長釣尾根~日白山~地王堂川~二居
メンバー:TU、KK
タイム:元橋4:40~平標山8:00~仙ノ倉山9:25~群大ヒュッテ11:30~
日白山14:40~二居15:40
年度末の仕事もようやく見通しがつき、今日は1ヵ月ぶり山行のTUとロングコースをやってみた。午後から天気が崩れる予報、果たしてどこまでがんばれるだろうか。
二居の知り合いの駐車場にTUの車を置かせてもらい、自分の車で元橋へ。朝4時半、誰もいない。ヘッドランプを付け林道を進む。1月に来た時より雪の量が減った感じがする。雑木が繁茂するヤカイ沢を登る。 「夫婦岳樺」 (おだまきが命名)の近くで小休止。ザックが倒れるのと同時にナルゲン水筒が滑って行った。クラストした斜面を……。不注意だった。TUからお茶を分けておらう。
硬い雪面はスキーを背負う。尾根に出ても雪が少なく、山頂まで板をザックに括り付けたまま。快晴!富士山、浅間山、どこまでも空は青く、白い峰は果てしなく美しい。平標山山頂は風も無く、とても穏やかだ。珍しい事だ。ここからアイゼンを付け仙ノ倉山に向かう。途中の山はトラバース。アイゼン、ピッケルを身につけると、なんだか身が引き締まる思いだ。
さあ、いよいよ北尾根からシッケイ沢への滑降だ。仙ノ倉山頂からの下りは雪面が硬く、とても滑ることが出来ない。途中までアイゼンで下降。適度に緩んだところでスキーに履き換える。所々硬い箇所は出るが、快適に下る。U字状の谷をどんどん下る。かつてのクラシックルートは、今もその輝きを失ってはいなかった。出合まであっという間の至福のひと時だった。
心配した毛渡沢の下りも、思いのほか快適に下る事ができた。仙ノ倉谷に新しく架かった橋を渡れば群大ヒュッテに到着。沢が割れている。やっぱりそうめんか蕎麦を持ってくればよかった。のんびりもここまで。今日はこれから長釣尾根を登り返さなくてはいけない。標高差800mを何時間で登れるだろうか。思い起こせば長釣尾根は、20数年前IHやSHと来て以来。急な斜面を登り切れば、あとは根性の一文字。北尾根、谷川山塊、西ゼンなどを眺めながらシールを延ばす。沢を滑る登山者も見受けられる。
日白山からの稜線が徐々に近づく。振り返れば長い、長い長釣尾根が毛渡沢に向かって延びている。最後のひと踏ん張りで稜線に出た。火曜日に来たばかりだが。私はどうでもいいのだが、山頂にこだわるTUに押されて日白山に到着。やれ、やれやっと着いたか。シールを剥がし、いよいよ最後のお楽しみへGO!地王堂川上部は適度に腐った雪で、快適に滑ることができた。火曜日の失敗の反省を生かし、稜線から滑りこむ。大きなブナの間を縫い、沢状を行けば別荘地に到着。埼玉の山岳会の方としばし歓談し、車を回収。長く、疲れた山行が終わった。
時間は4時を回り、私たちはまた 「こしじ」 に向かうのでした。
ヤカイ沢を登る
やっぱり雪が少ない
平標山
無風、快晴
仙ノ倉山へトラバース
万太郎山が手招きしている
北尾根直下の急斜面を滑る
いいですね
がんばった甲斐がありました
酔ってしまいそうです
長釣尾根を行く
清津Zさんが滑った平標沢
今期3回目の地王堂川
今日が一番快適
最後はこれ!
今日もいい一日でした。
ありがとうございました。
凄いですね~11時間ものロングルートお疲れ様でした。
返信削除とても充実感のありそうなコースですね、私もいつか歩いてみたいです。
Zさんの登り返しに比べればまだまだです。若さとは誠に羨ましいものです。午後から天気が崩れるかと思いましたが、ずっと青空のもと充実の一日でした。今日はあちこち筋肉痛です。帰路のこしじで職場の上司にばったり。いやいや沢山の方と会えた一日でもありました。
返信削除いやー、すごいですねえ。一日で辿れるコースとは思えません…。
返信削除帰ったTUの顔にはボクサーのような傷が。充実の山行を物語っていました。