メンバー:TH SH(W) NI KK
コース:水無コース~滝入コース
タイム:登山口6:50~避難小屋10:20~山頂10:50~登山口14:00
レポート:KK
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越後の山は最高である |
随分前(30年位前かなあ)に、残雪のある時期雲洞庵から確か登った。もう遠い記憶の彼方で、初見といってよい金城山であった。いまいち、と言われる今年の紅葉であるが、いえいえとんでもない。どこを見渡してもうっとりするような里の山景色であった。
どうして金城山に登りに来なかったのだろうか。ふと、書棚にある新潟県分県ガイドに目をやり、パラパラとめくっていると会員のTUが紹介した金城山が目に留まった。「そうだ、この山に行こうと思い立った。ちょうどTHさんと会話を交わす中で、意見が一致、山行がすぐさま決まったのである。
SH(W)とINを加え、賑やかに出発。おしゃべり軍団の話し声で、熊が出ないことを祈る。登山道は、いきなりの急登で始まり、しばらくすると魅惑的な尾根に飛び出す。そこが2合目だった。そこから先は、細尾根と急登が連続し、ぐいぐいと高度を上げる。立木も背が低く、どこまでも見渡すことができる。最高の尾根ではないか!紅葉と言えば、低調気味な期待を裏切り、雄叫びを上げたくなるほどの美しさだ。
岩場あり、鎖、ロープ有のスリリングな登山道を登っていき、振り向くと越後三山方面の大展望が惜しげもなく広がっていた。途中、東京の労山仲間の方たちと会う。こちら方面に通っていられるようだ。そして、我が会長のKMさんをべた褒め。伝えておかなくては。
急登が終わる頃眼の先には、巻機山方面から上越国境の稜線が見え始める。ネコブのちょこんとした岩が愛らしい。避難小屋を過ぎ、山頂へ。金城山のシンボルである大岩と谷に切れ落ちた岸壁が、身に迫る。眼下には、秋を彩る鮮やかな黄色や赤のスクリーンがバッと広がる。そして前方には巻機山山塊が、どっしりと構えている。素晴らしい!
狭い山頂で昼食を摂っていると、東京から来た若者たち。越後の山が好きで、毎週のように通っているそうだ。ありがとう!名残惜しく、去りがたい気持ちもあるがそろそろ下山にかかる。登りと違い、大きなブナ林の中を転がるように下る。水害で大きな爪痕を残しているガレ場を過ぎ、登山道は沢に向かって高度をぐいぐい落していく。薄日を受けてブナの黄色のがきらきらと輝いてる。
沢を数回渡渉し、大きな杉林を抜ける終点が近かった。大満足の一日を振り返り、足は〆のいつもの店へ。
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山頂で出会った東京の若者たち |
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さあ、出発だ |
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いきなりの急登 |
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素晴らしい稜線 |
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眼下に六日町 |
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三山も良く見える |
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難所トラバース |
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私の好きなネコブ山、下津川山、小沢岳 |
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私の好きな牛ヶ岳、巻機山、割引岳 |
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立派な避難小屋 |
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金城山の象徴 |
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万太郎ほか谷川連峰 |
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紅葉が盛り |
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