2021/03/25

2021.3.24 火打山燕尾根山スキー

 メンバー:SH KK

コース:矢代川第3発電所~

レポート:KK


頚城彷徨(火打山ツバクロ尾根)


初見の地

人生いつ何が起こるかわからない。明日病気なり入院するかもしれない。今日帰り道、交通事故にあい死んでしまうかもしれない。いつか宝くじが当たり、毎年ポンツーンが買えるなんて、ことはないか。しかし、今最大の趣味山スキーができなくなることもありうる。だから、今現在やれるうちにやっておかなければいけないと思う。毎日を完全燃焼しなくては。

今日は晴れの一日。相棒のSHと共に、長年の夢だった「容雅山」に向かう。特に今季は253号線を上越方面へ行く機会が多い。それだけ頚城山塊は魅力的なのだ。「志」の交差点を右折し、菅沼へ。第3発電所へ通ずる道は、2km程除雪が終わっていた。ありがたい。圧雪車を横目に、杉林に沿って凍みた雪の上を進む。途中、数日前のトレースと思われる痕を追って矢代川に下降。しかし、第3発電所へはまだ先で、1時間ほど時間をロスしてしまう。

正規の道に戻り、やっと発電所の吊橋に到着。導水管に沿って尾根を上がり、平らになったところで澄川に向かう。平地が切れる箇所から河原に向かって下降。北桑沢出合に着いた。だが、沢は既に割れていて、渡渉点を見出すことができなかった。あえなく敗退。だが時間はまだ早く、このまま帰宅するのももったいないので、ツバクロ尾根に登り返し、ハンノキ平方面を偵察することにする。

導水管方面に戻り、顕著な沢を登る。登ってみると尾根は広く、適当な間隔でブナが立っている超快適なところだった。ブナの回廊と化した尾根をゆっくり登ると、左に神奈山、右に容雅山etc。雄大な景色が目に飛び込む。マンダムである。SHも欲が出て、先へ先へとスキーを滑らせ、1134mピークに立ち、そこから鞍部に滑り降り立ち、ゆっくりと黒菱川、乙見尾根方面を偵察することができた。

思いがけず憧れの地を間近に見ることができ大満足だった。後は嫋やかなツバクロ尾根を下るのみ。緩傾斜の斜面を自由に滑り、水槽小屋から急傾斜を一気に発電所に向かって滑る。吊橋を渡り、シールを張り替え、林道まで登る。後は圧雪車が踏み固めた4kmの道を、手漕ぎを交え車まで頑張った。車は楽だなあ、と話しながら道の駅の食堂に入り、しょっぱめの味噌ラーメンをいただいて帰路につく。

来年もう一度チャレンジしてみようと誓う。


さあ、長い旅の始まり

神奈山と妙高山

時間をロスした後第3発電所吊橋へ

ツバクロ尾根の立つブナ

北桑沢出合
沢は割れていて渡渉できず

気を取り直してツバクロ尾根へ

ブナの回廊に出る

素晴らしい

目の前にヤドリギがぶら下がっていた

大毛無山

コルに立つSH

シールのままで滑ってみた

乙見尾根を見る

容雅山

緩傾斜を自由に

水槽小屋
かつては泊まれたらしい(越後の山旅より)

導水管上を滑る
本日のハイライト

解放感

吊橋を渡り

林道を上がり

そして、振り返る

スノーモービルの轍

食堂みさの味噌ラーメン
体に沁みた

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