コース:坪野~
「私の山 黒姫山」 |
春がやってきた。長かった冬も終わり、越後の里に生の息吹が吹きこんできた。私たちは、すっかりあの厳しかった冬を忘れてしまうのである。
今日は、半日休みをもらって、高柳のパン屋さんのお父さんと刈羽黒姫山に行ってきた。以前からスキーでの山行を約束していて、店休日の今日行くことになった。山スキーは初見のとうさんの行き先は、この地をやさしく見守ってくれる黒姫の他にない。毎日見ているあの峰を思いっきり滑るのだ。
まずはいつもの県道を辿って磯之辺集落へ。まだ雪は多少凍みているので歩きやす。一部既に割れている箇所あり。黒姫神社にお参りを済ませ、安全登山を祈願する。真っ白な棚田百選の雪上をスイスイといく。底雪崩のデブリがすぐ近くまで来ていた。凄いパワーだ。キャンプ場を回り込み、高尾からの尾根に乗り上げる。ブナの芽も、幾分膨らんでいるように感じる。
緩い傾斜にジグをきり、高度を徐々に稼ぐ。眼下に岡野町の家並みが見える。毎回思うが、あ~、山ばっかりだ。一箇所だけ急登があり、父さんスキーを脱ぐ。思わず「どぶって」しまう。鵜川神社の杉が手招きしている。神社は、まだまだ雪の下だった。最後の斜面を登れば、右手に米山さん。秀麗だ。そして、ついに山頂到着。今季3回目!
しばし、今の日本を憂いながら小屋の陰で軽く食事を摂る。そしていよいよ滑降に入る。ザラメで滑りやすい。とうさん、なかなか上手いではないか。しかし、気を許したか、イタヤノカエデのオープンバーンで根開きにはまる。大きなターンを繰り返し、あっという間に県道へ。傾斜のない田んぼ脇を手こぎで進む。雪はどんどん重くなって、なかなか前に進まないが、根性を出して終点に12時ピッタリに着いた。いやいや、今日も充実の山行になった。
山里に春がやってきました
神社にお参りし、峰を目指す
便所もようやく顔を出した
登りが始まる
傾斜が強まる
後ろにズルズル
相変わらず米山さんは美しい
なかなかの腕前
いいではないか!
と、思いきや
春スキー事はじめ
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