2016/01/03

2016.1.2 苗場山山スキー

メンバー:SH IH TU MW KK
タイム   :小赤沢6:20~3合目8:20~6合目辺り10:30~台地12:10~
               苗場山山頂12:45~小赤沢16:35

埼玉からの遠征組を交え、どこに行くか検討したところ、地元苗場山に行くことになった。当然藪覚悟だが、はたしてみんなのモチベーションがどこまで持つか、それが一番の課題であった。それでも1月の苗場山に立ちたいという気持ちと、もうどうにでもしてくれという藪攻撃に打ち勝って全員でピークを踏めた。それにしても疲れた山行であった。

津南で埼玉組と合流し、一路小赤沢へ。秋山郷への国道をのろのろと走り、集落外れの林道入口に駐車。気温は低く、雪が乾いている。暗くてよく見えなかったが、先行するトレースがある。TUの情報によれば、前日金沢のYASUHIROさんらのパーテイーが入ったらしい。先行するトレースに躊躇するが……。旧道の入り口でトレースを離れ、林道を進む。この時を待っていたTUのラッセルが先頭を行く。途中で先行者のトレースに合流しそのまま3合目に到着した。この時点で早くも疲労の色が濃くなってきたが、ここではまだ引き返せない。

夏道沿いにトレースは延びおり、ヘッドライトで進んだYASUHIROさんPに驚く。(ごく普段通りのことだろうが) 岳樺の広場に着き、見上げる壁は当然藪である。誰かが引き返したいと言えば、賛成多数で即決状態。しかし、何となく先頭の足が先に延びて行き、ズルズルと進むことになった。夏道沿いから離れ、ルンゼ状の斜面を登り、藪の薄い小尾根をトラバース。あとはひたすら木を避け、笹の上を滑りまくり、モンスター化した木を潜り、ボヨを掴んで這い上がりと悪戦苦闘の連続。それでもいつしか夏道の坪場と目線が同じくなると台地は近い。最後は緩くなった斜面をラッセルすれば、広々とした雪原が目に飛び込んだ。

下山時間を13時と決めておき、山頂を目指す。1月とは思えない無風快晴の中軽いラッセルをすれば小屋に着いた。足は錘を着けたように重いが、全員山頂に到着。澄んだ空気で谷川岳から巻機山方面まで一望だ。ゆっくりと休みたいが、時間も迫り下山開始。苦闘の始まりだ。どこをどう降りようと藪に捕まること必至であり、ただただ安全にゆっくり下りるしかない。登りに使ったルンゼに歓声を上げたのもつかの間、樹間滑りは危険を増し、3合目までは気を抜けなかった。

陽が陰りはじめた頃、漸く駐車場に到着。残すのところは楽しみにしていた林道滑り。トレースでスピードを上げ、脇の雪面でスキーを浮かし、腿が悲鳴を上げた頃車に到着。辺りは薄暗くなっていた。よくやったなあと一同喜び合い、ヨロヨロと十日町に戻った。






新調したスキーで先頭を行くTU















林道は長い
話声が途切れる












3合目から先
尾根は一部快適











大赤沢新道
猿面峰










シラビソの林を抜け岳樺の広場に














日蔭山、霧ノ塔の稜線をバックに高度を稼ぐ











少しでも藪の薄いところを狙うが、直ぐに次の藪に捕まる












やっと台地に着く
やれやれ










皆!着いたぜ!












山頂を目指す












小屋が見えてきた
清々しい景色












やったぜ!











最高のロケーション











笹藪を蹴散らす












ルンゼを滑降するIH
相変わらずの滑りだった












辿り来た峰を振り返る

4 件のコメント:

  1. おっじゃんショ2016/01/04 19:16:00

    新年苗場山登頂、おめでとうございます!!
    がんばりましたねぇ!本年は、皆さんに苗場伊米神様のご加護がある事でしょう♪

    土曜日は真冬並み?の寒さになるってサ???

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  2. よっしゃ!来週に期待するか。藪ばっかりやっていると、藪スキーもありかなあ、何て気持ちになって来た。ちょっとやばいかも。

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  3. 厳冬期の苗場山、お疲れ様でした。YASUHIROさんとニアミスでしたね。皆さんの記録を見てると雪が少なくとも山へ行かなければと思いました。

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  4. 藪を愛する男になりそうです。次の寒波に期待したいです。氷山も狙いたいです。

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