2019/02/03

2019.2.2 蒲原山山スキー

2/2 7:45木地屋(P)~8:40杉ノ平~11:20一難場山~12:30蒲原山13:15~14:15杉ノ平~12:45木地屋(P)
レポート IH
時折り強風に煽られる蒲原山山頂

2/1 PM11:00 サッカーアジア杯の決勝戦の火ぶたが切られた。・・・見たい!応援したい!!
でも、明日は山へ行きたい!早起きしたい!!
あれもしたい!これもしたい!という欲求をはね付けてくれたのは、開始11分にカタール選手が放った華麗なるオーバーヘッドキックだった。
TVのSWを切って消灯、目覚まし3時半!おやすみ。

2/2 AM3:30 無事に起床。雪降る真人を4時過ぎに出る。
ゆっくり3時間かけて木地屋に到着。準備していると富山ナンバーが2台到着。あ~一人じゃないなぁ~と安堵しつつ先行する。
天候は曇りだが風強く雲の流れが早い。まぁ悪くなるなら引き返そうと弱気が覗きつつも、先行した手前、富山んしょに長岡ナンバーの底力も少しは見せたい!と強気を引っ張り出し思いのほか深いラッセルに何とも言えない充実感を味わいながら進む。
大曲で車道を離れ急斜面を登り切れば樹林帯が広がる。
木地屋川が徐々に緩やかになると杉ノ平だ。この辺りで積雪2m位か?何とか雪で繋がる場所を探して徒渉する。
相変わらず空を見上げれば風強く、時折り細かい雪が流れていく。
一難場山の山裾を徐々に高度を稼ぎながらラッセルに励む。ウーン鍛えてるなぁ!と実感できるのが気持ちいい。
途中、異変を感じて足元を見ると右足のシールが半分くらい剥げていた!時間は9時半、ほとんど休みなく登っていたので休憩を兼ねてシールを補強する。
ここで富山の3人パーティと2人パーティに抜かれ、ようやくラッセル交代だ。皆さんの後を付いていくが、とっても楽チン!写真撮りながら前に追いつかないように気を付けながら登る。が、ゆっくりなのですぐに追いつき仕方ないので再びラッセル。
滑ったら気持ちいいだろなぁ、と思わず涎唾ものの斜面を6人でラッセル交代しながら登る。
ようやく稜線、すごい風!でも青空も見えた!! この稜線の景色は本当に素晴らしい。なんといっても広いのだ!東京ドームだってたくさん作れる広さだ。
稜線は強風の造形シュカブラで歩きづらい。
年間4~5回はここを訪れるという富山の2人組テレマーカーがガタガタの稜線から離れ広々した台地に道を刻むので付いていく。
一難場山の山頂を過ぎたあたりから稜線に戻る。
テレマーカー曰く、この辺りから蒲原沢へ滑り込み1420mピークを越えて湯原へ降りることもできるそうだ。
2人組テレマーカーは車1台を湯原にデポしてあり、今日は蒲原山から湯原へ下るとのこと。いいこと聞いた。今度やろう!
蒲原山の山頂は時折り強風が舞う中、小蓮華から白馬、雪倉、朝日岳と続く北アルプス北部の山々がもうちょっとで見えそうで見えない状況だった。残念。
滑降準備をする中、補強したシールを剥がす段になって大失敗!
テーピングテープを剥がすのを面倒がってシールの強さでテープを切断しようとしたら、なんとシールの方が切れた!ガーン!!…やってしまったことは元に戻れない。と諦め、いざ滑降!!
一難場山までの斜面は素晴らしいパウダー!最高のカイカ~ン!!!
だが一難場山はほとんど標高差のない稜線で深雪なので登路を辿り滑っては登りの繰り返し。
そして本日のメインイベント!稜線からの斜面は最高!これぞ山スキー!
しかし今日のパウダーは重厚で疲れた下半身は耐えきれず深みに嵌る。
杉ノ平に着きホッとし、あとは余韻に浸りながら木地屋まで下る。

蒲原山は夏道が無いので冬期限定の素晴らしい登山エリアだと思う。
特に一難場山から蒲原山までの稜線歩きは天気良ければ北アルプスや頚城の山々の展望台だ。
けれど残念ながら地元糸魚川や新潟の岳人にはあまり知られておらず、富山県や長野県からの登山者が多いようだ。
富山のテレマーカー曰く、富山県は立山連峰などあるが急峻すぎて山スキーを楽しめる山は多くはなく雪質も良くない。頚城の山は緩やかな山も多いし雪質も素晴らしいので富山から訪れる人は多いとのこと。
話を聞いてつくづく新潟に生まれて良かったと、この身の幸せを感じるのだった。
蒲原山よありがとう!

木地屋の除雪スペースに愛車を止め置く

急登の後に広がる樹林帯

ラッセル交代!頑張れ富山んしょ!

陽が射す!

 

青空!早く稜線に上がりたい!!

稜線に上がる。

稜線は風の通り道。発達するシュカブラ

稜線は風強し!

微風の稜線台地。素晴らしいルート取りに感謝!

そして山頂へ。

高妻山を眺める

蒲原山の本当の山頂はあっち

箙岳の奥は白馬乗鞍?白馬岳は見えず!

朝日岳から長栂山方面も顔見せず!

山頂付近は斜度なく登路を辿る。

一難場山の稜線。広い!

白池と黒負山?

広い稜線から雨飾山を望む

強風の稜線か、微風の広い台地か...お好きな方へ。

余韻に浸る帰り道

2 件のコメント:

  1. 地元の山やさんがもっと登らなくてはいけませんね。あの絶景を見に再訪したいです。

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  2. また、今年も行きたい山です。晴れた日にネ。あの雄大な景色を見るのももうひとつの目的ですから。富山の方が教えてくれたコースも気になるなぁ。

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