2015/01/24

2015.1.24 万太郎山山スキー

メンバー:TU、KK
コース   :土樽~毛渡沢~オキイノマチ沢左岸尾根~万太郎山
タイム   :土樽5:30~群大ヒュッテ7:00~オキイノマチ出合8:30~台地9:50~
             山頂11:55

万太郎山の山スキーと言えば、谷川~赤谷川~万太郎山~毛渡沢が最近の流行りである。一度やってみたいと思うが、ロープウエイの時間や天候などでなかなか実行できないでいる。数年前仙ノ倉山から、かの万太郎山の大斜面を見て、山頂に立ち、滑ってみたいと強く思い今回の山行につながった。

まさか毛渡沢を遡って、万太郎山に立とうと思う人はいるはずはないだろう。と思っていたら、スキーアルピニズム研究会(RSSA)の1981年の年報に記録があった。30年以上も前にトレースされていたのである。感激である。地元の私たちが受け継がなくてはいけないのだ。

薄らと雪の残る道路を土樽に向けて走る。TUは早くも準備をしている。気合を入れて出発。林道をヘッデンを点けてラッセル開始。概ね踝程度か。ゲートを過ぎ、群大ヒュッテに着く。この長い林道を頑張っていけば絶景が待っている。毛渡沢は所々割れていて、右に左に渡りながら進んでいく。

オキイノマチ沢に到着すればいよいよ登りにかかる。左岸の尾根を越え、小さな沢を渡ってメインの尾根に入る。急な斜面を登っているうちにガスが少しずつ晴れてくる。対岸のシッケイ沢が見えてきた。急登を登り切ると広い大地に出た。焼山北面台地よりスケールは大きいのではないだろうか。さあ、この斜面を登り切って行こう。

広い白の大地を登り、笹や灌木が出始めたところでスキーをデポ。青空がどんどん広がってきた。凄い景色が目の前に。アイゼンをつけ、ピッケルを持って山頂へ向かう。落とし穴にはまり、強風に晒されて登山道を歩く。なかなか山頂が近づかない。瞬く間にガスが辺りを覆ってしまった。それでも何とかピークに辿りつく。

やった。念願の万太郎山に登頂。しばらく天候の回復を待ったが、青空は顔を見せないので下山。デポ地点に着き、いよいよ滑降開始。歓喜の声を上げながら大斜面を滑る。雪質、積雪量は申し分なくどんどん落ちていきます。台地につく頃にはガスは取れ、仙ノ倉山をはじめとする峰々が姿を現す。頑張って来てよかった。しばしこの景色に見とれてしまう。いつまでの見ていたいが、帰りの時間もあるので下山に入る。いつかこの地にテントを張り、思い行くまで堪能したいものだ。

帰路の毛渡沢は、日蔭のせいか雪も腐らず、思いのほかスキーが滑った。群大ヒュッテを過ぎ、振り返ると万太郎山が青空に凛として聳えていた。最高の一日になった。









毛渡沢林道をヘッデンをつけて












急登を過ぎれば台地が見えてくる












仙ノ倉山北尾根が見えてきた













見上げれば山頂の稜線が現れた












万太郎山の大斜面












雪の付きがよく高度を稼げる












歓喜の時













雪質も最高












山頂が綺麗に出る












荘厳な風景
仙ノ倉山














ずっと留まっていたい



 
 
 
【写真を追加】
毛渡沢の水流
 
1452m標高点の北西尾根を登高
 
 
 
 
ガスが晴れる
以下、KKの勇姿
 
 
 
 
 
 
 
 
 
土樽への林道をたどりつつ
 
 

4 件のコメント:

  1. こんにちは、隣の山でしたか ・ ・ ・(茂倉岳)
    私も上部で板を脱ごうか迷ったんですが
    そのまま登りました
    雪も景色もまずまずでしたね

    返信削除
  2. おっぢゃんショ2015/01/25 18:21:00

    ・・・参った・・・。

    返信削除
  3. 天気予報もよかったのでどこへ行ったのだろうと楽しみにしていました。
    万太郎、素晴らしいですね!

    返信削除
  4. 次はぜひ茂倉谷を計画してみたいです。計画を立てているだけでウキウキします。

    返信削除