メンバー:KK
コース:十字峡~
タイム:十字峡4:50~日向山7:40~山頂10:10~
祓川10:40~山頂11:40~十字峡14:25
魚沼版 試練と憧れ
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今年も何とかやれそうだ |
2,011年の大震災の時も虚しさ、自分の不甲斐なさをいやというほど感じたが、今年は違った意味で、自分ではどうにもならないもどかしさを感じる年になってしまった。一日も早く普段の生活に戻ってほしい。ただそれだけだ。
なるべく人との接触を避けていこうと思い、平日に休暇を取り、この時期誰も行はしないだろう三山の盟主中ノ岳に行ってきた。案の定行も帰りも1人にも逢わなかった。
朝4時。三国ダム管理所の駐車場に着いてみると、通行止めのゲートはなく、十字峡まで車で行くことができた。1時間半儲かった。準備を整え、出発。この時期、登山道の下部は雪がなく、兼用靴での登りは辛い。そこで今日は、履きなれた足袋を履いていくことにした。足元は軽く、いいペースで進む。鎖場を過ぎ、稜線が平らになるところで雪が出てくる。放射冷却で雪面が硬いので、そのまま旅で登り上げ、結局日向山までスキーを担いだ。
日向山からスキーで急登が始まる基部まで進む。ガチガチではないが、単独であり慎重を期してアイゼンに替える。頑張ればスキーで山頂まで行けただろう。周りの景色を見ながら、此処が頑張りどころと自分に言い聞かせる。稜線に辿り着くと、幾分風があり肌寒い。そして山頂。今年もここまでやってくることができた。だが、もう一つ今日の目標は、祓川を滑ることにある。ピークを越し、避難小屋に向かう。小屋は雪にすっぽりと埋まり、どこにあるのかわからなかった。
祓川の斜面も雪がべったりで、手招きしている。しかし、雪は思ったほど緩まず、硬めの斜面だ。そしていざ行かん。大きなターンを描きながら水無渓谷を正面に落ちてゆく。夢にまで見た光景である。鞍部まで行こうかとも思ったが、弱気な心が待ったをかけ、3分の1弱を残し、登り返すことにした。越後駒ケ岳がドーンと聳えている。
登り返して、そのまま再び山頂へ。シールを剥ぎ、緊張の下山となる。
硬めの斜面で転ばぬように、ジャンプターンで高度を落とす。7合目辺りからやっと滑りやすくなり、その後は一気に。平らになったところで、シールを張り直し日向山へ。今度は暑い!山頂で休憩をとり、4合目に向かって大きな斜面を滑る。尾根は細くなるが、スキーで行けるところまで行こう。繋ぎ、繋ぎで鎖場上までやってくる。満足だ。
後向き体勢が続く尾根をどんどん下る。所々残る雪で、私の足袋はびしょびしょ。徐々に三国川の川音は近くなり、ゴール。達成感でいっぱい。
人との接触をなるべく避け、静かな里山めぐりをしよう。
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頑張ったつもりが、まだ1合目 |
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鎖場までこんな感じ |
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朝日が当たる八海山 |
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遥か日向山 |
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振り返ると |
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ネコブ山~下津川山 |
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日向山下の快適斜面 |
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日向山山頂 やりました! |
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八海山がど~ん |
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御月山 |
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いざ急登 |
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登り上げて稜線へ |
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中ノ岳山頂 よくやった! |
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祓川を滑って |
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振り返る |
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越後駒ヶ岳 |
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張り出した雪庇 |
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今日の足回り |
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早くコロナが終息しますように |
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奥が滑った斜面 |
KKさん、今晩は。やっと当日の先行トレースの主が分かりました。自分は4/3に三国川ダムから中ノ岳を往復しましたが、やはり周回BCをやりたくて当日十字峡登山口から丹後山へ登り、利根川水源地碑、大水上山、兎岳、中ノ岳と周回し、KKさんのトレースを見つけ、中ノ岳南西尾根を滑走して十字峡登山口に戻ってきました。3回目のBCで初めて中ノ岳でトレースを見つけ、同じ仲間がいることが分かって少し嬉しかったです。どうもお疲れ様でした。自分の記録はヤマレコに公開しています。
返信削除おはようございます🗻🎿⛄
返信削除先行車がそうだったのでしょうか。中ノ岳を登ることをひとつの指針にしています。今年も何とかやれて嬉しいです。BCでは、中々人に会いませんが、中ノ岳には通おうと思っています。
只今自粛中。田んぼに精を出しています。🚜