2016/02/27

2016.2.27 昼闇山山スキー

メンバー:TU KK
コース   :昼闇谷
タイム   :焼山温泉5:20~稜線11:10~山頂12:40~焼山温泉15:30

数年来の夢であった頚城の昼闇山に行ってきた。日蔭山を一人で向かおうとしていたら、TUから嬉しい誘いがありすぐ計画にのった。朝2時半に自宅を出発。一路焼山温泉へ車をぶっとばす。

月が出ている。午前中は良い天気だそうだ。準備を済ませ、今は営業をしていないスキー場を進む。ゲレンデ跡は何かイベントがあるのだろうか、キャタピラーの痕が続いている。仲良く並んで、おしゃべりをしながらスキーを滑らせる。このままどこまでいくのだろうか。うれしいような、ちょっと不安のような。痕はそのまま新田山方面へと続き、代わってトレースの跡が我々を誘った。これは楽チン。だが、上手い話はそう長くは続かないのが常だ。いきなり膝ラッセルが始まった。ラッセルはこの後も続き、結局山頂まで重雪、深雪に苦しめられた。

アケビ平のスギ林を抜けると、少しずつ昼闇谷が開けてきた。谷は完全に埋まり切っておらず、所々穴が開いている。沢を詰めるのを諦め、左岸の尾根に這い上がる。後はこの尾根を稜線までハイクアップ!雪は思いのほか多く、今までの山行で感じていたストレスが無い。周りの景色は、まさに頚城である。稜線直下の急壁を凌ぐと絶景が待っていた。雨飾山、金山、大毛無方面。頑張った甲斐があった。

稜線から見上げる山頂は、険しく、遠くに見えた。一旦下り、風に荒らされた雪面を登る。大きな斜面をトラバース。緊張が走る。幾分雪面がクラストしてきたのでクトーを装着。尾根を巻くように回り込み、最後は風雪の強くなった山頂に着いた。今度は焼山と火打山が迫って来た。焼山からはモクモクと煙が上がっていた。大丈夫なのだろうか。

大きく張り出した雪庇に遮られ、下から目標にしていたドロップポイントが見つからない。安全を考え、帰路は元来たコースを取ることにした。絶え間なく変化する雪質に翻弄されて下降を繰り返す。深く、少し重い雪であるが、気持ち良く下ることができた。途中からはスノーモービル、圧雪車の痕を思いっきり滑らせて山行を終えた。





アケビ平に月が残る













阿弥陀岳や烏帽子岳が浮かび上がって来た











昼闇谷は埋まっていない












おお!
この景色を待っていた











振り返ると権現岳と鉾ケ岳













この尾根を登り、下って来た












昼闇山山頂直下











苦しいラッセルが続く













雨飾山










更に山頂へ
奥は金山














山頂から焼山、火打山












快感!











落ちていきます













今日も試練は続く










【写真を追加】
 
 
 
 
 

4 件のコメント:

  1. おぉ~行って来られましたね!
    寡雪状態では昼闇谷・一ノ倉川、共に無理かな~と躊躇してました。

    さすがTUさん・KKさん、お疲れ様でした!

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  2. ちょうど同じような山域をチェックしていたのでとても参考になりました。谷はやはり埋まってないんですね。私も天気のいい日に行ってみたいです。

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  3. とても疲れました。久々の長時間でした。頚城は静かで、魚沼とは一味違う山域ですね。今季また訪れたいです。

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  4. EVA父さんの乙妻山の記録、氷沢川の状況が気になっていたのでとても参考になります。
    昼闇山頂から見る焼山も金山も雨飾山も上部は結構白いのですがね…。

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