2017/01/03

12.31-1.1 年越し八ヶ岳(赤岳)

メンバー:MW

コース:1日目 美濃戸~南沢から行者小屋 テント泊
     2日目 行者小屋~文三郎尾根 赤岳~地蔵尾根 行者小屋
         北沢から美濃戸


メンバーさん達と日程が合わず、一人でも行けそうな雪山をと検討した結果、会長さんたちから一日遅れで赤岳に向かうことにする。
「一人で雪山テント泊!」と、計画段階からわくわくと緊張で、表には出さないけどややテンション高め。竹ペグもどきの自作も仕事後の深夜に楽しんだ。

12月31日
待ちわびていた仕事納めの日の夜遅く、美濃戸に向かう。美濃戸口からの林道は凍結箇所はあるもののエクストレイルなら何のその(初めての道で真っ暗で狭くてガタガタ道で急坂もあって…ほんとはかなりドキドキした)。
美濃戸の駐車場で、会長さんの車を探し差し入れを残置。ワイパーにくくられていたビニール袋を見つけた時に「誰だゴミを置いていきやがったんはー!」と憤慨していたそうな。

7:00 美濃戸山荘を出発し、南沢ルートで行者小屋に向かう。入山者は多いが、北沢に入る人の方が多そう。美濃戸付近では雪はうっすら程度。沢に近づく所では凍った岩に注意だけど、登りならアイゼンなしで問題なし。

途中、大同心・小同心が姿を見せる。おお、八ヶ岳に来たのね、という感じ。
登るにつれ、沢の流れも氷の下に隠れて本当に静か。前後に人がいない時は自分の足音と呼吸と、時に独り言が聞こえるのみ。


9:30行者小屋着。
テントを設営していると会長さん発見!カメラを構える姿はさすが、ちょっと違います。
IHさん、HYさんとも合流してしばしご歓談。昨日赤岳展望荘に泊まって下山してきた皆さん。残ったつまみやら行動食やらを両手いっぱいにくれました(^-^)おかげで豪勢に年越しできました。ありがとうございます!
山で先輩方に会えるって最高です。

テントは20張くらいあったかな。ソロテントもたくさんあった。「さむーい山の中で一人年越しする同志」と、勝手に仲間意識を持って眺める。越後の雪とは違って湿り気がなく、竹ペグもどきを埋めるのに心許ない感じがしたけど、ピッケルで氷を砕いて埋め戻して固定。翌朝しっかりと凍り付いていて、ちょっとやそっとじゃ回収できないくらいだった。


11:00 テント設営後、アイゼン装着して中岳分岐まで偵察に出かける。元日の午前中はガスが出やすいような予報だったので、景色を見逃すともったいないと思い。
文三郎尾根は、急ではあるけれど登山者の多さゆえ、斜面には階段状にトレースがあり特に困難はなかった。真っ青な空に威風堂々聳える阿弥陀岳や赤岳の岩稜などに目が奪われ、高揚した気分で歩いているとすれ違う人に「楽しそうだねえ。」と笑いかけられた。スキップしたいくらいの気持ちが体中・顔中から滲み出ていたことでしょう。
奥に阿弥陀岳、手前に中岳。
中岳分岐では煽られそうな風。
長居せずテントに戻ることにする。何度も景色を振り返り振り返り下りていると、「もったいなくて下りたくないよねえ。」とまた話しかけられる。よっぽど分かりやすいみたいです。
赤岳西壁をクライミングしているパーティーも。交わすコールがこだましていた。

テントに戻り、まだ暖かい日差しがあるうちに、とビールを飲んでから昼寝。
17:00、昼寝から目覚めるとすでにテント内温度はマイナス8℃。お日様のありがたさを実感。
行者小屋の水場はじゃーじゃー流れていて、水作りが不要だったのもありがたかった。狭いスペースで、「火」と「水物をこぼすこと」には十分注意してそろりそろりと行動していたのに、汲んだ水が凍らないように、とシュラフの中に入れた水筒の蓋がゆるんで水漏れた!バーナーで何となく服を乾かしたりと余計な仕事が増えたが21:00就寝。

1月1日
4:00起床時には山頂に向かう足音も聞こえていたが、暗い中一人で岩場の通過をするのは嫌だったので、日の出に間に合わせるつもりは初めからなく、ゆっくりと朝の準備をする。
正座して誰にということもなく新年のごあいさつをしてから、IHさんからいただいた甘酒をすする。

6:15出発。
ヘッドライトを点け、ガスの中を歩く。見えるものがないとペースも上がる。
7:20、中岳分岐。ガスが濃くなったり薄くなったり。
岩の要塞、といった感じの頂上直下の岩稜帯
 時折、強くなる風に緊張もしたが、これくらいは八ヶ岳の稜線上なら微風程度なんだろうな。
前後に登山者が居らず、岩場通過でも緊張が高まる。でも、岩溝にしっかりと踏まれた雪が詰まり、ゆっくり丁寧に一歩を出せば大丈夫。
晴れてきた!
 8:00、赤岳山頂着。
この時間はガスが取れ、360°の大展望を堪能できました。
よく頑張りましたー。

ザ・元旦

この寒さと風の中、じっとチャンスを狙うカメラマンさん。すごい。

8:25、下山開始。地蔵尾根の下りは急で鉄梯子や階段もあるが、ゆっくり足を置いて慌てずに。
赤岳展望荘の下の急斜面

9:35、テントに帰着。まったりと過ごしてから帰り支度。
11:10、帰りは赤岳鉱泉を通る北沢ルートで下山を開始。
お兄さんのザックには「Happy New Year」が!

赤岳鉱泉のアイスキャンディをしばし見物。
おお、これが!
堰堤広場から美濃戸までの林道が長かった…。ザックの重さをここに来て思い出してしまった。美濃戸まで車が入れて本当に良かった、と思った次第です。

厳冬期八ヶ岳、というには条件が良すぎた今回の山行でしたが、一人でテントを担いで真冬に山で一夜を過ごし、赤岳に登頂できたということは私にとっては達成感を味わえるものになりました。

この日、H夫妻の山荘にお邪魔し、ご馳走と温かいお布団をいただき翌日の山行に向けて英気を養いました。ありがとうございました。
阿寺山山スキーへ続く…。

5 件のコメント:

  1. おはようございます。会心の越年山行でしたね。次の日の阿寺山とのギャップが凄い。今年も事故なく、充実した山行をしましょう。よろしくお願いします。

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  2. おはようございます。会心の越年山行でしたね。次の日の阿寺山とのギャップが凄い。今年も事故なく、充実した山行をしましょう。よろしくお願いします。

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  3. 阿寺山ではよれよれでしたが、最高の景色を見られて本当によかったです!充実した年末年始の休暇でした。この後、順調に雪が増えてくれるといいですね。

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  4. 女性一人で雪山テント泊はたいしたものですね!幸先のよい素敵な年越し山行ができましたね。

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  5. 条件がとても良かったので一人で行ってこられました。
    下山後の山荘泊も素敵でした(^-^)ありがとうございました!

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