メンバー:SH NI KK
コース:井戸尾根
レポート:KK
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心の山 巻機山 |
全国的に晴マークのこの日、定年3人組は雪を求めて巻機山に行ってきた。稜線の向こうに姿を現したかの岳は、やはり私たちをやさしく迎えてくれた。ありがとう巻機山!
60歳を過ぎ、やけに時間というものが愛しく思え、いてもたってもいられず休みを取って清水へ。朝5時。さすがに平日に他の登山者はいない。滝谷のKさんのものと思われるトレースをお借りして、星の瞬くなか進む。桜坂まで30分。いいペースだ。田んぼ跡を横切り、幾分薄くなった藪斜面を上る。井戸の壁は、左斜面をかすめるように這い上がり、癒しのブナ林に到着する。大休止。天候の回復は遅いようで、なかなか雲が取れない。
米子沢の偵察をするため林を横ぎり、端に出てみると、音を立てて水が流れ落ち、滝も隠れることを知らず姿を見せていた。トレースは展望台に寄らず、斜面を上がっていたが、私たちは天狗岩を見るために寄り道をする。相変わらず天狗岩はどっしりと構えていた。積雪は増えていて、藪の煩わしさを感じることなく、どんどん登ることができる。バックには、見慣れた我が故郷の山々が肩を寄せ合っている。
7合目から先の急登手前で、念のためクトーを装着。ガリガリの箇所は少なく、すんなりと8合目。更に少し頑張ると「巻機山」がド~ン!おお!真白いぜ!やはり巻機山は純白がお似合いだ。シールのまま避難小屋へ。屋根がもう少しで隠れる。小屋からヌクビ沢へ落ちる斜面を少し偵察する。滑ってみたいものだ。
小屋で休憩後山頂を目指す。疲れないように緩くジグをきって進む。そして主稜線に出れば「越後三山」ドド~ン!越後の山は最高だ。風に吹かれることもなく山頂に到着。今季3度目の山頂である。見飽きぬ景色であるが、SHが午後から用事があるので下山することにする。ちょうど良い新雪の斜面を気持ちよく滑り降りる。溜まりませんね。
小屋からニセ巻に登り返し。いきなり足にくる。ニセ巻の先で滑降の準備をしていると、後続が5~6人上がってくるのが見える。皆さん我慢しきれなくて来たのでしょうね。8合目まで一気に滑り、滑沢源頭をかすめて急登に戻る。ここから本日のハイライト。7合目までの大斜面を思うがままにシュプールを刻む。う~ん!大満足だ。
快適ブナ林ツリーランに酔いしれ、いよいよ井戸の壁突入。右手沢状急斜面をジャンプターンで滑る。重雪と一部クラスト、藪混じり3種混合攻撃に手こずるが、何とかスペースを繋いで田んぼ跡に着いた。時間はまだ1時前。いつものように限定麺を求めて一路六日町へ。今日も充実した山行だった。
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井戸の壁突入 |
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あと少しだ |
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万太郎山が鋭い |
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まずここで一休み |
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真っ直ぐ延びる一本のトレース |
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振り返れば山、山、山 |
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そしてまた山、山、山 |
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滑沢源頭部をトラバース |
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谷川連峰が美しい |
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心の山 |
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この景色を見ると、なぜが癒される |
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さあ、頑張ろう |
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越後三山がお出迎え |
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小屋に向かって |
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山スキーの醍醐味 |
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踏ん張るIさん |
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今日もかっ飛ばすSH |
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ブナのツリーラン |
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酒粕味噌麺 旨~い! |
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