メンバー:KK(単独)
コース:三国川ダム~十字峡~日向山~
タイム:三国川ダム4:50~十字峡5:35~四合目8:05~日向山8:50~
池ノ段10:35~山頂10:50~十字峡13:10~三国川ダム14:10
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やっとここまで辿り着いた |
2月の八海山入道岳、3月の越後駒ヶ岳、そして4月の中ノ岳。今シーズンの目標のひとつ「三山山スキー」を実行することができた。計画はしたものの、気持ちは盛り上がらず、つい弱音を吐きそうになる。3時に出発しようとしたが、辺りが明るくなってからにしよう、他のメンバーの計画に乗っかろうか……。など逡巡している間に朝がやってきた。ようし、もう行くしかない。
四時半過ぎ、辺りがほのかに明るくなり始め、いざ三山の最後「中ノ岳」に向かって出発。つぼ足のトレース有。ダム右岸の道路は、例年通りあらかたアスファルトが出ていて、スキーで行けなかった。一体どこまで担いでいけばいいだろうか。黒又沢出合手前の雪の押し出しは少なく、余裕で通ることができた。登山道脇の神様に安全祈願をして登り始める。
兼用靴での夏道登りは、足首が自由にならないのでえらく疲れる。所々雪は残っているものの、概ね二合目の鎖場の上まで背負い上げた。スキーでの歩きはじめるも、所々脱ぐ羽目になり、結局日向山まで背負ってしまった。阿寺山、ネコブ山、八海山などすっきりとした青空にその姿が美しい。4合目を過ぎると景色は優美になり、俄然調子が上がってくる。しかし、中ノ岳はいまだその姿を現さない。遠い峰だ。
ようやく日向山の小屋に着く。そして、眼前にど~んとその大きな山容を見ることができた。萎えそうな気持ちが、ぐっと盛り返した。生姜畑の雪原を進むと、上方から先行者が早くも降りてきた。先週に続き2週連続で、前回は日向山まで、そして今回リベンジで山頂まで行ってきたそうだ。先週は、十字峡から雪は繋がっていたらしい。
シールで高度を稼ぐも、徐々に雪面は硬くなり、諦めてアイゼンを履く。風もなく穏やかさが嬉しい。久し振りのアイゼンの感覚を足元に感じながら池ノ段を目指した。稜線に辿り着くと風が強く。ふらふらしそうになる。大きな雪庇の下にスキーをデポしたが、履いて山頂まで行けばよかったと後悔する。雪の量は、2年前より多く、安心して稜線を歩くことができた。
そうして山頂へ。なかなか頑張った感があり、満足だ。計画では、祓川を滑ってくる予定であったが、強風のせいにして今回も山頂を後にする。雪は思ったほど緩まず、まだ硬かった。稜線から滑り始めるが、エッジを立てないとひっくり返りそうだった。その後も硬いバーンに板を取られないように慎重に下る。緩斜面になる頃、ようやく滑りやすくなった。怖かった。
日向山まで戻ると、そこは春って感じになり。雪はどんどん腐り始めた。4合目に繋がる広大な斜面を快適に滑り、黒又沢側をトラバースして尾根に戻る。更に雪を繋ぎながら下り、鎖場の上まで何とか板を脱がずに戻れた。そしてまた板を担ぎ、スキーのテールをひっかけながら十字峡着。しんどかった。
途中誰にも逢わず、また右岸道をダム管理棟へ14時。急いで後始末をし、私を待っているであろう中華こしじへと車をかっ飛ばす。充実した良い一日になった。
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月が出ていた。 頑張ろう |
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黒又沢橋手前
例年雪の押し出しが凄く、谷に落ちそうになる |
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夜が明けたぜ |
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八海山
入道岳が尖がっている |
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銅倉尾根とネコブ |
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巻機山方面 牛ヶ岳の斜面が真っ白 |
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鎖場手前 ゴリガリ |
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日向山
観測所の小屋が見えている |
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稜線から三国川ダムと妙高、火打山 |
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4合目からすべすべ斜面 |
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八海山全景 |
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じゃ~ん 中ノ岳の雄姿 |
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大好きな下津川山とネコブ山、桑ノ木山 |
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山頂に到着 やりました |
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未丈ヶ岳とIHさんがいる日向倉山 |
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日向尾根全景 |
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緊張がほぐれ、日向山に帰ってくる |
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本日のご褒美斜面 |
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〆は「パーコー麺」 |
雪が消えないうちに祓川を滑ってください。
返信削除いきなり山が黒く変身し始めた感じです。いよいよシーズン終盤ですね。
返信削除2年前に比べると今年は雪融けが早いです。 膝のことを考えると山スキーに足が向かない状態が続いてます。また 山で会えるのを楽しみにしてます。(WT)
削除完全復活を果たしてからいきましょう‼️まだまだ若い‼️治れば何処でもいけますよ👍
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