2021/05/05

2021.5.4 風谷山~鋸山

 メンバー:KK TM

コース:風谷山~長陵尾~栖吉

レポート:KK


先人の魂を見た

信仰の山


天気が安定せず、いきなり真冬のような天気になったりで、高山では遭難事故も起きてしまった。コロナも蔓延していて、近場の里山に出かけ頻度が高くなっている。そんな中、小千谷のMさんから、昨年に続き風谷山に行かないかと誘われて同行することになった。

今日のコースは、風谷山から廃道化した登山道を探りながら、鋸山に藪を漕いで行くのだそうだ。相変わらずのテンションの高さだ。栖吉の駐車場は、たくさんの車で埋まっていた。概ね県内№であった。1台デポし、もう一台で風谷山登山口へ。まず不動滝を観照してから山頂を目指す。信仰の山らしく石仏が点々とあり、心洗われる思い。山頂でしばし休憩後、いざ鋸山へ。

出始めから方向を間違えてしまい、暗に先入観だけで行動してはいけないと反省する。藪の中に真新しい切り口を発見するも、その先を導き出せず彷徨する。538ピークに延びる尾根に乗ると、ありました。そこには明瞭な踏み跡。うれしさひとしお。そこから踏み跡は下り按配になり、水田跡と思しきこごめの繁茂する場所に出る。正面にこの時期限定なのか、見事な滝が水を落としていた。

所々にあるトラロープを頼りに、汗をかきかき急登を這い上がる。道ははっきりしているものの、行く手を遮るようにボヨが立ち塞がる。すると、何と先行者2名の背中を発見。好きな人がいるものだ。稜線が近いのか、登山者の声が近くに聞こえる。藪からひょこっと顔を出したら、そこが山頂だった。多くの人が寛いでいたが、密になるのですぐに来た道を戻る。滝の袂で昼食をとる。今日は山菜入りカレーうどんだ。ブヨも寄ってこずゆっくりと時間を過ごす。

下山路は、かつての水田をひたすら下った。この土地まで農作業に来ていたのかと思うと、楽に車を乗り回しては、機械に頼る生活をしている我身が情けなくなる思いであった。暫く下降しているうちに、杉林を抜けると花立峠登山道に合流。踏み固められて道を下れば駐車場にゴールだった。

いやあ、里山奥が深いですね。


やって来ました
里山アドベンチャー

長岡市街を見下ろす

風谷山山頂

山頂から鋸山を見る

相変わらず藪がお好き

踏み跡を発見して微笑むM師匠

鞍部に出る

この時期限定の滝だろうか

花立峠方面

風谷山を見る
山が深い

鋸山山頂

この斜面を滑るのだそうだ

山菜ごっそ

かつての水田跡だろう
恐れ入る

橋を渡るとゴールはすぐそこ

天狗の清水
2杯飲んだ。10年長生き


2 件のコメント:

  1. M師匠の探求心には脱帽です。それにお供するKKさんも大したものです。こだわりと体力のあるおふたりなので、やれることですね。

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  2. Mさんの燃えたぎる好奇心は、消えることなく炎を上げ続けています。研究熱心に脱帽です。

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