2022/03/13

2022.3.11 入道岳山スキー

メンバー:KK RK(NCC) 外丸Zさん

コース:広堀~阿寺山

レポート:KK


あの大斜面へ 

晴天なり

この頃朝が辛い。決して平日に起きるのが辛いのではなく、山に行く時、早朝起きるのが辛いのである。今日は行かなくていいかなあ、なんて弱気な心が宿っている今日この頃。もっとモチベーションを上げなくては!

4時。平日駐車スペースは我々だけ。今日も長丁場だ。クラストした雪面にスキーを滑らせ、いざ出発。何といっても、入道岳のあの広大な斜面を山頂から滑られるなんて、とても幸せなことではないか。(個人的にだが)気分はかなり高揚している。などと思っているうちに坑道口に着く。第一尾根を苦労しながら登り次の平地に着くと、入道岳が朝日を浴びようとしていた。滑る時うまい具合に雪が弛んでくれたらいいがと祈る。目を転じると、高倉山、巻機山方面が見えてくる。

急斜面を2度ほど越す。ルートを右寄りに取り、Zさんたちが計画している巻機山方面を偵察。しかし毎度言うようだが、ぐるっと囲む白い峰々のなんと美しいことか。「いいですね」連発。もっと感動するような、うまい表現方法はないのか。でも、「いいですね」。阿寺山山頂に繋がる緩い斜面をトラバース。いよいよ入道岳へ。正面にどんと控える雄姿にうっとりする。

下り気味にグレートトラバースしていると、右に中ノ岳、オカメノゾキ、越後駒ケ岳。ああ、なんて素晴らしい景色なのだろう。越後に生まれてよかった。左手下に古雪沢。Zさんが目を凝らして見ている。最低鞍部から五竜岳へ。雪が多いせいか傾斜は緩く、シールのままで登り上げる。どんどん山頂が近づく。日が当たり、雪がいい具合に緩んできた。陽ざしが熱い。そして、小さな雪庇を跨げば、山頂への雪原に出る。ピークはすぐそこだ。

右手に張り出した大きな雪庇に注意し、ついに山頂に到着。やりました!八ツ峰がお出迎えである。しばし感慨にふけって下山開始。大斜面にZさんがシュプールを刻む。あっという間にその姿は小さな豆粒になってしまった。早すぎ。後を追うように私、Kさんが続く。緩んだ雪が嬉しい。気持ちよくターンを繰り返し、最後はガリが残る斜面をトラバースしてZさんと合流。Zさんは、そのまま古雪沢へ。私たちは阿寺山経由で下山することにした。駐車スペースで待ち合わせだ。

背中に入道岳の大斜面を背負って阿寺山へ。静かな稜線を満喫して山頂に着く。今日はマタゴイ沢を滑る。重く湿った雪にターンを繰り返して高度を下げる。この重い雪がいいんですね。パウダーもいいけど、越後人はこの湿雪ですね。標高が下がるにつれ、マタゴイ沢は徐々に広がりを見せ、やがて朝のトレースに繋がる。林道を、手漕ぎを交えて滑り、Zさんの待つ橋の袂に到着。満足度100%であった。〆はいつものあの店。これで満足度120%。今日も良い一日を過ごすことができた


残されたシュプールが硬い

春めいて

お!高倉山だ

絶景が現れ始まる

巻機山山塊

どこまでも白い山が続く

雪国

近くなってきた

トラバースが続く

中ノ岳 駒ケ岳 オカメノゾキ

雪が落ち始める

美しい稜線

一服

五竜岳へ

古雪沢

あと少し

山頂!

行きます!

あっという間

雪庇を越えて

快感

広大な斜面

滑り終えて

阿寺山へ







2 件のコメント:

  1. やっぱり、青空に真っ白な雪山は美しい!越後の山は雪が多いので特に、ですね。気力、体力が必要な山がここ数日続いていますね。

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  2. 入道岳は、今のモチベーションがあれば山の子さんも行けます‼️

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