IH 単独
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五合目辺り。霧氷に覆われたブナ林。 |
当初の計画は、避難小屋1泊で国境稜線の向こう側へも行ってみようという計画だった。
数日前からの天気予報は降雪で期待もしていたが、前夜になって荷造りしていてだんだん不安になる。背負って登れるだろうか?行く前からの弱気はいつもの癖だ。
山行部長から連絡が来たり、LINEでUTさんが日帰りで向かうとくれば、行くしかないだろう!
未明に家を出て上田のセブンで朝飯。雪は強くなったり弱くなったりだが降り続く。清水に着くが雲天近くの車道にも国道どん詰まりにも車はない。雲天近くの車道に車を止め支度するうちに、この天気の中、この荷で上で泊るのは今の自分には無理と判断。荷を軽くして目標を七合目辺りに決め、早速、山行部長へLINEで報告した。
7時過ぎに出発。50cmくらい積もっただろうか。林道の跡は明確で一人ラッセル訓練に勤しむ。
桜坂を過ぎ、登山道は籔っぽいので、そのまま林道を進み広い雪原を井戸の壁目がけて籔の薄いところを選んで突入。籔山の登りだった。徐々に井戸尾根は急登となり、鈍った身体が悲鳴をあげる頃、すぐ後ろに人影が見えた。UTが来たと思ったら違った。
地元ファイヤーマンの「Kさん」でした。ラッセルを交代してもらい、後ろを行きつつ少しお話しした。この山で当会のKKさんとは何度か遭遇。巻機はホームマウンテンで遭遇する確率が高い。もう百回は来ていてルートは熟知しているとのことで心強い。まだ籔が濃いので登山道を歩いた方が良いと言いルートファインディングしつつ籔を切り裂いて登っていく。頼もしい!
四合目からは急登の井戸の壁だが、うまくルートを取っていく。ブナ林に入ると歩き易いこともあり、どんどん離されてとうとう見えなくなった。相変わらずのペースで彼の跡を辿る。六合目半を過ぎた辺りでKさんが降りて来た。七合目まで登ったとのこと。写真を撮り別れる。あっという間に籔に消えていってしまった。
12:30に七合目到着。今日はここまで。木々の薄い稜線は風が強く寒い。早々にシール外して滑降!~深雪パウダー!!フワフワとスキーが浮く。快感だ。あっという間にブナ林のツリーラン。そして魔の壁。籔が濃い! Kさんの跡は登山道に沿って滑っている。それに続き登山道に沿って籔を蹴散らす。KKさんの言ったとおりヘルメットのおかげで籔も攻められるが、油断すると枝が顔をバシッと撫でる。痛っ!
なんとか雪原に降り立ち、あとは登り跡を忠実に下る。車止めには13:35着。Kさんの姿は既になかった。車の雪落とししているとフロントに置き土産有り! ご馳走様です!UTさん!
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林道ラッセル |
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桜坂 |
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登山口は籔! |
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雪原の先には井戸の壁 |
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助っ人現る |
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若く、強く、早い! |
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どんどん離れて… |
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そして見えなくなった |
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六合目付近 |
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七合目から降りて来たKさん。頼もしい! |
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籔に消える |
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いざ七合目へ |
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七合目から15分。楽しみはあっという間。
ここから試練の下り。 |
昨日お会いしたKです。前半の深雪のラッセルありがとうございました!
返信削除私も良さそうな日に泊まりで行こうと考えてます。会の倉庫に石油ストーブを去年デポしときましたし(^^)
また巻機山でお会いしましょう!
今日は東谷山に行って来ました。上部はパウダーで快適でした。下部は藪をかいくぐって滑ってきました。
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