メンバー:SH TH
コース:芳ケ平~雨生ケ池~番屋山~天保古道~椿尾根~芳ケ平
以前から気になっていた番屋山。芳ケ平は遠い昔、八十里越の宿場町として会津と越後を結び、人々が往来していたところだそうだ。源氏の落人が長い間暮らしていた土地でもあるという。そんな昔のことに想いを馳せながら周回コースを巡ってみた。
しかし、撮影してきた写真の前半をうっかり削除してしまった!スマホで撮った写真でカバーしました。
芳ケ平駐車場にはすでに7台ほどの車あり。キャンプに来た人、釣りを楽しみに来た人もいた。道路はゲートを過ぎてから急に狭い道となり、山のへりをくねくねと奥へ奥へと進んで到着である。
馬場跡の石塔で分岐となっていて左の雨生ケ池の方に進む。杉林を抜けるとブナ林に変わり、その先に雨生ケ池。思ったより大きな自然湖でブナ林も素敵できれいな場所である。
この先、紅葉したブナ林を映し出す雨生ケ池を見ながら緩やかに続く登山道がとても気持ちよかった。
急登になってしばらく行くと左手にどっしりと粟ケ岳が見えた。右に連なる山々は河内山塊だろう。奥深い。
10:00少し前に山頂に到着。いつも見ている守門岳を逆の方向から初めて見た。
守門岳山頂付近はうっすらと雪に覆われていた。いい眺めである。
山頂の標柱。山頂はあまり広くはない。
休憩した後は周回コースを行く。
こちらも最初は急な下り道である。今日は天気も良く紅葉もきれいで気持ちがいい。
ここは昔の人々の往来のあった歴史ある道だったのだ。遠い昔に想いを馳せるてみる。
1か所だけ斜面の崩落があったが、ロープがしっかり取り付けてあってありがたい。
要所要所に看板もあり、刈払いもされていて整備してくださった方々に感謝!
ここからの下りは「椿尾根」。名前のごとく椿が多くあった。
「椿尾根 標高七三五米 右鞍掛峠 左芳ケ平」とある。
この先、このような看板がいくつかあり。「天保古道」の後に「明治新道」ができたのだろう。ふたつの歴史の刻まれた道と今の登山道の3つが絡み合っているようだ。
橋を渡ると平成27年に改築された芳ケ平山荘とキャンプ場と駐車場がある。
登って来た番屋山が見える。駐車場周辺は60台ほどの車があった。
古道、苔むした石仏、歴史を辿る旅は心を穏やかにしてくれますね。いつか私も巡ってみたいです。
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