2020/01/14

2020.1.11 巻機山山スキー

メンバー:KK
コース:井戸尾根~

心の山 純白の巻機山
いつか降るだろうの期待は虚しく、時間ばかりが過ぎていく。地球はこの先大丈夫なのだろうか。日々そんな後ろ向きなことばかり考えていても仕方ない、山に行こう!

晴予報の一日、巻機山に出かけて。私は、清水集落からのコースが好きで、定番になっている雲天コースは取っていない。バス回転場に県外ナンバー2台。ここに停めているでスキーではないな。よし、一番乗りだ。しかし、林道には今朝のスノーシューのトレースが先行していた。久し振りのヘッデン山行だ。

桜坂から田んぼ跡方面に向かい、あわよくばそのまま井戸の壁下部に上がられないかと登山道を離れる。隙間を狙いジグを切るが、藪は、なかなか前に進めてはくれない。途中諦め登山道に合流。最大の難関は、井戸の壁の中でも斜めに上がる箇所だろう。登山道を隠す枝をいかに掻い潜るかだ。心配をよそに藪慣れした体が前に進む。しかし、下りもまた大変だろう。

5合目のブナ林はとても静かで穏やか。巻機山に来たといった感じだ。6合目下もするすると抜けられた。上部に先行者の方が歩いていた。展望台から天狗岩と割引岳。朝日が当たって美しい。なぜか先行者の方とは言葉を交わせず、自分が先行して登ることに。

7合目の下の潅木は隠れきれず、右に左にと移動しながら進んだ。そして!それを抜ける純白の斜面がド~ンと眼前に!おお~素晴らしい!思わず大声を出してしまいそうな景色だ。これが12月だったらなあ。8合目下の急な斜面も乗り切り、ニセ巻下の斜面を登りきると、ジャ~ン、遂に真っ白な巻機山とご対面だ。何度来ても巻機山はいい!

小屋まで下り、そのまま稜線に直登。するとその先に越後三山が現われる。見慣れて景色だが、今年はいつも以上に新鮮だ。稜線は風が強く、山頂付近は雪が飛ばされてカリカリである。寒いので素早くシールを剥ぎ下山。薄く積もった新雪の上を滑る快感は何とも言えない。小屋から登り返す途中でスノーシューの方とスライド。無言だった。ニセ巻で再度シールを剥いで準備していると、滝谷のKさんと会う。相変わらずアグレッシブルだ。

そして大斜面を7合目に向かって滑降だ。程良い新雪は滑りやすく、どんどん落ちていく。まさに山スキーの醍醐味である。振り返り、自分のシュプールに酔いながら雪山の良さを噛みしめる。更にブナ林を抜けて5合目の癒しの斜面へ。木々をぬいつつ井戸の壁上部へ。

いよいよ核心に入る。今日はヘルメットを被り、枝パンチにも負けない。横滑り下降を繰り返し、重くなった雪に足を取られつつも何とか桜坂へ着いた。

このまま春になるかもしれない。そんな不安もあるが、少しでもチャンスがあったらまた出かけたいと、フキノトウが出始めた道脇で思った。

月光
雪山 静か
朝日を浴びる
雪の花
待ってました この景色
痺れるぜ
遅くなりましたが、今年もよろしくです
小屋
癒やされます
越後三山
稜線からひと滑り
うっとりする
木々が美しい
新井先生の松




2 件のコメント:

  1. 滝谷のKです。

    遅くなりましたが、11日はありがとうございました。
    今日行ってきましたが、11日よりは増えており、
    大分快適でした。
    とはいっても5合目以下は登山道をなぞりますが…。
    またよろしくお願いします!

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  2. おはようございます🌄巻機山は何度通ってもいいですね。今日は平標山に向かってみます。

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