2011/05/01

2011.04.29-30 黒部北ノ俣岳 山スキー

メンバー:TU
コースタイム:
4/29 6:00 林道途中車止め 6:25 林道歩き4.2km 7:30 飛越トンネル
   10:35 寺地山 11:40 北ノ俣避難小屋 14:00 標高2420m付近 雪洞泊
4/30 3:30 起床・荷物デポ 5:00 登山開始 5:35 稜線 
   6:20 北ノ俣岳東面滑降・登り返し 8:00 稜線 8:05 雪洞・撤収
   8:50 避難小屋 11:20 寺地山 13:05 飛越トンネル

4/29
2泊3日で積雪期の黒部源流を眺める計画。
雪解けが遅いようで、飛越トンネルまで林道約4kmをスキーを背負って歩く。
トンネルから寺地山を経て北ノ俣避難小屋までの尾根歩きは、地形のアップダウンに加えて積雪の波打つような凸凹が多くなかなか疲れる。
登り始めは日が差したがやがて雲に覆われ、避難小屋から先はガスに包まれる。
風も強いため稜線裏でのテント泊は諦め、2400mを越えたあたりの雪庇に雪洞を掘る。
作業中、長野と名古屋から来たスプリットボードの二人組に声を掛けられ、3人用の雪洞を掘ることにする。
約2時間で雪洞完成、ビールとスコッチでお疲れ様。
疲れたのでそのまま晩飯。長野方面の雪山の話などを聞きつつ酒盛り。
夜中には星が出ていたらしい。

4/30
荷物をインナーにまとめ雪洞入口にデポし、北ノ俣岳を目指す。
クラストを心配していたが、新雪が積もっておりシールで登ることができた。
山頂はかなりの強風。黒部源流の山々を眺め、薬師沢源頭を滑る。
山頂に登り返すと一段と風が強く、西の空は黒い雲に覆われている。
この時点でこの日のうちの下山を決定。
デポ地点に戻ると山頂以上の強風が吹き荒れ、体が飛ばされそうな地吹雪。荷物もほとんど雪に埋まりかけ。
まずは避難小屋を目指して滑る。雪質も良く広大で素晴らしい斜面だが、テント泊装備、それに2泊目の食料と酒が重くてぐだぐだな滑り。
避難小屋にて水分・栄養補給と同時に軽量化を図り、飛越トンネルを目指す。
風は収まらず、寺地山付近では細引きでザックにつけたスキーが強風になびいた。
やがて雷が鳴り始め、トンネルに着く頃には雨がぱらつき、長い林道を車までたどり着くとすぐに土砂降りとなった。


飛越トンネル。


登りの最初、ほんのわずかな時間だけ快晴。


2日目の朝、稜線に出たところ。ぼんやりとした朝日。
風は強いが空気は冷たくない。



北ノ俣岳山頂に向かうスプリットボードの二人組。奥に黒部五郎岳。



黒部源流の山々の向こうに槍ヶ岳も。
7年前の源流周遊ルート、及び今夏の予定ルートを確認。
西側からは強風とともに黒々とした雲が流れて来る。


薬師沢源頭部の向こう側に雲ノ平。












北ノ俣岳から寺地山方面の斜面。

2 件のコメント:

  1. こんにちは、スプリットボーダーのMです
    あの時は大変お世話になりました、ありがとうございます
    今度機会がありましたらご一緒できればと思ってます
    それでは気をつけて山をお楽しみください
    よろしければこちらも
    http://pub.ne.jp/tb.php/3628105

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  2. こちらこそ大きな雪洞を掘ったりして楽しかったです。
    できればお二人の滑りを見てみたかったです。
    また山でお会いしましょう。

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