メンバー:TM(みちぐさH) KK
コース:国道252から~こったが沢を巡る周回
タイム:2号雪覆洞5:40~8:30足沢山9:00~11:10こったが山12:00~
土崩山14:00~茂尻橋15:50
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この光景を何と説明したらいいのだろう |
日本各地に、人間はここまでやれるのか、と思わされる産業遺産的跡地がたくさんある。近くでは、昨日の笹ヶ峰製材所跡、佐梨川奥壁鉱山道と坑道跡などなど。人はどうしてそこに向かったのか。どんな生活をしていたのか。興味が尽きない。まだまだ探し求めてみたい。
昨年夏に引き続きTMさんと毛猛山塊にやってきた。TMさんは2週間前のリベンジだ。足沢山の登る尾根に取り付くため、いきなり急な斜面をかき上がる。足元は、スパイク長靴に足袋だ。兼用靴から解放され、実に軽い。明瞭な尾根に上がると、ムムなんと先行者2名。我々とは違う斜面から登ってきたようで、泊りで檜岳に行くそうだ。
このコースも数十年ぶりに登る。登るにつれ足沢山、太郎助山が迫ってくるようだ。藪は濃く、昔の記憶は当てにならない。山頂下数百メートルは、雪が残り楽に登ることができた。なんだか雪が懐かしい。順調に山頂到着。休憩とロープ操作を確認し、いざこったが山へ未知の尾根を辿る。かすかに踏み跡は残っているが、ここも藪が濃い。いい感じだ。
うねうねの尾根を急下降し、藪を掻き分けながら今度はこったが山へ。途中から廃墟「社屋」がその姿を見せてくれる。GPSをたよりにピークをゲット。そして、山を断ち割った深い掘割に到着。お~、何てことだ。人力だけでここまでできるのか!何が人を動かすのか!わ~と叫びたかった。感慨深く、感動に涙は見せたかったが、大人なのでひかえた。昼食を摂る。
エネルギー補給後、次は土崩山へ。案外楽に進める。藪3級位か。しかし、なかなか山頂が近づいてこない。服のあちこちで糸がほつれてきた。だが、木の葉っぱが出ていないので、左右の景色が見えるし、藪の向こうも透けて窺えるのでフラストレーションは溜まらない。溜まらないけど進まない。三角点の石柱に辿り着いたらもう2時だった。計画では、更に土崩沢を回り込むようなルートどりであったが、見るからに遠い。協議の結果土崩沢右岸尾根を下降することに。
出だしこそ密藪に進路を阻まれたものの、その後はブナ林を斜めトラバース気味に下降していった。途中これで安心と、最後の休憩をとる。しかし、ドラマは待っていた。徐々に尾根は細くなり、最後の方は、幅40cm位になっていき、ボヨに摑まってやっと通過。最後の最後で岩っぽい箇所を下降して河原に足を着く。
茂尻橋に上がり、歓喜の雄叫びと言いたいが、すっかり疲労困憊。そして追い打ちをかけるように、デポされた車まで20分の歩き。久々によく歩いた山行だった。TMさんはこの夏また行くのだそうだ。
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駅で待ち合わせ |
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お!行けるじゃんと思ったのはひと時 |
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遥か藪尾根の向こうに太郎助山と足沢山 |
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尾根を振り返る 長い! |
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越後三山 |
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第2幕 よっしゃ!気合入れていくぞ 後は毛猛山塊 |
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檜岳方面 |
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黒又川ダムを見下ろす |
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辿ってきた尾根 |
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こったが山 断ち割られた峰 |
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守門とTMさん 満足げ |
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そして、また藪 |
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やっと着いた 大満足 |
紆余曲折、奥深い山行になりました!
返信削除次回は、こったが沢?またはホドノ沢ですか!?
おはようございます🌄2002年発行 平凡社 別冊太陽 日本の秘境 は、なかなか面白いですよ‼️
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