2020/06/22

2020.6.21 巻機山山スキー

メンバー:KK
コース:ブサノ裏沢

遅れた板納めと人との出会い

1人1人にそれぞれの人生
コロナ自粛解除を受け、それでも多少なりとも人出は増えるだろうと予想していたが、想像をはるかに超える登山者。みんなこの日を待っていたのだろう。だが、ちょっとあとが心配の面もあるが。

眠い。あと1時間遅らせて大丈夫だろうという弱気な気持ちを振り払い、家を2時半に出た。最終セブンの駐車場には、既に数台の登山者の車。早いね~と思いつつ国道を走ると
後続のライト。もしやと思いつつ桜坂へ。うお~!凄い車。夜が明けたらどうなっていることやら。渋滞に巻き込まれないうちに出発。今日は、何時間で山頂に行けるだろう。

ニセ巻機に着いて、いつもの風景。群馬側から滝雲がどんどんと流れ込んでいる。主稜線は、いつものように風があり、心地良いよりか、ちょっと肌寒い感じだ。山頂までの時間は、3時間を切った。いいペースだった。さあ、目的地に行きましょう。

ブサノ裏沢の雪渓は、登山道すぐ下まで繋がっていた。4月以降寒かったせいもあるのだろうか。沢からどんどんとガスが湧きあがっていて、視界30mといったところか。天気待ちも兼ね牛ヶ岳まで足を延ばす。ガスは徐々に取れ、展望が広がった。ブサノ裏沢もはっきり見えてきた。急ぎデポ地点まで戻り準備をする。しかし、間もなく、またしてもガスが湧き始め視界超不良。

(出会い1)回復を待っている間に八王子の青年と立ち話。今年31歳。自分でやりたいことと、今の生活の狭間で悶え苦しんでいた。まだまだ話し足りないようであったが、視界が幾分開けたのでお別れとなった。

(出会い2)結局ガスは更に深くなり、50mばかり滑って板納めとした。今事故を起こすわけにはいかない。又ザックにスキーを括り付け下山する。巻機山頂で名古屋から来た方とおしゃべり。百名山を目指していて、昨日は越後駒ヶ岳。スライドした人は3人とのこと。ほぼ単独で、残すところ20座ちょっとらしい。同年齢位でこれからが正念場だそうだ。8合目でお別れする。

(出会い3)登りはまだしも、下りが試練だ。スキーのテールが岩にあたり、よろめきながらの下山。すると、下から大汗をかきながら登ってきたのは、地元のkさん。巻機山の主である。来季もラッセルで道は作っておきますとの力強い言葉。今日は、巻友会で小屋の掃除だそうだ。

(出会い4)6合目手目で見覚えのある後ろ姿。牛ヶ岳で会った厚木の青年だ。足が痛そうで、ゆっくりペース。急ぐ旅でもないので一緒に下る。何とこのO青年、車ではなく電車で来たそうだ。それも前夜塩沢駅から16kmの道のりを徒歩で!おえ~!令和の加藤文太郎ではないか!他の山行を聞いてもほとんどワンデイー。駅から歩きか、駅まで歩きか。すげ~。趣味も古本、読書。越後の山大好き。ところで帰りは、と聞くと2時のバスで帰るとのこと。まだ3時間以上もあるぜ。ということで、湯沢の駅まで送っていくことにした。いるんですね、こんな青年が今時。おじさんは、感激で涙が出そうでした。

結局満足のいく板納めとはならなかったが、なぜか心温まる山行となった。
癒やしの森

朝が来た

来季もよろしく

ワタスゲが揺れていた

水芭蕉が咲いていた

ガス湧く稜線

三山方面

おお!雪渓が顔を出す
急がねば

しかし

どんどん上がってくる

今度はいつ来れるか

今日もいい山行ができた

到着

2 件のコメント:

  1. kkさま
    一昨日は久々にお会いでき、楽しいお喋りができましたね。
    来シーズンの降雪に期待しましょう!
    掃除を開始する昼頃になってようやくガスが晴れてきましたので、
    のんびりされていた方々は景色を満喫できていたようでした!

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  2. おはようございます🌄来シーズンも巻機山にはお世話になります‼️また、お会いしておしゃべりしたいです。

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