メンバー:IH SH TH KK RK(NCC)
コース:清水~
レポート:KK
心の山へ
| 晴れた~ |
あまりの混雑ぶりに、今季はまだ一度も巻機山に登っていない。どうしてこんなに人が集まるのだろうと頭を悩ます。(悩んでもしょうがないが)融雪がものすごい勢いで進む中、これは滑らないうちにシーズンが終わってしまうのではないかと不安に駆られ、ようやく重たい腰を上げて向かうことにした。
今日もたくさんの登山者で賑わうことだろうから(実際帰る道すがら車の台数を数えると、優に40台はあった)朝早く出発することにした。もう4時半というと何となく辺りも明るくなり、ヘッデンもいらない。沢に架かる橋に雪はなかった。なまじ、うちらの集落の方が雪は残っているのではないかと感じる。
桜坂を過ぎ、夏道に登り上げるが藪である。仕方ないのでいつもの下りバーンに向かってトラバース。井戸の壁を右手に見て登り上げる。根開きの穴を避けながら、少しずつずり上がる。何とか雪を繋ぎ、5合目に到着する。久しぶりの巻機山のブナ林であった。6合目の展望台に寄るが、辺りはガスで、天狗岩もぼんやりと見えるだけであった。
ガスは切れず、白い世界を彷徨ように進む。8合目下の急坂に差し掛かる。既に夏道がはっきりとわかる。雪を拾いながら登る。THさん、相変わらず嘆きながら登るが、その足取りはしっかりとしていて、随分と上達したと感じた。笹を越えたり、岩を踏んだりしたが、全員スキーのまま8合目に到着。白の世界は続く。
ニセ巻機山でクトーを外し、小屋のコルに向かって滑る。下りは早い。何となく空が明るくなり、天候の回復が期待できた。御機屋の斜面をトラバース気味に本峰へ。ケルンは完全に出ており、その様子は、5月中旬以降のそれであった。寂しい。しばし待つ間に日が差したりしたが、ガスは去ってくれず下山することにする。「下山すると晴れるんだよね」などと恨み節を言っていると、おお!青空が見えてきたではないか。「神はお見捨てにならなかった」(どこかで聞いたような)テンションマックス。
視界良好。後から登ってくる登山者がたくさん見えた。ギャラリーがたくさんいるので、無様な姿は見せられない。幾分クラスト気味だが、滑りに支障もなく快適にコルに着いた。一旦スキーを背負い偽巻。スキーを履きなおして8合目。更に下って滑沢源頭部の急斜面を降りる。トラバース気味に夏道方面に戻り、あとはいつもの大斜面を自由に下った。
その後も新雪の溜まっているところを探りながら高度を落とす。そして井戸の壁。登りに使った斜面は、雪は繋がっていたもの滑りにはならず、横滑りを交えていくのみ。徐々に田んぼ跡を目指して降りていくものの、藪も濃くなり、やっとのことで下に降り立った。桜坂からは、板を履いたり脱いだりを数回。杉っ葉の敷き詰められた林道を行けば、静かな清水集落に辿り着いた。時間もちょうどよく(どう調度いいのか)、一路なじみの店に一直線。
楽しい一日を過ごすことができた。
| 薄っすらと新雪 |
| 新しい便所 |
| ちょっとカリカリ |
| 雑木が出ていて厄介だ |
| 5合目を過ぎ |
| 6合目展望台 |
| 越後版コブラツリー |
| 8合目 まだガス |
| ニセ巻機山 |
| もう小屋が出ている |
| いったん下ってくる |
| ついに山頂 |
| 諦めかけていたが |
| ナイスな天気になってきた |
| これぞ巻機山の風景 |
| ニセ巻機山を見る |
| コルに向かって |
| 快調に飛ばす |
| ストレス発散 |
| ニセ巻機山まで背負う |
| 7合目の斜面 |
| 絶好調 |
| 雄大です |
| 楽しいのもあとわずか |
| 天狗岩現る |
| 試練の井戸の壁 |
| 後は自由に |
| 到着 |
| 海老だし辛麺 |
痙攣が起きそうな感じは全くなかったけれど、5時間かかる山ってそれなりに疲れました。今回は下りの急斜面で試練ありでしたが、これも修行。いい経験になりました。
返信削除不具合のあったビンディング、今日新品に付け替えてもらいました。これで安心して登れます!
お!まだシーズンは続きますね🎵
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