2021/04/16

2021.4.15 苗場山山スキー

メンバー:SH KK

コース:小赤沢上ノ原分岐~

レポート:KK


久しぶりのアドレナリン噴出


オタクとは、自分の好きな事柄や興味のある分野に傾倒する人を指す呼称、なのだそうだ。その人の風貌やその人の道具、車種でただの一度も会っていないのにもかかわらず、偶然あった人を見分けてしまう。ちょっと「やばいじゃねぇ」と仲間に引かれてしまう、そんな危ないオタクが近くにいる。(私を含め)

今日は、完全晴れ曜日。もう出かけるしかありません。前夜のSHの誘いにのり、地元苗場山に足を運んだ。前日はかなりの冷え込みで、ひょっとしたら降雪があったかもしれないと、タイヤを交換していない我軽トラで出発。上ノ原の分岐まで除雪はしてあったが、案の定道路には雪が積もっていて、4駆をかけて突き進む。他に登山者なし。貸し切りだ。

降雪のおかげで、カエデ沢までシールで行くことができた。そこから左岸を登る。今朝もかなりの冷え込みで、手の指先がジンジンする。山の中腹には日が当たっていて、早く我々にも暖かい恵みを分けてくれと祈る。登るにつれ周りの景色は、新雪で化粧直しした木々がとても美しい。後方に鳥甲山が朝日に輝いていた。マンダムだ。

クラストした斜面は、傾斜を徐々に強くしてきたので、途中からアイゼンに履き替える。アイゼンの刃とウイペットの刃が雪面に刺さり、安心して急登を登りきることができた。低いシラビソをぬって登るとひょこんと台地に出る。おお!ザ苗場山!広大な白い台地が、視界いっぱいに広がる。

後はゆっくり、のんびり山頂へ向かうだけ。ピークらしき箇所を通過し、神楽峰方面を偵察。すると、前方から犬連れの登山者が軽快な歩みでこちらに向かっていた。「ナツだ」「ナツだ」と叫ぶSH。何を言っているのかと思ったら、それは犬の名前で、かの登山者が「岳人」やサバイバル登山で有名な「服部文祥さん」だったのである。SH大興奮。「岳人」の取材で、単独行で切明方面に向かうとのこと。しばし談笑して別れる。うれしそうなSH

雪は緩みそうもないので、下山することにする。少しでも斜面が緩やかなところと思い、坪場の先からドロップすることにした。かなりきつい斜度のルンゼだが、下まで続いていそうなので思い切って滑り込む。ガリガリバーンにスキーを取られそうになるが、踏ん張って滑る。オールジャンプターンで、アドレナリン出まくり。途中新雪も交じり、下部はかなり楽しめた。良かった、良かったと二人して興奮状態。

傾斜のなくなった斜面を進み、今度はカエデ沢源頭部に滑り込む。ガリガリルンゼバーン第2章。幅もなくまたしてもオールジャンプターン。コケることもなく、何とか無事安全地帯へ。少し下がると朝のトレースに乗り、ストップスノーにもならずにすみ、林道に辿り着いた。そこからスキーを背負い車まで戻る。途中、またしても犬連れの単独登山者に会う。今日は犬に縁のある日だ。

帰りの林道、津南までの国道は、ルンゼにも勝る恐怖道であり、慎重に軽トラを運転して我々は馴染みの食堂へと向かった。


除雪は終了していた

朝日に輝く鳥甲山

カチカチ斜面のトラバース

樹の逞しさを感じる

なんと美しい

これだけでも来たかいがった

猿面峰をバックに

スキーを担ぎ、ウイペットを突き刺す

台地に到着


日蔭山~霧ノ塔

漫歩

服部文祥さんと

服部さんと名犬ナツ

では下山

滑りすぎる

雪原を行く

見た目以上に急傾斜

振り返る

第2章

狭い

うっとり

あっという間に到着

旨かった



2 件のコメント:

  1. 苗場山はなかなか手ごわい山ですね。今日は新雪があってさぞかし美しかったことでしょう。
    偶然にかの有名な登山家に出会えたって幸運でしたね。

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  2. SHさん大興奮でした。この次は日陰山でしょうか💃

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