2017/07/17

2017.7.16 アオリ(郡界尾根)

メンバー:TM(みちぐさH) KK
コース :桂ノ沢
タイム   :長瀬沢林道止5:25~左岸尾根7:20~湿原8:35~車11:40

春のアオリ「ブラック台地」
「アオリ」何という響きだ。そこにある湿原、池。地図に記載してあるそのマークが以前から気になり、今回春に続きTMさんと訪れることになった。藪漕ぎは必至だが、春歩いた時に確認した尾根の踏み跡にかすかな期待を抱く。池はどんなふうに我々を迎えてくれるのだろうか。

まずは、第一の核心林道走行。先日の大雨で道路状況がどうなっているか不安であった。所々落石や泥はあったが、何とか最奥の小屋まで到着できた。準備を整え、逸る気持ち?を押さえつつ入渓。流木で埋まる桂ノ沢を遡る。途中小さな淵に魚影を見た。

1時間位で二俣に着く。しょぼいと思われる左俣を避けて右に行く。更に二俣になり、水量のある右俣へ。すぐに水は切れてしまい、左に行くべきだったかと後悔する。疎、密を繰り返す藪を乗り越えると左岸尾根上に出た。ブナには「邦平」さんの切り付け。藪を漕ぎつつ途切れ途切れの踏み跡を追っていき、最後小さなルンゼを登る。明らかに水が流れていると思われ、それはブラック台地からの流水に違いないと確信。

稜線上と思われるところに出て、窪み沿って降りていけば、おお!何当て事だ立派な池があるではないか。先日の大雨のせいもあるかもしれないが、大きな池だ。しばし写真など撮りあい、余韻に浸る。しかし、地図にはもう一つ池のマークがあり、そこがアオリ池ではないかと思って岸に目をやる。何だか踏み跡みたいなものがあり、もしやと思い行ってみることに。窪地に残雪。更に藪を押しやると、お!おお!雪渓を抱えた小ぶりの池があった。凄い、凄いと歓声を上げる。

アオリピークはまだ藪の向こうにあり、当初の目的を達成したので下山することにした。下りながら目を凝らすと、藪に隠れながらも踏み跡ははっきりわかった。下降は左俣を起用する。2~3箇所降りられない滝を巻いて無事に出合へ。空はどんよりしていたが、大降りにならないうちに林道に着いた。

TMさんはそのまま温泉へ。私はその足で、この地域を研究、調査している小出のKさん宅へ寄って地域の古道、峠の歴史を聞いて帰路についた。




この小屋で何をしていたのであろう







穏やかな流れ
久し振りの沢






ぐんぐん上がっていく









たまに滝も出てきた






猟師らしき「邦平」さん







マニアックぶりにも驚くが、その大量の汗にもたまげた







着いたぜ!マンダムだ!







こんなにでかいのか、と驚く








郡界尾根にひっそり佇む池







さらにもう1箇所
これが「アオリ池」かな







こうした窪みが多くあった






藪山最高?







左に行くと良い

2 件のコメント:

  1. おっじゃんショ2017/07/17 19:18:00

    卓越したコース取のおかげで、念願かないました!有難うございました!
    次回は例の箇所へ、金銀発掘に行きたいですねぇ~。

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  2. まだまだ近くに“秘境”があるものですね。先人たちの足跡を追ってみたいものです。

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