人生と登山は出会いの連続である
絶景探訪 |
暗闇の中県境の市振へ車は走る。かつて、北陸道は対面通行で、新穂高へ向かう我々を大型トラックが後ろから猛然と煽ってきていた。富山で高速を降りたとたんに、どっと疲れが出たことを思い出した。
道の駅で待ち合わせとしたが、地元YS先輩が忘れものをしたということで、先に上路に向かう。混雑を考慮し、集落センターに車を置かせてもらった。ヘッデンを着け、十二社の脇を行く。がちがちのトレースが、多くの登山者が入ったことを示している。
見慣れた斜面を登るにつれ、辺りは段々と明るくなってきた。キノコはないかと気になるらしく、SHがキョロキョロしている。以前大量にゲットしたことを思い出しているのだろう。このコース一番の急斜面に入る。クトーを着けジグを切る。尾根の下部は湿り雪であり、陰になっていた斜面は乾いた雪だった。シールは下駄と化し、ずるずると引きずる羽目になる。
登り切った尾根上から展望が開ける。これから目指す山頂が谷の向こうによく見える。モチベーションアップ。休憩をはさみつつ、多少のアップダウンを繰り返す。後続の2人の方に道を譲る。おや?この方はひょっとして。声をかけると、おお!やっぱり「名人さん」ではないか。オタク全開。興奮状態になった。
緩やかな尾根を登りつめると、眼前に北アルプスがどど~んと現れる。初雪山の向こうに剱岳が屹立している。振り向けば日本海が。歓声が上がる。山頂小屋はすぐそこだ。小屋で休憩している間に単独に方が来た。話をしてみると、松本の「ブンリン」と同じ町内の方だった。何という偶然。更に話は盛り上がる。
去りがたい山頂を後に滑り始めて前橋の方とスライド。YS先輩の伝言を受ける。そして、沢源頭部に滑り込む。程よい雪にスキーは滑る。斜度が緩む手前で大きくトラバース。尾根上にYS先輩の姿を確認し、雪庇を越えて無事合流できた。しばし休憩後ぐざぐざの雪に足を取られながら車までたどり着いた。
そして〆は、糸魚川市内の食堂でおいしいご飯を食べて帰路につく。たくさんある山の中偶然の出会いがあり、多くの思い出が増えていく。山は素晴らしい。
立派なトレースがあり迷わない |
緩くジグを切る |
一番の急斜面へ シールが下駄と化す |
海です |
後は忠実に尾根をたどるだけ |
おしゃべりを交えて |
絶景が待っていた |
海と山 |
満足、満足 |
名人さんと愛知のポンツーンの方 |
いざ出発 |
歓声を上げるしかない |
楽しい |
雪はまだ腐らない |
山スキーしか頭にないTHさん |
軽やかなSH |
腐れ気味に |
尾根に乗り上げS先輩と合流 |
白鳥山を後に |
最後の斜面に |
スキー一式新調したS先輩 |
最後は超湿雪 |
カレーラーメン! |
初めての白鳥山、雄大な景色でした。今回、出会った方々はみんな山スキー大好きな方々ばかりで思い出に残る山行となりました。久し振りのYSさんも相変わらず元気いっぱいでよかったです。IHさんがドタキャンだったのが残念だった。今度はご一緒したいな。
返信削除勝手ながら名人さんの動向が気になっていて、偶然会うことができ感動してしまいました。少しですが、元祖テール滑りを見ることができて嬉しくなりました‼️
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