2021.4.3 村杉沢カッチ（北岳）山スキー

メンバー：SH　TH　KK

コース：ムジナ沢～

レポート：KK

静かな残雪の渓

山は春を迎えた

このところ続いた頚城通いもひと段落し、魚沼の山に戻ってきた。どこに行こうか迷い、十字峡まで行き偵察。積雪は5月連休並み。いよいよ試練山行の季節がやってきたか。

と、行先を逡巡しているとH家から浅草岳の誘いがあり、同行することにした。頚城は遠く感じるが、距離数を測ってみると浅草岳登山口までと、先日のツバクロ尾根口は大して変わらず、ただ通いなれているだけで近くに感じるのだと再認識した。スタートは、浅草山荘裏から。我々の他は誰もいなかった。顕著な林道の上を進み、幾度かのアップダウンをこなし、概ね杉林の縁をトラバース気味にムジナ沢に向かう。沢に流れる水の音が意外と大きく響き、果たして沢は完全に埋まっているのかと心配になる。

沢との距離が次第に縮まり、ムジナ沢に降り立つ。沢は雪でべったりと埋まり、心配は杞憂に終わる。今日も高温が予想されているが、沢の中は涼しく、登りもはかどる。途中、ゴーゴーと大量の水を落とす滝を高巻く。そこから少しで前岳と北岳に分かれる二俣に着く。今日は右俣を詰めて北岳へ。沢は緩い勾配で、先は大きく開けていた。気持ちの良い登りである。右手に北岳から落ちる大きな斜面が迫るようだ。

沢を詰め終わると鬼ヶ面山からの稜線に出る。只見側に落ちる荒々しい岸壁を目の当たりにする。田子倉湖から只見の町まで一望だ。スキーをデポし、坪足で山頂へ。ムジナ沢対岸の尾根には、蟻んこのような登山者が山頂に向かって登っているのが見えた。しばし周りの景色を堪能し、デポ地点に戻る。

出だしから沢は快適の一言で、ザラメにスキーが良く滑った。二俣出合から緩い傾斜を滑り、滝を高巻き沢床へ。その後は、高度を落とさず来た道を大トラバース。雪は腐り、思うようにスキーは走らない。最後トラバースし過ぎてちょっと戻るが、すぐに朝にトレースに乗り、無事ゴールする。

時間もちょうどお昼時、車は一路ポニーに向かう。

スタート

ムジナ沢に向かって

守門方面
賑わっているだろうか

沢に合流

滝が出ている

高巻いて

二俣から
降り積もった雪

緩やかな沢を行く

自然の造形美

山頂へ
奥は浅草岳

鬼ヶ面山

只見方面

いつもの尾根を反対側から見る

霞む三山

下山開始

マンダム

THさん　マンダム２

緩やかに

絶好調

暑い！

滑らない

高度を落とさずに

醬油ラーメン
たまりません！