2014/03/26

2014.3.23-24苗場山

メンバー:TU
コース:【3月23日】 5:50小赤沢バス停発  8:25三合目駐車場
            11:30猿面峰尾根  12:50山頂  (幕営)
     【3月24日】 9:00下山開始  11:00三合目駐車場
            12:25小赤沢バス停
 
【3月23日】
冬らしさの残る苗場山の台地上にて夕日と朝日を見るのが目的。2日前の新雪が麓で50cm程度か。一旦除雪された林道も雪に埋まり、集落内から歩き出す。足首からすねラッセル。山頂は厳しいかとも思えたが、単独日帰りの先行者とラッセルを交代しつつ順調に行程を進める。
猿面峰の尾根から直に山頂に出るルートを取るも、高度を上げるにつれ風とガスが強まり、雪面もクラストしてくる。山頂直下の最後の急登はアイゼンとピッケルで越える。
山頂台地は風が吹きさらし。視界もほとんどなし。小屋の風裏でしばらく待つが回復の気配なし。単独日帰りのスキーヤーは、真っ白な中を小赤沢ルートに沿って下っていく。
18時前から雲が切れ始めるも、風は一向に収まらず。夜半にはさらに風が強まりテントが浮き上がりそうに。
 
 
下部では時おり晴れ間が見えるも、雲の流れはとても速いのが分かる。
 
山頂台地に出たところ。
 
この時期にしては雪は少なめか。
 
 
 
夕方から回復してきたが夕焼けにはならず。
 
【3月24日】
狙い通りの快晴。しかし期待ほどには焼けず。日が昇るにつれて風も弱まり、暖かな日差しが春山の雰囲気。
深い新雪はずぶずぶに腐り、これぞ悪雪といったところ。雪崩を警戒しつつ、斜滑降と横滑りとボーゲンとカニ歩きでなんとか下山。
 
 
 
風が強く、三脚を使ってもブレを抑えられず。
 
 
鳥甲山。
 
台地から小赤沢ルート沿いに急斜面を下る。

2014/03/24

2014.3.24 平標山山スキー/ハイク

メンバー:MO、KK、Oさん(ゲスト)
コース   :ヤカイ沢
タイム   :別荘終点8:15~国境稜線11:35~山頂12:05~別荘終点14:10

いやあ、山は天気ですなあ。久しぶりの良い天気、今日はいつもお世話になっている見晴屋の社長の御客様Oさんと平標山に行ってきた。全国的な晴れマーク。安心して登ることができた。

朝、Oさんを迎えに二居の見晴屋さんへ。真っ青な空が広がっている。Oさんを伴って火打峠に行くと平日にも拘らず車が数台。昨日は凄い人たちが登ったらしいが、今日は静かな山が楽しめそうだ。

ヤカイ沢の上部がクラストしていたら、そこで引き返すことを確認して出発。風もなく汗ばむ陽気だ。Oさんのブーツはゲレンデ用であり、歩きずらいだろうが着実にトレースを追ってくる。山スキー初体験とは思えない。いつものようにルートを右の斜面にとって登る。雪面は日差しで柔らかくなり、そのまま山頂を目指すことにする。

国境稜線に出ると仙ノ倉山が大きく目の前に現れた。振り返れば苗場山が真っ白だ。昨日からTUが苗場山に入っており、今頃は滑っている頃だろうか。山頂へ広がる斜面も程よく緩み、トップからの滑降が可能だ。

山頂に着けば、まさに360度の展望。谷川から巻機山、ぐる~と見えるではないか。このところ悪天ばかりが続き、モチベーションもずっと下がり気味だったが、今日は急上昇。記念写真を撮ったらいざ行かん。おお、Oさんの堅実な滑りが見事だ。うちのMOさんのアイゼンは高い下駄状態。スノーシューに履き替えれば、下山は早い。重い越後の湿雪も蹴飛ばすOさん。思いがけず初体験の山スキーで山頂からの滑り。俺はすっかり顔が焼けてしまった。恥ずかしいけど会社に帰ろうか。







屏風のように広がる白き峰













「夫婦岳樺」と呼んだのは確かIHだったか












人生とはまさに一歩ずつ登ることか












越後の名峰「苗場山」












さあ、国境稜線は近いぞ












ひゃ~!山は最高じゃ!












上手いではないか、Oさん











すっかり山スキーの虜になってしまったOさん

2014/03/20

2014.3.17 蓬峠

メンバー:TU
コース:7:30 除雪終了点 8:50 夏道尾根取付き 10:25 稜線 11:00 蓬峠
     12:00 滑降開始 12:50 除雪終了点
 
KKさんお得意の晴天狙いの平日代休山行を試みてみる。目的の一つは、蓬峠を越え湯桧曽川に降りた先にある、笠ヶ岳へと続く大倉尾根の視察。KKさんの目論見では、蓬峠から白樺沢を経て大倉尾根を笠ヶ岳まで登り、ウツボギ沢を宝川へと滑ってさらに丸山の鞍部から白毛門へと登り返し、赤倉沢を滑り湯桧曽川に戻り着き、湯桧曽川横断として記録を岳人に投稿するのだという。正気だろうか。この日は湿った新雪が10cmほど。前日も降雪があり暖かかったせいか、林道脇の樹林からのデブリが2箇所見られた。
 
 
蓬沢はほとんど埋まっている
 
尾根の取付き部
 
 
武能岳方面
 
 
いかにも蓬峠といった斜面
 
谷川岳付近でヘリが飛んでいた
 
大烏帽子~朝日~笠
 
大倉尾根
 
シシゴヤノ頭方面

2014/03/19

2014.3.16 巻機山

メンバー:TU
コース:5:15 清水発 5:45 桜坂 6:50 五合目 7:40 六合目
     9:05 ニセマキ 9:55 山頂 10:45 米子沢源頭滑降 ニセマキ登り返し
     11:20 ニセマキ 12:40 清水
 
本日は新潟県連の総会。当会のKKさんが県連理事長に選出される段取りとなっている。平会員も代議員として総会に参加し会活動に貢献すべきところではあるが、敢えて巻機の山頂を目指す。快晴のもと理事長就任祝いと在任中の無事故を祈念し、巻機山と奥利根にビールとウイスキーを献じる。
 
大源太方面
 
 
 
米子の様子
 
 
黒岩峰の雪襞
 
天狗岩
 
ナメ沢源頭をトラバース
 
山頂直下から柄沢方面
 
ニセマキより山頂、左斜面を滑る
 
奥利根方面
 
下津川山方面

2014/03/15

2014.3.15 上権現堂山山スキー

メンバー:TM(元会員)、KK
コース  :米沢集落(185m)~クラノ沢左岸尾根~山頂(998m)
タイム  :米沢除雪終了点7:50~上権現堂山11:00~米沢12:20

今日は元会員のMさんに誘われ、魚沼里山シリーズの「上権現堂山」に行ってきた。下権現堂山同様地元の方に深く愛されている山である。一度スキーで登ってみたいと思っていたので、良いチャンスであった。

朝8時集合という楽ちんな時間は、里山ならではの特権か。集落の外れに駐車したが、他の登山者はいない。何せ時期的にも、コース的にもかなりマニアックなところであろうから、はじめからいるとは思っていなかった。踝程度のラッセルで、春近しの重い雪を分けて進む。

山腹のかなり上部まで植えられているスギの間を縫いながら登っていくと、600m辺りからやっとブナが現われる。地図上でもかなり上まで林道が延びている。植林にはちょっと無理があるなあ。米沢大沢側には雪庇が張り出しており、注意して進む。あちこち気温の上昇で、雪が緩み、雪崩の跡が多くみられる。

右手の岩の張出を見送れば、ここしかないというような斜面が広がる。おおよそここが滑ることのできる唯一の斜面だろう。空は明るくなり、魚沼の里山群がたくさん見える始める。幾重にも重なりあっている尾根が、果てしなく続く。

斜度がなくなってき、少し行くと山頂に到着した。標高差800m、山頂に立てて良かった。稜線の風を避けて下降の準備。ビンデングの耐用年数はいかほどか、このごろ心配になってきた。相変わらず力強いMさんの滑りに圧倒されながら、どんどんと下る。スギ林帯に入ると雪は重さを増し、我々の得意分野に入る。細い尾根を通過、最後は丸い斜面を下りれば終点だ。

地元のばあちゃんと世間話をして米沢を後にした。








見ずらいが、電柱の間が上権現堂山だ














今日もまたどんよりした天気です











やっとスギ林帯を抜ける












いいぞ、いいぞ。
その調子で晴れてくれ!













真中が辿ってきた稜線










山頂にて「私」













一瞬の快楽












スギ林の中にオープンバーン
非常に重い雪です












結構危うい痩せ尾根