2020/05/28

2020.5.28 読書三昧の日々 Ⅱ-6

書名:年報 わらじ
編集:わらじの仲間
発行元:わらじの仲間
所有者:KK

宝物

SNS全盛の昨今、紙媒体による報告書などがどんどん減っている。私もリアルタイムで配信される情報や山行報告を毎日楽しみにしている一人だ。だが、一昔前(この20年位前)は紙の活字により会の活動の内容を知ったものだ。個人の書き手による報告書、コラムなどは、文章の上手い下手を問わず味があり、その人なりの個性が行間からにじみ出ている読みごたえがある。日々の仕事の中、時間をやり繰りして編集、発行された会報、年報、通信をよむのが大好きである。

地元の人さえ、よくその名を知らぬ沢や尾根、峠を遡り、雪を掻き分けて山に入っている「わらじの仲間」。その記念すべき第1号の年報が手元にある。神田神保町の悠久堂で見つけた時の喜びを思い出す。記録を残すというかけがえのない行為を行った最初の一歩が、この冊子に凝縮されている。

コロナによる自粛も徐々に解かれ、少しずつ山に登ろうと思う。

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