2020/04/06

2020.4.5 猿倉山と坊谷山

メンバー:TM(みちぐさH) KK

奥が深い里山紀行
笠地蔵
山腹から見下ろす魚沼地は、実に整然とし、豊かな土地なのだと実感させられた。私が暮らす頚城地は、「やま」なのだなあとそのギャップにため息が出た。

今日は、里山大好きのTMさんと石仏を巡る里山歩きを実施。神仏に頼らざるを得なかった時代の空気を肌で感じようという山行である。まずは猿倉山。カタクリで有名な六万旗山から派生する尾根上にある。集落を抜けると田んぼと杉林になる。すると、おっと!早くも杉林の中に祠や石仏が現われた。幸先の良いスタートだ。三十三番札所ということで、石仏には番号が刻印されている。杉林を抜け、尾根に取り付く。綺麗に整備された登山道の傍らに趣のある石仏が、ちょこんと鎮座している。

いくつかの石仏を過ぎると少し藪が煩くなる。辺りは霙から雪に変わってきた。梢の向こうに沢音が響く。隙間から通して見てみると、立派な滝が水を落していた。おお!すげ~!と感嘆の声。三十二番が置かれている所には、崩れかけた石の祠、以前は何か建造物があったであろう整地された場所だ。しかし、三十三番が見つからない。下山時に滝を見るということで先を急ぐ。そして藪。雪は深々と降り始め、枝に着いた雪を払いながら登ると、既に体はびっしょり濡れている。

急登、平坦を数度繰り返し、ガスが覆う山頂に着いた。三角点で写真を撮り、下山。きっと昔はここまで登っては来なかったのだろう。三十二番まで降り、滝を見に行く。すると、何てことだろう、滝の源流は岩から迸り出る正のその場所ではないか。感動!そうだ、此処のどこかに三十三番の石仏があるはずだと思い、大きな岩の傍らに不動明王らしき石仏があったではないか。また感動!

なにやら、いたく感動してしまい、その場を去りがたかったが、体が冷えてきたので急坂を降りる。へ~、こんなところがあったのか。ああ、歴史が知りたい。

時間も早いので次の山「坊谷山(ぼたんやま)」というのだそうだ。標高300mのこの山も感動ものだったが、同じ括りで記すのもなんなので、報告はいつかまた。

歴史ロマンの旅へ
まずは杉林を抜け
綺麗に整備された道
急坂を登る
三十二番 平らになっている
そして雪藪へ
激しさを増す藪と雪
三角点に到着
好きだね~
滝の源流
この岩から清水が噴出していた
三十三番 やはりここにあったか
猿倉山全景
そして坊谷山へ 旧国道から入る
更に立派な道
ありがたい石仏群
天気回復か
美しい造形
山頂にて
郡界尾根が姿を見せる
もう一つ 権現様へお参り
坊谷山山塊全景


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