2012/07/29

2012.7.27 谷川岳

メンバー:MUとその母

コースタイム:5:30 自宅発  8:00 谷川岳ロープウェイ駐車場着
        8:30 天神平発  9:10 熊穴沢避難小屋  
        11:10 肩の小屋~山頂  13:00 下山開始  
        15:00 天神平着  温泉入浴後帰宅


「往復ロープウェイで谷川岳に行こうよ」と母の誘いを受け、平日休みに出かけることに。
一日中晴れる予報で暑さを心配したが、稜線を抜ける風は涼しく、快適な登山となった。

熊穴沢避難小屋から先の急登を頑張る母。
平日のも関わらず、大勢の登山者。休日は一体どれだけ混雑するんだろう…。































天然のロックガーデンのようなお花畑。
花の名前がもっとわかったらいいのだけれど…。















雲の形がどうだこうだと話しながらのんびりと山頂に向かう。















見入ってしまうほど美しいものに何かしら出会える山歩き。






























オキノ耳をバックに母娘。
はじっこの方でビールを飲んで13:00下山開始。

2012/07/27

2012.7.26-27 苗場山小松原コース

メンバー:KK,TM,TH(同行者)


疲れた。とっても疲れた。

小松原から苗場山祓川コースの上ノ芝まで登山道整備に行ってきました。今回は初見でどの位時間がかかり、どの位疲れるのか。せっかくの機会、楽しく、充実した2日間にしよう。

小松原は十日町市の数少ない観光スポット。そこから苗場の祓川コース上ノ芝までの登山道刈り払いである。1日目は小松原避難小屋から霧ノ塔の先まで。アップダウンのあるコース。日陰山に着くと展望が広がる。しかし、ここはまだ十日町。霧ノ塔の急登をがんばって登る。だが、展望はなく残念だ。ここで私は避難小屋に引き返し、夕食作り。今日の夕餉はMUの写真にあった稲荷寿司だ。この次は稲荷寿司対決だ。

2日目。5時30分出発。霧ノ塔までの登り返し。山頂に着くころには体力の半分を使っただろうか。正面に苗場山。4月、U夫婦と登った山行が思い出される。大日陰山を過ぎたがなかなか終点に着かない。汗が滴り落ちる。もう少しだ、頑張ろう。

やっと中ノ芝に着いた。疲れた。Mの放り投げた刈払機と笠が登山道を塞ぐ。中年の登山者が笠を蹴り去って行った。さあ、帰りましょう。しかし、遠いなあ。重い足を引きずり……。疲れのピークでとっておきのメロンを食する。ああ、メロンはなんて旨いのだろう。「Kさん、ほとんど荷物なくなったでしょう。先に行って昼飯作っておいて下さいよ。」なんという発言!


小屋で塩ラーメンを食い、一路コーラを目指し下山する。
















まだまだ元気ハツラツ




























あれが苗場山


























稜線は遥かに続く


























今日の夕食は稲荷寿司、ビール、ポテトサラダ




























苗場山












やっと着いた中ノ芝













一晩お世話になりました













小松原湿原

2012/07/16

2012.7.14-15笛吹川 東沢釜ノ沢

メンバー:SHさん・TU・Yさん(新入会員)・Iさん(ゲスト)・MU(記録)

コースタイム:7/14  7:00 西沢渓谷駐車場発  9:20 山ノ神  
11:55 魚止めの滝  13:45 両門の滝  
              14:30 幕場着


        7/15  6:10 行動開始  9:50 甲武信小屋着
              11:00 下山開始  15:00 駐車場着




今回、初めてご一緒する新入会員のYさん含め、5名という珍しく大所帯での山行。


SHさんは前夜、ウォッシャー液補充のつもりがオイルを注入してしまうというアクシデントにもめげず遠路はるばる十日町から参加、「道の駅はなぞの」に4:30集合。


出発時には小雨が降っており、先の心配もしたが、すぐに止みホッとする。

















鶏冠沢出合を徒渉し、山ノ神から入渓するまでちょっと蒸し暑い山道を歩く。
手のひらにヌメりを感じて見るとヒルを掴んでいて、声に出さずに驚愕する。

下界ではずいぶん暑い日になったようだが、沢の中は暑さとは無縁。
時に腰まで浸かり、時に足を滑らせ上半身びしょ濡れになりながらSHさん曰く何かが「縮みあがりそうに」なりながら進む。

















先を行くYさん。
慣れた手つきでガチャ類を操る。

































魚止めの滝。
流れの左側を流木を立てかけ足場にして越える。
沢の風と飛沫で寒いくらい。
黄色のウェアはYさんのご友人、Iさん。

















魚止めの滝を超えるとその上部には千畳ノナメ。
去年来た時よりも水量が多く、しっとりひたひた、とはちょっと雰囲気が違っていたけれどやっぱりこういう所が一番好き。






















気持ちよくて腑抜けになったような様相のMU。

左右から同規模の滝が同じ滝壺に落ちる「両門の滝」。
なかなか圧巻である。
お天道さまが照っていたら迷わず泳ぐとこ…。

















テン場に到着し、焚き火や宿の準備を終えたら宴の始まり。
ソーセージを枝に刺して焼き、あれやこれやのつまみと美味しく炊けたご飯でいなり寿司。
















ビール・日本酒・ウィスキー…。皆さんよく飲みます。
SHさん、真っ先につぶれます。
















翌日、6:10というこれまた珍しく早い行動開始。
苔の多い林内も楽しみながらさらに上流へ。
















詰めの部分まで心地いい流れを堪能できる釜ノ沢。
















甲武信小屋のポンプ小屋が見えてくると遡行終了。
その先、小屋まで10分ほどジグザグ登りをして小屋の屋根が見える。
流れの中で幸せな気分を味わっているのに、それが終わる時には「残念」な気分ではなく「安堵」。

甲武信小屋では相変わらず優しい雰囲気の徳さんと、沢大好きなヅメさんが時間を割いてお話ししてくれる。

ここでサンドイッチを作り、ビールを買い、遡行終了の乾杯。

下山は約4時間。
長い下りだけれど、もやのかかった原生林や苔たちに癒されながら(そしてSHさんのおしゃべりに助けられながら)無事に駐車場に到着。
































今シーズンは何回沢に行けるかな。
KKさんともご一緒できるのを楽しみにしています。

2012.7.16 稲包山

メンバー:KK(単独)

コースタイム:旧三国スキー場 6:30~三坂峠7:20~稲包山8:10~旧三国スキー場9:30


3連休3日目。どっかに行かねば。そうだ仕事になりそうな登山道整備の稲包山に行こう。

3時起床のはずが4時半になってしまった。涼しいうちにさっと登ってしまおう。旧三国スキー場には誰もいず、静かな山を楽しめそうだ。会員の過去の記録によると、とっても藪が深く、しかも一部道が隠れるほどの荒れようだそうだ。丸木橋までは刈り払いがされていて、なんだ結構手入れされているではないか。と思いきや、急登が始まると足元に纏わりつく笹や草……。もうズボンはびっしょり。

三坂峠はすっかり藪の中。シャツも濡れてきた。右手群馬の向こうに富士山が見えている。サアがんばろう。その後も藪は深くなり手でかき分ける個所も出てきた。単独なので話す相手もいないのでどんどん進む。縦走路を分ける分岐を右に登ると稲包山の山頂。地図通り360度の展望。

縦走路は平標山、仙ノ倉岳に続いている。しかし、三国峠付近までは藪が濃そうだ。下山も早く、途中東京の人1名、三条からの登山者2名に会っただけ。あっという間にスキー場跡に到着。時間があるので三国トンネル手前の駐車場に寄る。この時期ニッコウキスゲが最盛期を迎えることもあり30台位の車。更に平標山駐車場には、もう数えきれない車、車、車。

気温はどんどん上がり、国道の気温計は34度を示している。暑い日本の夏がやってきたか!







静かな山にはブナ林が良く似合う















稜線に出ると遠く富士山が見えた












藪の中に三坂峠の道標














振り返ると旧三国スキー場の跡が。
雪が降ったら滑りに来よう











山頂到着














三国峠に続く縦走路












登山道入口
{通行止」?当り前でしょう

2012/07/14

2012.7.13-清津峡パトロール

メンバー:KK 十日町市役所他


例年の清津峡登山道パトロールに行ってきました。このパトロールの後我々は刈り払いに入ります。コースは行程時間が長く、また時期も梅雨時にあたるのでバテバテで八木沢に着くのです。

清津峡温泉を7時に出発。天気は持つとのことだが、なんだか空が怪しい。大松沢の途中まで車で送ってもらう。営林署の治山工事が大がかりに実施されている。あまり展望の効かない尾根を進み日向の肩へ。そしてここから標高差500mを一気に下る。我々はこの逆で、刈りながら登ってくる。どっちがいいだろうか。

地震の所為だろうか所々道が傷んでいる。トラバースする所は完全に道型が消えている。ロープを握り、梯子を下り、階段を降り、膝がガタガタする頃沢音が聞こえてくる。足尾沢出合である。過去に峡谷沿いに付けられていた道を通ることが出来た頃、この足尾沢出合でキャンプをする登山者もいたそうだ。今その当時の面影はなく、柱状節理の壁を見るには観光トンネルに入るしかない。

足尾沢からは水平に近い登山道をいく。大きなブナと垣間見える渓谷美に癒されながら鹿飛橋に到着。途中、中ノ沢の上部に雪渓を確認。雪が残っているのは何年振りだろうか。

鹿飛橋からは綺麗に刈り払われた道をゆっくり歩く。杉林を抜けると八木沢のグランドが見えてくる。その脇に市役所のマイクロが所在なさゲに待っていてくる。8時間以上の歩きから解放され、私たちは車中の人となった。







登山道の脇にクルマユリが咲いていた















足尾沢から清津峡温泉方面












足尾沢橋














足尾沢












中ノ沢上部に雪渓














高石沢で喉を潤す












鹿飛橋から見る清津峡













綺麗なブナ林を抜けると終点は近い

2012/07/11

2012.7.9 白毛門→笠ヶ岳

メンバー:MU

コースタイム:2:30 自宅発  5:00 土合登山口出発  8:00 白毛門山頂
        9:00 笠ヶ岳山頂  10:30 下山開始  14:00 登山口着 


梅雨の晴れ間を有効活用して、稜線の風に吹かれに行こう!と山行決定。
前夜、9時過ぎには就寝したので2時起きでも元気に出発。

前日の雨とガスでしっとりとした空気の中樹林帯を行く(言い方を変えれば、蒸し暑い樹林帯を行く)。















早朝は、露がたくさんしがみついている葉や蜘蛛の巣を見られるのが嬉しい。
































右手には白毛門沢、左手には湯檜曽川の流れがあるはずだが、ガスに包まれ沢音だけが聞こえてくる。
木の根や岩に掴まりながらひたすら登る。
普段、「楽しく下るために辛い登りに耐える」というほどしんどい思いをするのだが、この日は登りでもずっと笑っていたような気がする。
















笠ヶ岳山頂付近ではニッコウキスゲが咲き始めていた。
ようやく雪がわずかに残るくらいにまで消え、夏が来たかと思ったらもうキスゲが咲いて、じきにトンボも里に下り山は冬支度…。

あっという間の山の夏を感慨深く味わってみる。















笠ヶ岳から朝日岳の方向を見る。















母親と同じくらいの年齢のご婦人と、山頂でしばらくおしゃべりをしているうちに時々青空も覗く。















ジジ岩、ババ岩の少し上にあるこの岩。優しい微笑みをたたえた、やや下ぶくれの横顔に見えるのは私だけでしょうか??















このネズミ、よろよろと歩いていたかと思ったらパタン…と脱力して動かなくなってしまった。
死期を察したかのようにすでにハエが止まっていた。

山を歩いている時に目にする数多の昆虫、動物、植物などの生き物達。
その生き物達の生を謳歌しているような姿ばかりが目につくけれど、生き物と同じだけの死が存在している。そんな当たり前のことを改めて教えてもらった貴重な時間だった。
















今回も山に教わること、山で感じることがたくさんあった。
山にいると何でもないようなことが嬉しく、当たり前のことに感動し、ただの水が美味しい。
感情・感覚が増幅するような感じがする。
山がおもしろいのはそういうところなのかなあ、と思ってみたりする。

このトカゲの名前、知っている人いますか?
こんな派手な色、山の中で見るとびっくりします。
なぜそんな目立つ色??と思うけれど、天敵の鳥から見たら毒々しくて食べる気にならない、という戦法でしょうか?