コースタイム:見倉登山口5:30 同発5:55 金城山7:25 水場(沢)8:05 中屋敷分岐8:35 小松原避難小屋9:15 避難小屋発10:00 中屋敷分岐10:30 金城山11:30 見倉登山口着12:40
以前から行って見たいと思っていた「小松原湿原」に見倉登山口から行ってみることにした。 意外と早く登山口に着いてしまい、周囲が明るくなるまで待ち、6時前に出発。先週の越後駒ケ岳とは違って私たちの車しか駐車場にはない。
出発して数十メートルも行ったかいかないうちにいきなりの急登が始まった。ブナ林の中のその急登は見上げる先はどこまで続いているのかわからないほどだ。一歩一歩確実に登っていくが、息が切れる。ようやくちょっと緩やかになったところで「ん、あれはきのこ!絶対食べられるよね。帰りにゲットしよう。」それからは登りながらきのこがないか目を光らせるが、その後はさっぱり。緩やかになった登りは短くまたまた急登となった。登り続けること1時間半でようやく金城山に到着。
金城山からしばらく行くと今度は一旦下り道。鞍部まで下がってまた登ってまた少し下ると沢と出会う。いい所に水場があるのは嬉しい。もうひと登りでいよいよ湿原が現われるか、と期待に胸が膨らむ。
とても緩やかな道になってきたのでそろそろかなぁ、と思っていたら、おぉ!ようやく湿原が現われた。とうとう、やってきたのだ。ここから避難小屋までルンルン気分で次々現われる湿原とその周囲の木々やナナカマドの赤い実の景色がきれいで見とれてしまうほど。それにしてもこんなところにこんなに数多くの湿原があるとは不思議である。
日陰山の向こうの山はすでに雪で白くなっていて、いつここにも雪が降ってもおかしくない晩秋の景色である。
避難小屋には9時15分と早い到着となった。じっとしていると寒くなる。小屋の外で食事をとり、下山開始。今日は誰ともまだ会っていない。本当に静かな晩秋の湿原だ。これから長い冬がここにもやってくるのだな、と思うと感慨深い。
木道はかなり古くなっていて滑って転ばぬよう気をつけて行く。金城山から半分くらい下ったところで二人の登山者と初めて出会った。この後はお楽しみのきのことり。「ムキタケ」をたくさんとり、なめこは少量の収穫。萌木の里でお風呂に入りその日のうちにまずはきのこ汁を、翌日はバター炒めで秋の味覚を楽しんだ。
見倉登山口
金城山のブナの木に埋まった標識
水場の沢、夏でも枯れることはないだろう
やっときました、小松原湿原へ。最初の湿原には木道がなく、申し訳ないが、踏み跡をたどって横断した
かなり傷んだ木道もあった
前方に見えるは黒倉山
静かな湿原
小さな尾瀬って感じ
しっかりした避難小屋でした
避難小屋を出発してきた道を戻る
見倉からはまだ登ったことがありません。急登とは聞いていましたが、大変そうですね。小松原には今年4回行きました。木道の修復や倒れている木を切ってきました。ここも今では十日町市なので一層親しみが湧いてきます。早くも冬が来そうですね。
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