2023/03/01

2023.2.27 八海山カッパン倉山スキー

メンバー:KK

コース:セミナーハウス


八海山大展望

迫る

いつも阿寺山に登るとき、左に続く尾根を眺めていた。八海山の登山道「新開道」の尾根だ。過去にもスキーで登った記録もあり、是非とも訪れてみたいと以前から思い、現在に至ってしまった。見た目には、さして時間もかからないだろうと。

今季最後の寒波になるか。早朝除雪を終え、セミナーハウスに着いたのは8時過ぎだ。帰りは重い雪なるだろう、心も重い。ラッセルは終始脛程度。どんどん行きたいところだが、既に雪が重い。登山口から暫く造林作業道に沿って上を目指す。その後作業道を離れ、右手の尾根に取りつく。広い、急な斜面を喘ぎ登ると気持ちの良い尾根に出た。後は忠実にこれを辿るだけ。左手に八海山が間近だ。カッコイイ。

尾根は登りやすく、右手には高倉山が見えて展望も良い。標高882m手前で尾根が細くなり、雪面は風に飛ばされクラストしている。右手に逃げられないものかと回り込むも、頭上の雪庇が覆いかぶさり、元の位置に戻される。スキーではどうしても乗り上げられず、5m程スキーを担ぐ。その後、尾根は左に緩くカーブしていて、次が山頂かと期待を抱かせるが、なかなか辿り着かない。

しかし展望はグングン良くなり、阿寺山、巻機山、妙高火打方面が青空に映えてくる。そして、入道岳、八峰が眼前に聳えるのである。時計を見るとすでに4時間近く経過していた。そして、傾斜がなくなった先が「カッパン倉」だった。怪しげなピークで、右手に雪庇が張り出し、左は急角度で沢に落ち込んでいる。雪崩の音が谷間に反響する。それにしても、何という景色だろう。1,300mにも満たない山とは思えない絶景だ。

下山は一気だ。途中板を担いだ場所も、横滑りでクリアー。オープンバーンはないが、ブナのツリーランに満足感100%。出だしの急斜面を滑り降りると、雪は徐々に重くなり、越後パウダーを通り越してしまった。ストップスノーに苦しめられたが、最後自分のトレースに乗っかりゴールした。

帰り支度をしていたら、双眼鏡を首にかけた同年配と思われる男性に声をかけられる。長い山スキー歴を持っている方で、今膝をけがしていてリハビリを兼ね散歩しているのだそうだ。山を双眼鏡で覗き、山の状況を見ているとのこと。長々とおしゃべりをして別れる。

いやあ「カッパン倉侮るべからず」だった。


快晴

出だしからテンションアップ

登山道入り口

杉林を抜ける

急斜面を登りきる

癒しの尾根へ

あの峰の奥

高倉山

次々と現れるピーク

回廊

緩やかな斜面

巻機山登場

いい感じの尾根

阿寺山

そろそろか

雪庇の張り出したところがカッパン倉か

もうすぐ3月

ちょっと悲しい

安全に帰ろう

スキーを担いだところ

無事下山

辛みそラーメン
完全制覇を狙っている






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