2023/11/06

2023.11. 3~4 甲武信ヶ岳

 

甲武信ヶ岳からの眺め
メンバー:SH TH
コース:1日目:毛木平~千曲川源流遊歩道(沢コース)~甲武信ヶ岳~木賊山~甲武信小屋
    2日目:甲武信小屋~三宝山~大山~十文字小屋~毛木平

何年も前からこの山に行ってみたいと思っていてようやく実現した。いつも見ている信濃川の源流をこの目で見てみたかったことと沢コースから十文字小屋を周回するコースがどんな登山道でどんな景色が見えるのかが楽しみだった。
今回は10年振りくらいのテント泊。いつもより重いザックで多少の心配はあるが、テント泊も楽しみだった。

6:55分 毛木平登山口(1,433m)出発。夜明け前にすでに駐車場は満車で路駐もあり。前夜出発で良かった。晴れてかなり高温になる予報だが、標高が高いのでしばらくは手袋をはめていてもなかなか温まらなかった。

とても広い道を進み、左に西沢の流れを見ながら歩くのは気持ちが良かった。途中からしばらくはこんなカラマツ林もあり晩秋らしい。

8:54分 ナメ滝、ここも素敵な場所だった。奇麗な沢と周辺の景色を見ながらずっと歩け。また、緩やかな登りは足への負担も少なくて楽だった。

千曲川源流まで1.8㎞。登山道は相変わらず緩やか。

千曲川・信濃川水源地標

ここから長~い距離を経て日本海へと流れているのだなぁ。想像以上に奇麗なところで枯れた上部の沢も広くて苔もあって明るかった。

11:07分 このコースで初めての急登のあと、国師ヶ岳、金峰山との分岐に着いた。そこを過ぎてからは平坦な道で木漏れ日が差し込みいい雰囲気。

登山道脇の展望の良い場所から甲武信ヶ岳の山頂が眼の前に。山頂には多くの登山者が確認できた。

そして、南方向には富士山が美しい

11:55分山頂着、一角にこの標識。遠くには八ヶ岳連峰。山々は晩秋色に染まっていた。


丁度、逆光のタイミング。山頂の標柱。

12:21分甲武信小屋。受付をしてテントを張る。この時はまだ8張ほど。
 
時間もまだたっぷりあるので、隣の木賊山まで足を延ばす。途中で振り返って見る甲武信ヶ岳と右に明日行く三宝山。
木賊山は樹林帯の中

午後4時過ぎのテント場。小屋も満杯、テントも40張はあった。

早めの夕食を終えてアーベンロートを見に再び山頂へ向かった。想定外のたったの3名で山頂を独占し、夕日が沈んでいくしばしの時間を静かに見ることができた。

ついつい山頂とその周辺で何枚も写真を撮ってしまった。

2日目の朝、甲武信小屋を7時過ぎに出発し、巻道を通って7:48分に三宝山。甲武信ヶ岳より約8mこちらの方が高いのだった。埼玉県の最高峰でもある。展望がないのが残念。

三宝山からの下りは北八ヶ岳の雰囲気に似ていた。鞍部に尻岩、かなりの大きさ。この先の登りは大きな岩場を登って行く。変化のある登山道で飽きない。

破風山と東破風山方面。破風山避難小屋が確認できた。

武信白岩山に向かう途中から振り返って三宝山。この辺りは痩せ尾根の岩峰で見晴らしが良かった。
武信白岩山へは「閉鎖中」とあり、登れず。かっこいい山頂で登ってみたかった。

大山手前のビューポイントからの景色

10:16分 2,225mの大山。三宝山を見る。

両神山が見えた。

大山からの下りは急降下。岩場で鎖が3~4本ほど続いた。このコースはアップダウンがあるが、変化があって楽しい。

十文字小屋へは樹林帯の素敵な下り道。大山あたりからだっただろうか、シャクナゲがとても多くて咲く時季に来てみたいと思った。

11:02分 十文字小屋。広々としていてのんびりしたくなる。小屋の周囲にもシャクナゲが多くあった。ここでコーヒータイム。ここから毛木平まで4.3㎞。

毛木平までのくだりの後半は地面には落ち葉、目立つもみじの紅葉と周囲の景色が美しかった。ここは五里観音(看板には一里観音菩薩)

わぁ!この辺りはまるで庭園みたい!と思った場所。

橋を渡って間もなく沢コースと合流し、13:08分毛木平着。甲武信ヶ岳も良かったが、2日間歩いた登山道に美しいところがたくさんあって感動した登山だった。

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