2022/11/03

2022.10.30  光明山

 メンバー:IH SH TH

川内・下田山塊は秘境の山が多く魅力的な山が多く、標高が1,000mに満たない山とは信じがたい山もある。今回の光明山はまさにそれである。この登山道はその昔、砥石を採掘して運んだ作業道だったという。そんな歴史ある登山道を行く。

初めはごく普通の登山道で杉林や樹林帯の中の登山道だが、奥へと進んで行くと山の急斜面のへつりを進むようになり、落ちたらヤバい所が続く気の抜けない登山道となる。さらに行くとブナ林の緩やかな癒しの樹林帯歩きもあり、その先は一気に周囲が見渡せる見晴らしの良い稜線歩きと変わる。奥深い山々が深い谷を挟んで左右に広がり、粟ヶ岳や青里岳、矢筈岳、中ノ又岳が一望できる素晴らしい稜線歩きが楽しめる。さらに守門岳、浅草岳、番屋山なども見えてとてもロケーションの良い山であった。

実は20年以上は前になると思うが、一度、同じような時季に会員の6名ほどで登ったことがあるのだが、今では断片しか思い出せない状態だったので、登ることができて本当に良かった。

今日は、長い道のりの奥深い山を楽しむことができ、思い出に残るいい一日となった。また、来年も訪れたい一押しの山だ。

登山口の笠堀ダム 
ダムの少し手前に登山口あり。安全登山の祈願をして出発

七曲峠まではごく普通の登山道。その先からへつりを行く。左側は落ちたら危険そのもの。木の枝やロープなど何かに掴まりながら慎重に進む。


岩場も出て来る
所々に石仏があった。これは安全祈願塔と石仏。この先もへつりはしばらく続いた。

もうすぐ稜線に出る手前からの景色。美しい!

5合目 山ノ神

時にはこんな癒しの樹林帯も通る

万之助山に向かって進む


しだいに岩肌をむき出しのスラブ帯の稜線へと変わってきた

文字が見えにくいが、ここが827メートルの万之助山山頂。後ろは青里岳と矢筈岳方面
遠くに番屋山と守門岳
目指す光明山はまだいくつかピークを越えた先だ

振り返って見れば、素晴らしい紅葉の山だった。

「フイゴの縦負」の岩場が見えてきた。細長い吹子をタテに背負わねば通過できない狭い岩間の意味だそうだ。

フイゴの縦負の岩間

たぶん、ここは813メートルの中光明だろう。一番奥が光明山山頂
時折、昔の登山道の名残りが見られた。ここは針葉樹もあって紅葉が映える

川内・下田山塊の谷は深い

こんな岩場も時々あり


ついに879メートルの光明山に到着。バックは粟ヶ岳

山頂からの帰路。どこを見ても美しい。

この後、1時間ほどの雨に降られた。七曲あたりで雨は上がった。







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