2019/12/02

2019.12.1 巻機山山スキー

メンバー:KK
コース:井戸尾根

試練の開幕戦
「この山行は何かの役にたちますかね」と藪を見ながらハッシーさんに聞いたら「これから温暖化が進むと、こうした山スキーになるのでその練習ですね」と返された。確かに雪は少なくなっていくし、シーズンも短くなるだろうが、このスタイルが定着するかは、定かではない。う~ん、疲れた。

早川のセブンで車を停め、横を見ると怪しげや男性。もしや、あの人では。予想はこの後桜坂で当ったのである。

朝の野暮用を済ませ、2週連続の巻機山へ。清水に近づくにつれ、道路脇の除雪で寄せられた雪は増えていった。これは最初からシールぞ。雲天前の駐車スペースには、5,6台の車。みんな雪山を待っていたのだなあ。私は、敢えて清水集落から。ここから入山するのが好きである。林道には、車の轍。一ツ橋大の山小屋手前までだった。井戸尾根の取り付きで気合を入れていると、後続の男性。やっぱり新井先生だった。その後は、楽しいお話で7合目まで一緒だった。

この時期は、ひたすら夏道を忠実に辿るしかない。2週続けてだと気持ちもいまいちだ。始めこそシールで登ったが、岩やら根っこやらでスキーを担ぐことにした。登山道の積雪は深く、先頭はさぞ苦労したであろう。天気は穏やか、汗が出る。

7合目で下山する先生と別れ、先に進む。体がじわじわと重くなっていく。8合目からトレースは、真っ直ぐに延び、稜線からは白くなった巻機山とご対面である。今期もよろしくと挨拶をする。休んでいると、ニセ巻からホッシーさん、ハッシーさんがやってきた。久し振りの再会が嬉しかった。私は今日はここまで。果たしてうまく下れるだろうかと不安が募る。

一見、笹の上は何とか滑ることができるのでは、と思わされるが、滑り始めて大転倒。先が思いやられる。雪が付いている箇所を滑るも、岩が隠れていて、ガリッ、ガリッと板をいじめる。更にほとんど藪の中を7合目へ向かう。腿がパンパン。だって滑られるところがほとんどないのに。それでも先行する二人は、難なく降りていく。

7合目から6合目までは急で、深く、両脇の藪が濃く、一番の難所だ。滑るっていうより、ただスピードをころして降りているだけ。しんどい。先に降りた新井先生のトレースは、ようやく5合目のブナ林に入っていた。ここだけは、何とかスキーらしくと思ったが、重い雪にまっすぐ下るだけ。しかし、今までに比べれば天国の様だ。ボヨを掻き分け、登山道に合流。そこから板を担ぐ。なんて幸せなのだろう。

その後は、今期の計画などおしゃべりしながら登山口に着いた。二人の山スキーに掛ける情熱に負けないよう精進しようと誓った。

先週とは一転!
やっぱり冬がいいですね
さあ、行くぞ!
新井先生の松
伝説の方
やっとここまで来ました
風もなく、実に穏やか
よろよろと後をついていく
上手い!
どこへ行けばいいんじゃ!
極楽
それもつかの間
シーズンが始まった。温暖化になんか負けない!



2 件のコメント:

  1. 苗場山に山スキーに行くときは声をかけてください

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  2. 遅くなりました。了解です。悩ましい日々が続きます。

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