は登って来ており、30人以上の方と遭遇したのではないだろうか。それに引きかえ、二居コースはもの凄く静か。登山道も荒れておらず、静かな山旅を希望される方はこちらがお勧め。(一部造林地を横切るのでコース注意)時間も予定通りに進み、職場には5時前に到着。次は稲包山に向かうことにしよう。







まずは巨大鉄塔の下でひと休み
O君は巨大鉄塔に登っていた強者











ガスの下に苗場スキー場











試練第2弾
稲包山の稜線












苗場山が見えた












平標山を望む











ヤカイ沢と尾根
次の冬も登ろう、滑ろう











センノ沢源頭
ここも滑ろう










ホームグランド最後は東谷山