2014/09/01

2014.8.31 水無川高倉沢(県連沢登り交流会)

メンバー:SH、MO、SI、UT、KK
コース:高倉沢~大日岳~新開道
タイム:千丈沢小屋6:00~大日岳手前稜線13:15~新開道始点17:50

前夜の物凄い雨に山行は中止になるだろうと思ったが、朝起きてみると何と満天の星空ではないか。行くしかない。4時半市役所の駐車場に集合。沢が初めての3人娘?と一緒に出発。

集合場所の小屋には、既に県連の面々が準備を始めていた。朝一番の本流の渡渉も大丈夫そうである。荒れた林道を30分くらい歩けば、オツルミズ沢の出合。凄まじい水しぶきを上げている。更にそこから少しで高倉沢。全員無事本流を渡り、遡行の開始である。大きな岩がゴロゴロする中、右へ左へと移動して進む。

かつて20数年前会員のHYさんと遡ったが、記憶が蘇らない。あの頃はまだ沢登りを始めたばかりで、アタフタしながら帰ってきたことだけが頭の片隅にあるばかり。

沢を進むと水量が多いのだろう、普段は何の変哲もない淵が、胸まで浸かるような深いものに変わっているようだ。水はとても冷たく、岩に這い上がるため順番待ちしている間にも、下半身がどんどん冷えていく。初沢3人娘も、県連の先輩たちに指導を受けながら水を楽しんでいるようだ。

歩を進めるうち、出ました雪渓。沢いっぱいに広がる雪渓は、微妙なバランスで保たれている。時に脇を抜け、時に雪渓上を歩く。ズルズルと雪渓の穴に引きずり込まれそうな嫌な感じだ。やっと越えたかと思うと、さらに厭らしそうなのが待ち構えていた。下から覗くと、恐怖は増していく。

水も枯れ始める頃、稜線に登山者発見。あと少しだ。最後の詰めは、藪漕ぎもなくすんなり出られた。先行組は、既に登山靴に履き替えて寛いでいる。最終組の我がMO嬢を迎えて全員無事集合した。稜線から見下ろす高倉沢は深く、そして長い。頑張ったものだ。

しかし、試練はこれから。下山路の新開道は更に険しく、泣きが入りそうだ。下りながらいつものように世間話に花を咲かせたいが、足が痛かったりでペースが上がらない。時間はどんどん過ぎ、なんだか辺りも暗くなりかけ、おまけに雨まで当たりだした。スギの植林地に入れば道も緩やかになり、里が近いことを感じさせた。ふと、下の方でSHらしき声がしたと思ったら、あら嬉しや駐車場が見えるではないか。みなさんの出迎えを受け、延々12時間山行を達成した。

みちぐさのMさんの差し入れてくれたアクエリアスが旨かった。







みちぐさ山の会 O会長の挨拶
水無渓谷を愛している方














高倉沢出合と八海山
晴れていると心もウキウキだ













ちょとぼけたが本流の渡渉
水量が落ちてよかった













水量が多く緊張する場面も















沢の面白さが湧いてくる














雪渓が出てきた











何処まで続くか
今年はもう消えないだろう
果たしてこの雪渓はスキーで滑れるか












いや、いや疲れたの~
Oさん!がんばって!











稜線は近い
最後のひと踏ん張りだ













さあ、帰りますか
試練がまだ続く












もう勘弁してくれ
最後まで頑張らないと幸せはやってこないのだ
Oさん、今夜きっと幸福が訪れるよ





綺麗な写真と動画は清津山の会さんのブログで見ましょう

3 件のコメント:

  1. お疲れ様でした&ありがとうございました。自分も久々の山行だったので足が棒のようです。帰りの下山が堪えました。帰宅後ネットで検索してみると高倉沢を滑っている記録もありました。やっぱり滑る人はいるんですね~。

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  2. 自分は山岳会の会報を読むのが好きで、ほとんどオタク状態です。水無渓谷には東京の山岳会が夏、冬を通して通っています。身近な我々もみちぐささんの指導を受けながら山行を重ねたいものです。又よろしくお願いします。

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  3. 県連行事にしてはハードだったようですが、とにかく晴れて良かったですね。いつの間にか9月ですが沢はまだまだこれからです。行きましょう。

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